「ゆっくり」と「おそい」

 民謡研究家の竹内ツトムさんは、こう言っていた。

 ゆっくりというのは、早くできる人が余裕をもってやること。
 おそいというのは、早く出来ない人が精一杯やること。

 竹内さんは「三味線」の弾き方について上記のようなことを仰っていた。

 しかし、これは多くのことに当てはまる。

 昨日るち続いて、ご詠歌研修所の、進級検定(15人)の審査員。
 ご詠歌を始めてから一年の成果を聞かせていただいた。よかったと安心した。私のほうが上手である。
 私は「ゆっくり」ご詠歌を唱えられるが、彼らはまだ「遅くしか」ご詠歌を唱えられなかったからである。
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