風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

横浜マラソンへの道(7)

2015-03-17 02:54:44 | スポーツ・芸能好き
 週末、横浜マラソンを走って来ました。数日前まで、曇りのち雨予報で、雨の中を走るとすれば、10度目のフル・マラソンで、18年前のニューヨーク・シティ・マラソン以来のこと。当時は若さが11月のニューヨークの寒さを吹き飛ばしましたが、この歳ではさすがにキツい。祈るような気持ちで“てるてる坊主”を毎日心に描いていたら、どうにか祈りが通じたようです。しかし、速報ベースで4時間40分、昨年の板橋シティ・マラソンに続いて、不完全燃焼に終わりました。昨年の不本意な走りの原因となった足裏のマメを予防するため、勝負シューズであるアシックスのターサー・ジャパンを諦めて、練習用のライト・レーサーを履いて走ったまでは良かったのですが、昨年同様、完走後の身体のダメージは酷くなく、余力を残した形です。何がいけなかったのか・・・言い訳としてではなく、今後の課題として、振り返ってみました。
 走り始めの頃はいつもにも増して身体が軽く感じられて、面白いようにすいすい飛ばせたのですが、折り返し地点あたりからブレーキがかかり、どんどん追い抜かれるようになって、精神的にもめげてしまいました。走り込み不足は否めませんが、それよりもむしろ栄養補給の問題、言わばガス欠のせいではなかったかと思います。
 今シーズンは、11月から毎月ハーフ・マラソンのレースに出て、そのときにはさほどではなかったのですが、2月の青梅30キロ、そしてその後の週一の練習で24キロ走を何度かこなして、20キロを越えてからのスタミナに不安を感じていました。体力そのものの問題と言うより、ガス欠でヘロヘロだったのです。それでも練習のときは給水や栄養補給を一切しないからであり、しかし本番では何がしか口にするので、なんとかなるだろうと高を括っていたのですが、5時間近い長丁場に、給水所で供されるチョコレートやあんパンやプチトマトや塩飴だけでは足りなかったようです。給食に頼るのではなく、最低限のところは自ら確保すべきでした。さらに、レース前一週間くらいの食習慣も考え直した方が良かったかも知れません。特にここ数ヶ月、自分の体質が変わりつつあるのをなんとはなしに感じていて、かつて10キロ以上太っていたときの食生活(食事制限)のままで、どこかしら空腹感を覚えるようになっていたからです。
 さて、大会運営については、晴れてフル・マラソンの第一回目、10キロレースを含めると2万5千人にも膨れ上がって、どうなることかと気懸りでしたが、ハーフマラソンの運営を続けて来た実績があり、また、みなとみらい界隈はまだ開発されていない空きスペースもあって、簡易トイレの数は十分に確保され、荷物預かりの段取りも問題なく、救護や給水の体制も万全を期して、ロジスティクス面ではよくOrganizeされていたと思います(むしろ潤沢なくらい)。また、ラッキー給食と称して、定番の給食以外に、ご当地グルメが決められた時間に限られた個数だけ給水所で提供される、一種のタイムサービスがあって(実はそれを楽しみに私は補給の用意を怠ったのでした)、参加費1万5千円という、東京マラソンの1万円(ローカルの大会なら5千円)と比較しても破格の値付けをしたのだろうと想像されますが、崎陽軒の焼売や有名どころにありつけなかった私としては、ちょっと騙されたような気分で、参加費は高過ぎると恨みたい心境です。来年以降、東京マラソン並みに10倍を超す人気を博するように成長するかというと、とてもjustify出来そうにないのではないかと、他人事ながら心配になります。
 なにはともあれ、私にとって、今シーズンのレースが全て終わりました。こうして思いを引き摺れば、多少なりとも来年度の意気込みが変わってくるでしょうか(苦笑.)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする