ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

リゾートタウンの數日間_5

2022-09-30 19:06:59 | 逆襲の藤隆
羽田からリゾートタウンに行きのvstol旅客機が到着した。
この飛行機から僕と平賀知世がついた。
出迎えてくれたのは、リゾートタウンのお姉さんと彼氏くん
だった。
「いつもいらっしゃい。今日はリゾートタウンの
近くの場所も案内する。」
と二人は言ってくれた。
「ああ、ありがとう。」
と、僕と知世は礼をする。
「今日は私のショップに出入りしている妖精の国の
錬金術師さんの渾身の逸品がついたんだよ。」
とお姉さんが答えた。
「彼も彼で苦労していたみたいだよ。」
と、彼氏くんが僕の耳もとで呟いた。
「みてみないと・・。」
僕は彼氏くんに言う。
知世とはお姉さんは水着の話をしているようだった。
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リゾートタウンの數日間_4

2022-09-28 05:08:01 | 逆襲の藤隆
錬金術師は考えていた。
「なんだか知らないけれども、納得の行く水着用布ができない・・。
苦々草だったら、いいせんまで行ったけれども、そこから次が・・。」
と、錬金術師は人間界のリゾートタウンのお姉さんからもらった草を
みていた・・。
「これで昔織物を織ったというんだ・・。なんともない草のようだったが。」
錬金術師は以前紙の原料になった素材を見るが首を振った・・。
さて、錬金術師のアトリエに妖怪の国の留学している貴族が現れた。
「やあ、錬金術師きみにみせたいものがあってね。」
と貴族が見せたのは、一着の服だった。
「これは俺の国で木の皮を加工して衣服を作っている部族のものだ。
原料の木の皮ももらってきた。」
という。
錬金術師は閃いた。
「この木の皮は、考えるものに使えるかもしれない。」
と貴族の師弟にいう。
「ああ、新作楽しみにしているよ。」
と貴族。
錬金術師は、妖怪の国の木の皮とリゾートタウンのお姉さんが持ってきた織物に使って
いたと言われる雑草を合わせた。
木綿と化學纖維を合わせたような感じだ。いささか化學纖維より木綿が勝ったような
雰囲気だった。
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リゾートタウンの數日間_3

2022-09-25 05:53:32 | 逆襲の藤隆
僕、朝岡蓮次は、リゾートタウン行きの飛行機を羽田で待っていた。
いつも使う、大さん橋から出る飛行艇の便が取れなかったので、
羽田から出るvstol旅客機を使うのだ。
「ふーん。お姉さん、新しい布ができたんだ。作った人が
この布を使って水着を作ってほしいと懇願しているんだ。」
と、そばにいる平賀知世はメールを打っていた。
「新しい布ってどんなものなんだろう。もしかしたら
どこか妖精や妖怪が住んでいる国のものだろうか?」
僕は巫山戲半分で知世に聞いてみた。
「それはわからないけれどもねぇ。その可能性はすでに考えた。」
と知世は表情を変えずに言う。
「僕も妖精や妖怪の存在は見てきたから驚かない。」
と僕は考える。
「水着用布を使ってほしいのは妖精の国の人だ」
と知世の携帯端末に送られてきたらしいのだが、今から乗る飛行機がリゾートタウンの
飛行場についてからだった。
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リゾートタウンの數日間_2

2022-09-24 05:44:43 | 逆襲の藤隆
咎人市に住んでいる田所笑美が、リゾートタウンのお姉さんの
ショップに遊びに来た。
「お姉さん、この草なんだけれども、昔の咎人市地方の住民が織物に使っていた
くさなんです。絹も高価だったし、まだ木綿も存在しない時代に
重宝されたのですが、今となっては放置されて単なる草になっています。」
と、笑美はのべる。
「ああ、こんな草私にどうすればいいの。」
お姉さんは多少怒っていた。
「お姉さん、色々取り扱っているじゃないの、これを再利用できれば
なんとかなるのではないかと私になりに考えたのです。」
と笑美は話を続けるのだが、お姉さんは困ってしまった・・。
田所笑美が去ったあと、妖精の国に住む錬金術師が現れた。
「お姉さん、なにか困ったような感じで見ていますね。」
と、錬金術師はお姉さんを見た。
「友人がかつて織物に使っていたという雑草をおいていったのです。」
と田所笑美がおいていった、ビニール袋をみた。
「ああ、これ使えそうです。」
と錬金術師は答えた。
「えっ。私もどうするべきか困っていたので錬金術師さん、もらっていってよ。」
とお姉さんは答えた。
「喜んで」
錬金術師は答えた。
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リゾートタウンの數日間_1

