Good Frlend!(motovlog)

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大型スポーツツアラーになりきれなかった…スズキ・RF900R。(番外編vol.3067)

2021-10-14 10:10:40 | 日記

何となく見た事はある様な、無いような…、そんな悲しい残念バイク…この車両も不人気から当時、

全然売れませんでした。(笑)

と言う訳で、今日の1台、一応、大型スポーツツアラー?に属する90年代のオートバイ、スズキ「RF900R」です。

皆さん知ってましたか?(笑)

当時は国内での排気量制限(〜750ccまで)がなくなった時代に程なくして登場したモデルで、

初期型が1994年からで、最終の生産終了モデルで1999年まで。

さらに、何故かその間にこれといったマイナーチェンジも行われず、5年ほど売られ続けたのですが結果は「大敗」。

その要因はとにかく大型バイクとして「全てが中途半端」だった事が考えられます。

ライバル車に属するホンダ「CBR900RRファイヤーブレード」や、ヤマハ「FZR1000」などもありましたが、

これらを含めて、そもそも「このジャンル自体が不人気」でしたからね。(笑)

もっと言えば、90年代のスポーツバイク(SS)が1000ccで統一される以前、

中型バイクが人気の中心であった事も含め、大型のスポーツバイク(SS)とツアラーの合いの子になってる時点で、

ただ「魅力の薄い大型バイク」というレッテルを貼られてた事は間違い無いです。

人気を博する様になるのは、その後に登場する初期型ヤマハ「YZF-R1」が出てくるまで待つことになります。

そんなジャンルが不人気だった中でもさらに人気出なかったスズキ「RF900R」…。

何故なんでしょう。(笑)

バシバシのスリッドをカウリングに与え、まるでフェラーリのテスタロッサの様なフォルムだったのにも関わらず、

やはり「デザインの問題」も大きな要因であった気がします。

見た目がスズキらしいと言えばそうも言えますが、どこを見ても特にインパクトはなく魅力的に見えない…。

やっぱ最終的にはここに到達してしまいますね。

一応スペックをご紹介しますが、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量は900cc。

最高出力が89psで最大トルクは8.7kg。

ガソリン容量は21リットルで市街地での平均燃費が約25km、

なので航続距離は約525kmで片道計算すると262kmと言う走行距離になります。

一応ツアラーとして十分な燃費と距離を誇っていますが、結局はそれを知る以前の問題だったんですね。(笑)

運転姿勢は比較的スポーツバイクに近い前傾姿勢でハンドルが遠くて低い仕様となっています。

ワインディングではそこそこ走るバイクだった様ですが、返ってこれが中途半端という結果を招くこととなった様です。

大型ツアラーを目指すなら最初から「隼」レベルまで上り詰めるか、

スポーツバイク(SS)で行くなら「GSX-R」シリーズレベルまで行くべきだったって事です。

ただ、以前に紹介したホンダ「ブロス650」もそうだったですが、

今から乗るなら中古市場で30〜40万円あたりで買えるので大型ミドルとして乗るのも良いかもしれません。

ほとんど見かける事のない珍しいオートバイですし、とにかく安いですからボクの様な貧乏ライダーにはもってこいです。

ススキ好きで、割り切れる性格の方なら逆にお勧めかもしれませんね!(笑)







コメント
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