ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

人として軸がぶれていない・9

2008-10-31 21:09:33 | 逆襲の藤隆
レンタル屋から帰宅した私は、なぜだかpcの前にいて
インターネットを見ていた。
私がアクセスしていたのは動画投稿サイトだった。
見ていたのは、往年の台湾ドラマ「戰神」の画面に
the brilliant greenの"ash like snow"を合わせたmadだった。
バイクに取材したドラマだとは聞いている。
うまく編集されていて、ドラマ本編よりは面白く感じるように思える。
闘う男の孤独感が表されている。
次もmadを見ていたのだけれども、何のドラマか忘れたが、
アリエル・リンが出ていた。
音楽はぴたテンのアニメ版のopテーマのようである
是もうまく編集されて、どたばたコメディになっている。
此処まで日本製アニメの主題歌と相性がいいのは、
少女漫画から取材をしたからか。
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人として軸がぶれていない_8

2008-10-31 20:57:32 | 逆襲の藤隆
いつものレンタル屋で台湾ドラマのdvdを探していると
私の担任の先生に出会った。
「あ、松永さん?」
先生はdvdのパッケージを見た。
「極上学生會って書いてあるわね。最近の台湾ドラマ見ないからな。」
と懐かしく過去のことを考えていた。
「先生も台湾ドラマ見ていたんですか。」
彼女はうなずいた。
「ええ。流星花園とか戦神とか見ていた・・・。」
彼女の苦笑しているのが受け取れた。笑うのではなくて苦笑しているのが
引っかかる。
「台湾ドラマが好きで台湾の女の子と文通をし始めたんだけれども、
彼女が台湾ドラマが大嫌いで、日本のドラマとかアニメが好きな子で・・。」
ふんふんとうなずく。確かにあのドラマじゃ日本映画系より面白くないなと
考えている。
「彼女曰く、台湾ドラマは日本のドラマの10年前のセンスだとか、
女性を愚弄しているとか言っていた・・・。彼女ドラマだったら
月9とか好きだった・・・。綾瀬はるかと玉木宏のファンだったな。
アニメだったら涼宮ハルヒとらき☆すたの・・・。」
あまり学校ではそれほど話す人ではない。其れなのにdvdの
パッケージを見たとき思いがほとばしったのだろう。
「そうなんですか。私もその先生が見ていたドラマは苦手でして・・・。」
私の問いに先生は複雑な顔をしていた。
「先生も極上学生會見てみますか?」
と答えたの。
先生は一言
「(ー_ー )ノ" パス。」
と答えた。
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人として軸がぶれていない7

2008-10-30 20:47:20 | 逆襲の藤隆


ここ数ヶ月の番組改編期で、比較的最近の台湾ドラマも放映するようになった。
その中で、ラノベを原作にしたものと、1980年代終わり頃から90年代初頭に
駆けて一世を風靡した劇団の戯曲に取材したもの、ラノベを原作にした
ものを見かけた。
戯曲を原作にした物は主題歌がかっこよかった。
今の日本列島で人気があるミクスチュア・ロックのアーティスト、
グリフィン・アッシュの曲を使用した物だった。
ささくれだった、暴力に明け暮れる青春を描いている。
「このプロデューサー、結構センスがいい。」
弟が指を立てながらつぶやく。
ラノベを原作にした物は
駄目男が、どのように成長するかを描いた物。
演じるのは、台湾人女子に人気のあるアイドルである。
基本的に、綺麗なアイドルという雰囲気だったか。
しかし、そんな彼が汚れ役に挑戦している。
横で見ていた母が言う。
「昔の汚れ役を得意とした日本のアイドルみたいだね。」
そのことを知らない私は
「はぁ。」
と気の抜けたラムネのような声を出すだけだ。
主題歌を歌っているのは台湾人Artist
キャサリン・リャオ。
「もっと派手にね。」
とか歌っている歌が、皮肉っぽくていい。
Creditを覽ていると日本人作曲家が作っている。
また、カバーなのだろうか。
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人として軸がぶれてない/6