2022-09-23 05:51:57 | 逆襲の藤隆
僕が、平賀知世についていって、リゾートタウンに赴くのは
いつもの通りだ。
でも、今回は少し違った。さっきまで知世のは友人である
リゾートタウンのお姉さんの住んでいる場所に缶詰になっていた。
お姉さんから渡された、妖精の国に住んでいる錬金術師が作った水着用布を使って
日下部浩一郎君と柿沼萌美ちゃんの水着を作るのだった。
「錬金術師さんの今回の布は、面白いかもしれない。どことなく
萌美ちゃんや浩一郎君が持っていた競泳水着の雰囲気に近い。」
そんな声が漏れてきた。
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リゾートタウンの不思議な布_7

2022-09-10 05:56:00 | 逆襲の藤隆
さて、平賀知世がリゾートタウンから桜ヶ丘市に送った水着は
無事に柿沼萌美と日下部浩一郎の手に渡った。
「知世さんの新作の水着か・・。さっそく着てみよう。」
萌美と浩一郎は着て、スイミングSchoolの水着自由の時間これで泳いでみたのだが、
「自分たちが柄が好きじゃないからなのか、布の触感がつるつるしすぎて
あまり好きじゃない。」
みたいなことを知世の通信端末に送って来た。
その後、浩一郎と萌美は褌と変わった柄の水着から卒業して、大学生になっていた。
「あ、これ面白いね。」
そんなことを言うのはやはり褌が大好きな八上正平という浩一郎と萌美の後輩だ。
「まるで水を吸収している感じだね。」
正平が着用している六尺褌と同じ柄のレトロモダン水着の主は、辻丸愛佳という
八上正平の後輩である。
浩一郎と萌美の通っているスイミングSchoolで水着自由の日を楽しんでいるようだった。
うだった。
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リゾートタウンの不思議な布_6

2022-09-09 05:36:27 | 逆襲の藤隆
「久しぶりに徹夜をしたな。」
平賀知世は疲れて、目が腫れていた。
「これを早速、瀬戸内にある桜ヶ丘市というところに送るのね。」
仮眠をとっていたリゾートタウンのお姉さんが知世ちゃん頑張るなあ
という顔をしていた。
「そうなんです。この水着を送る友達は大切なカップルで蓮次くんも
つれてwデートもすることがあるんですよ。」
と、今しがた作った水着を梱包し始めた。
「獨特の感性の友達なのね。褌を水着として使ったり1950-60年代に流行った水着の
形状の水着だったり。」
お姉さんは不思議そうに平賀知世をみた。
「ああ、それが彼らのモチベーションになっているから変わった水着でも
いいんですよ。」
と、知世はお姉さんに梱包したつつみをお姉さんにわたした。
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リゾートタウンの不思議な布_5

2022-09-08 18:29:05 | 逆襲の藤隆
夕食を食べ終わったあとは、平賀知世はミシンを使っていた。
柿沼萌美と日下部浩一郎の水着を作るためだ。
「随分、レトロなデザインね。」
リゾートタウンのお姉さんは知世をのぞき込みながら言う。
「これが萌美ちゃんが気に入っているデザインだからね。例え、
昭和すぎるデザインでも彼女のツボならば・・。」
と言いつつ、日下部浩一郎向きの六尺褌も作っていく。
「この男向きの水着は細長い布だが大丈夫なの。」
リゾートタウンのお姉さんの彼氏くんは近くにいた朝岡蓮次に囁く。
「あれは六尺褌。浩一郎君は褌が大好きだから、あれが彼の水泳のやる気を
引き出すんだ。」
と蓮次は冷静になって答えた。
「へぇ。僕は褌はつけられないな。」
とリゾートタウンの彼氏くんは答えた。
「できた。」
知世は日が革まる前に水着を完成させた。
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リゾートタウンの不思議な布_4

2022-09-06 04:50:57 | 逆襲の藤隆
「うん。こういった和歌山県で購入した食材を使って今回は
手料理を振る舞うか。」
リゾートタウンのお姉さんと彼氏くんは平賀知世と朝岡蓮次にそう提案した。
「いわゆるフュージョン料理みたいなやつだ。」
と言う。
蓮次と知世は黙って肯いた。
できた料理は、これが和の素材かという感じの料理だ。
「意外と中華や西洋料理にも和の素材を使ったりするから、これで面白いかも。」
とお姉さんと彼氏くんはいう。
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リゾートタウンの不思議な布_3

2022-09-05 05:38:56 | 逆襲の藤隆
いつも、平賀知世が懇ろにしている友人であるリゾートタウンのお姉さん
のショップでは、お姉さんが旅先で訪れた地域の産品が
置かれていることが多い。
今回は和歌山県有田市周辺のグッズが置かれている。
醤油や、魚などが置かれている。
特に有田市の太刀魚の加工品は街の人にも勧めている感じである。
「随分、印象的だったんだね。」
と、朝岡蓮次は思った。
「あ、これ面白い。」
それは、御坊市の金山寺味噌だった。
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