
加美郡内のりんご生産者14名で組織する加美郡りんご協議会は、毎年研修会や先進地視察などの調査・研究活動を精力的に行っています。令和7年7月15日には、これら活動の一環として、参加者の園地を巡回し着果状況や病害虫発生状況などの確認を行う現地検討会を開催しました。当日は台風5号の影響もあり、あいにくの雨模様となりましたが、夫婦での参加もあり15名の参加がありました。
今年の発芽期以降の生育は平年よりも3日早く、果実肥大も平年よりやや進んでいる状況となっており、褐斑病の発生が散見されたほかはハダニなどの発生も見られず、ここまで順調な生育となっています。
普及センターからは、今後発生が予想される病害虫防除や新梢の管理、暑熱対策等について情報提供を行いました。
また、宮城県では、毎年農薬の使用機会が多くなる6月から8月までの3か月間を農薬危害防止運動実施期間と定め、農薬の適正使用についての呼びかけを行っているため、農薬の安全使用についての確認も行いました。
当センターでは、今後も会員の技術向上のため、協議会活動の支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910