2008-10-29 19:13:17 | 逆襲の藤隆


「へえ。是が台湾ドラマか。」
いつも会社にいてあまり家で見かけない母が、
テレビをぼーっと見ていた。
「韓国ドラマじゃないんだ。」
私は不思議に思えた。
「韓国ドラマばかり見ていると思ったら違うんだよね。最近
職場の若い子がこの"goodmorning call"嵌っているみたいでね。」
口笛でそのドラマの主題歌「星間飛行」を吹いて見せた。
「私もこのドラマ少女漫画原作でも好きな方かな。」
とモニターを顎で会釈して見せた。
「そういえば、おばあちゃんは韓国ドラマとか台湾ドラマは苦手みたいだよね。」
と私は苦笑する。
「高知のあの人か。あの人「Prison・BREAK」とか"24"とか好きみたいだし。
昔から欧米に憧れていたからからしょうがないよ。」
と母親は私の答えを補足する。
どうにも、あんな魅力のない映画やドラマばかり見る祖母はやはり
あの1960/70年代が忘れられないのだろうか。
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人として軸がぶれてない/5

2008-10-27 17:51:31 | 逆襲の藤隆

「でさぁ。今台湾ドラマのげんしけんに嵌っているのよ。」
私が今話している女性はクラスメートのX(エクスレイ)嬢である。
「ふーん、"日だまりスケッチ"は見たことはある?」
彼女は挑戦的な表情で私をのぞき込んだ。
「うーん。」
一瞬私は考えながら、
「まだ見ていない。どんな作品だっけ?」
X(エクスレイ)嬢は得意げに
「美大が舞台のドラマなんだよ。女性ばかり出てくる作品でね。
比較的古くて2年くらい前に台湾で放送されたみたいだよ。」
と回答を出した。
「へぇ。」
美大といえば、昔台湾で放映されたドラマ「ハチクロ」と
変わらない気がする。
「昔似たようなドラマが台湾であったような感じがする・・・。」
私は恍惚けて見せた。
「あれでしょ。あれはすこしねぇ・・。」
やばい、知っているようだ。
私は彼女の机にあるキャラクターに目がいった。
「誰だっけこの子?」
少女漫画のようであって、少女漫画のキャラではない。
「ああ。この子はF(フォックストロット)ちゃんというのよ。」
初めて聞く名前で自分はあっけにとられた。
「フォックストロットちゃんって何に出てきたの・・。」
彼女は鬼の首を取ったような顔で
「大きな男性のお友達対象の美少女企画"nanigashi"に出てくるキャラクターだよ。
姉貴がファンで、姉貴はD(デルタ)のファンでね・・・。
机の上に出した、"nanigashi"のキャラクター表を指した。
「あなたって姉妹はお姉さんだけなのに、何故、男性向き企画の女の子を・・・。」
私は困惑していた。
「其れは、あなたの中に女性に受ける物は女性誌しかないという偏見に満ちた考えがあるから。
少女漫画の心は意外と男性向き企画の美少女に受け継がれているのよ。」
そう真剣な顔で詰め寄られた。
「そう真剣な顔で言われても・・・。」
彼女はなおも、
「あなたは、少女漫画好き?」
と詰め寄った。
「私はどちらかといえばジャンプとか、弟が見ている男の子向きアニメの方が好き・・。」
と苦笑しながら答えた。
「そうでしょ。だから、台湾ドラマは間違えているのよ。」
と締めくくった。
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人として軸がぶれてない4

2008-10-26 18:38:08 | 逆襲の藤隆
「あーあ、CLANNADは無いのか・・・。」
溜め息を一つついて、レンタル屋の台湾ドラマの棚を見ている。
何があるかなぁと薮野中をかき分けながらみる・・・。
「これもみた、これもみた・・・。有るのは古い作品ばっかりか・・・。」
基本的に少女漫画アレルギーなのだ。
弟の影響なのか、どうも少女漫画てのは・・・。
やはり、女性向き男性誌といえばジャンプははずせないな。
アニメだったら最遊記とかいいよなぁ。
とか考えながら見ていた。
「あ、げんしけんがある!!」
最近、町中のcdショップで見かけて、
是非みたい台湾ドラマの一つなのだ。
ショップ店員の手書きのポップには、
「ハチクロよりげんしけんでしょ.」
という曾て制作された台湾ドラマを
挑発するようなふれこみで書かれているのを見た。
早速げんしけんのdvd 1話をカウンターに持って行く。
お店のbgmは有線の瀬戸内ヒットポップスというチャンネルだ。
今流れているのは・・・。
台湾の歌手ドロシー・チウが歌っている
「センチメンタル」
という昔日本のアニメで使用された曲だ。
確かpiaキャロットとかいうドラマの主題歌だっけか・・・。

