レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2007-05 |
「レバレッジ時間術」
著者は、レバレッジコンサルティングという会社の社長さん。
「レバレッジ」とは、「てこの原理」という意味。
「時間を使って、時間を増やす!」
「時間を投資して、時間資産を作る!」
・・・ということで、『時間の財テク』(?)のお話です。
誰にでも平等に与えられた「時間」を活用することで
人生には、こんなに差がつくのね・・・という事実にちょっとショック。
著者は、「ハワイに住むこと」を人生目標として
そこからの俯瞰逆算で、今日の自分を作り出したそうです。
モットーは、「Doing More With Less」
(少ない労力でより多くの成果を!)
●日本の労働生産性は、先進7カ国中、最下位。
知的労働が中心となるサービス業などの労働生産性が
極めて低いため。
●「まったくするべきではないことを能率的にする。
これほどむだなことはない。」(P・F・ドラッカー)
●問題なのは、「忙しい」=「これ以上は何もできない」と思い込むこと。
効率化する努力を放棄して、勝手に自分の限界を引き下げては
「時間資産」はできない。
●毎週5時間かかるルーチンワークを、毎週1時間でこなせば、
1年で250時間かかっていたのが、50時間で済む。
200時間が新たに生まれる。これを次の「投資」に回す。
●仕事は100点が必要なものばかりではなく、80点で合格が多い。
80点の仕事をより多くこなすことに時間を割くべき。
●時間割は、自分にアポイントを入れておくようなもの。
一度決めてしまえば、迷わず自動的に体が動くようになる。
●やるべきことを書きとめた「ToDoリスト」は、あくまで「受け身」。
「タスクリスト」に変えて、成果を出すための俯瞰逆算リストにする。
●朝の通勤時間やランチの時間など、
みんなが行動を始める30分前にアクションをおこす
「自分時差」が大きな付加価値を生む。
●「人に任せる」は、究極の効率化。
自分のできないことや不得意なことは人に任せて、
自分が得意なことは一生懸命やる。
これが「選択と集中」。
●重要なのは、「自分の時間は自分でコントロールする」という意識。
時間に対して「アクティブ」になって、
「時間に追われずに成果を上げる生活」に・・・。
いろいろ述べていますが、
結局は、「整理整頓」と「規則正しい生活」です。
これがなかなかできないのですが・・・、
とりあえず、「忙しい!」と言葉に出すのは、
やめようと思いました。