Good Frlend!(motovlog)

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ビモータ風エアロデザインが逆に…、初代ホンダ・CBR400R。(番外編vol.3066)

2021-10-13 09:33:03 | 日記
今日も残念な不人気車って事で「懐かしさと悲しさ」を織り交ぜてご紹介するのが、この初代のホンダ「CBR400R」です。(笑)

人気だった空冷モデルの「CBR400F」シリーズからのモデルチェンジで、

1986年に登場した、一応、80年代を代表する「レーサーレプリカ系」に属する中型オートバイの1台です。

まず、1983年に登場したスズキ「GSX-R400」から400cc4ストレプリカが人気を博するジャンルへと一気に成長し、

各社、新開発をどんどん進める事となる訳ですが、どうもこの頃のホンダはオートバイのデザインを模索してた感じがしますね。

この初代のホンダ「CBR400R」に採用されたデザインは、

当時あった海外の高級ブランドである「ビモータ」を模倣した様な「エアロ」デザインで、

本来の「レーサーレプリカ」のデザインから大きく離れてしまう結果を招いてしまい、

ホンダ初の400cc水冷エンジンを搭載しながらも「デザインの方向性を間違えた」事で残念ながら不人気車となった経緯です。

最終モデルが翌年の1987年までで、その後人気モデルとなる2世代目「CBR400R」へと進化する流れです。

事実上、ホンダの4ストレーサーレプリカは2世代目モデルから配信されたと思ってる人も多いんじゃないでしょうか。

それほど「あれ?「CBR400R」にこんなモデルあったっけ?」って思われるほど、

人気ジャンルにも関わらず、初期モデルは「売れなかった」ですねぇ。(笑)

しかしスペックを見ると決して悪くはなくエンジンは新開発の水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブを搭載し、

排気量は400ccで最高出力が59ps、最大トルクは3.8kgで乾燥重量が165kg。

ガソリンタンク容量が16リットルで市街地での平均燃費は約20km。

満タンからの航続距離が約320kmなので、片道での最大距離は約160kmと言う計算になります。

またエンジンは高回転式を狙った35度バンク型で、ホンダお得意のカムギアトレーンシステムが採用されていました。

これらを見てみると性能に関してはライバルに対抗出来るレベルで、決して悪くはないです。

結局「問題なのはデザイン」って事ですね。(笑)

やはりオートバイは見た目で選ばれるって事を証明する典型的な失敗作で、

本来「CBR400R」であるならば、登場前から売れて当然の車両だったと考えられますよね。

それでもデザインが良くなければ売れないって事です。

まさに、ホンダらしからぬ失敗作と言える1台ですね!(笑)







コメント
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