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人として軸がぶれてない3

2008-10-25 22:30:48 | 逆襲の藤隆
「そこだっ。ブレードライガー・・・。」
有るアニメを夢中で視聴しているのは、私の弟友希である。
題名は「プラモ狂四郎・懐」という題名である。
御存知の人もいるかもしれないが、有名なプラモアニメの末裔などは
殆ど登場しない。アニメオリジナルの作品である。
「ロックオンしたわ。」
モニターのドムトローペンを使用している女性モデラーが、
ブレードライガーのモデラーに確認を取っているようである。
「そこだっ。」
バズーカーは確実に上空にいるバルキリーをとらえていた。
トローペンのバズーカーにとらえられたバルキリーは大破した。
一緒に組んでいたザ・アニメージのメカは逃げ腰のようである。
どうやら、ブレードライガーとドム・トローペンのユーザーが
勝ったようである。
この作品、番宣のポスターを見たことがあるけれども
「ガンダムとゾイドの夢の共演。」
というキャッチフレーズで、北陸のアニメ製作会社が
制作して、まず金沢を中心とした北陸で放送が始まり、
それから関東に、そして私たちの住む瀬戸内地方のどこか
という順番である。
狂四郎懐の放送が終わり、弟がふとつぶやく。
「姉ちゃん、この後放送する台湾ドラマは見ないのかよ。」
私はこう切り返した。
「現在テレビで放映されている台湾ドラマは少女漫画くさくて
見られた物じゃない。」
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人として軸がぶれてない2

2008-10-24 09:25:43 | 逆襲の藤隆
レンタルVideo屋から家に早速帰った私と弟は、
借りてきたDVDを再生機に挿入し、
画面が映るのを待った。
北京語のナレーションが流れ、
字幕が表示されている。
「今僕は名古屋で働いている。大学時代の一時期僕が暮らした台北の
アパートの隣に住んでいる女の子が忘れない。」
アンソニーの低温の声が響く。
「こいつ名古屋で働いている設定なんだ。」
弟が変なのという顔で愚痴を言う。
私は睨んだ。
「よけいなことを言うんじゃない。」
アンソニー扮する主人公が思い出のアパートに
向かい、曾て住んでいたアパートはそこにはなく、
新しいアパートが建っているのを主人公が確認した後、
主題歌が流れた
「こたえ~はいつも私の中~♪」
と、中国語なまりの日本語女性vo.が流れた。
「なんかこの曲聞いたこと有るんだよな。」
いぶかしげに台湾ドラマが表示されている
モニターを見た。
私も私で、
「冒険でっしょでっしょ・・・。」
とか言って口ずさんでいる。
本当にこの日本語の歌弟が聞いたことがある歌なのか?
彼が夢中になってみているアニメの主題歌に
似ているだけじゃないのか?
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人として軸がぶれていない1

2008-10-23 22:04:17 | 逆襲の藤隆
「ありがとうございました。」
Video店員の甲高い声が耳に着く。
私は弟と一緒に、Videoを借りに来ていた。
「姉ちゃん又臺灣ドラマか。」
弟は苦笑していた。
「今度のタイトルは"となグラ"だっけかな。主題歌が昔のカバーだったような。」
私は得意な顔になって弟に説明する。
「所で、"となグラ"の主演俳優は誰だっけ。」
弟は私の台湾ドラマへの熱中ぶりに呆れるように答えた。
「アンソニー・ウォンよ。」
其れも知らないのかという顔を彼にするしかない。
「姉ちゃん、姉ちゃん。台湾ドラマの情報は
何処で仕入れるのかい。」
私は一瞬答えて・・・。
「県庁のある街で立ち読みして答えるのよ。」
と、いいながらレンタル屋を出た。
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