風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

外国人参政権

2009-11-17 01:49:19 | 時事放談
 今日、民主党の小沢さんは、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案推進の背景に、韓国政府や在日韓国人から要請があることを認めたそうですが、どうにも理解に苦しみます。
 世界には外国人に対して地方参政権を与えている国があると言われますが、EU諸国に多く、逆にEUのような地域間の協力関係がない国では一般的とは言えません。いくら地方とは言え、日本人ではない外国人、従い有事の時に日本(地方)を守る義務がない人に、参政権を与えるのは素朴に納得しかねます。しかも、在日韓国人の場合は、2012年から、日本国内にいても韓国国政選挙(大統領選挙)の選挙権を与えられることになっており、日本で地方参政権を得た場合、韓国と日本の二ヶ国で選挙権を行使できることになるのは、ちょっと腑に落ちません。
 鳩山さんはここでも「友愛」を引き合いに出して正当化しようとしているようですが、政治家個人の政治哲学や理念として「友愛」を語るのは自由ですが、日本国の総理大臣の立場で現実的な政治感覚を持ち合わせないことがあるとすれば罪は重い。さらに、参政権付与を求めている在日本大韓民国民団(民団)に属する在日韓国人は先の衆院選で民主党候補を支援するなど、両者の関係は深まっているそうで、郵政民営化の議論で、民主党は特定郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会」(旧大樹全国会議)の支援を期待していることと併せ、選挙対策が見え隠れするとすれば、ちょっと目に余ります。
 そもそも日本国籍付与の要件が緩すぎるという議論があります。日本を閉ざすつもりはなく、単に日本人としての文化的同一性、日本人として共有されるべき価値を守り通すべきだと思うだけです。
 上の写真は、メルボルン南部にあるグレート・オーシャン・ロードの奇岩群(「12使徒」と呼ばれます)。手前の岩のように、守られなければ、崩れてしまうものもあります。
コメント
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