宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和4年産水稲乾田直播栽培の播種が始まりました!

2022年03月18日 13時08分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 亘理農業改良普及センター管内では,東日本大震災後,法人等の大規模経営で水稲乾田直播栽培が注目され,取組面積が徐々に増加しています。管内における令和4年度の取組面積は,令和3年度から約40ha増加し,200haを超える見込みです。

 乾田直播栽培では,育苗や代掻きに要する労力を削減するとともに,移植栽培との作期分散が可能となります。管内における播種作業は,例年3月中旬から始まり,移植栽培の管理が始まる4月中旬には終わります。今年は,年明けから3月にかけての降水量が少なくほ場準備が順調に進んだため,例年に比べ前倒しで播種が進んでいるようです。令和4年度は,古川農業試験場が岩沼市で早期(2月上旬)播種の実証試験に取り組んでおり,播種可能時期の拡大が期待されます。

 乾田直播栽培では,「雑草防除」や「肥培管理」において,移植栽培とは異なる管理が必要となります。普及センターでは,令和元年度から「水稲直播栽培勉強会」を開催し,情報交換をするとともに技術的な課題について検討してきました。令和4年度も,乾田直播栽培技術の高位平準化に向けて重点的に支援していきます

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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