ブルーシャムロック

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人は、退出下さい。

てんくろう

2016-10-28 16:39:51 | ポケモワール學園異聞
「しかし、わからねぇ。この連判状のやつらはなぬをするか。」
通称丹後守、本名石動八郎太は不可解な名前をみて首を傾げた
この岩で出来たもの、いささか頭が足りぬが力がある。
丹後守という名前だからそれなりに貴族様なのだろう。
「まぁ。噂に聞く人間狩りの連中でであろう。」
泥足兵部、通称苦右衛門は、細い足で立ち上がった。
「俺にはそもそも、人間という生き物が分からぬ。」
八郎太は首を傾げる。
「どこぞの国では、エルフやドワーフとは殺し合いをするらしいぞ。」
幼い頃読んだ書物で、わしノンナは、二人を見た。
「エルフやドワーフと言ったら、遠い国のいきのものか。彼らと喧嘩をしているのか。」
苦右衛門は困っているようだった。
「人間狩りをする連中を止めるべきなのだろうか。」
ワシ自身、言葉が出ないのだ。
「俺だったらぶちのめしたいところだけれども、そんなことを言うとまた単細胞と言われる。」
丹後守は苦笑いをしていた。
「果たして遠い国では、人間だけが住んでいるのか。それともワシらみたいな異種族だけなのか。」
兵部は、私に書を読んでいる自らのことを試すように言う。
「別の国では、エルフやドワーフとホビットと人間などが共存して暮らしていて
彼らの国の国王も種族として持ち回りらしいが、種族同士の争いも耐えぬらしいが
それでも、うまくやっているらしい。」
私は書にかかれていることを客観的に述べた。
「その国だけではなかろう。」
兵部がいう。
「まあそうであろうな。わしとて世界の一部だけしか見えないから。」
すると、わしらが住んでいる部屋に大鴉が入って来る。
「ノンナ様、Origa様のかよっているがっこうがたいへんじゃぁー。」
私は声を上げた
「てんくろう。」
兵部が
「なにやつじゃぁ。それしにても空飛ぶ駝鳥というべきか」
という
「うむ。我がナズーリン家に代々仕える大鴉じゃ。離れて暮らす家族の情報を
伝えるのだ。」
とワシが言うと、
「鳩よりカラスのほうが面白いズラ。」
と、丹後守が言う。
「これ、丹後守、言葉を慎め。」
と兵部が目配せをする。
「ポケモワール学園の周辺で人間狩りをする総大将が挙兵したそうだ。」
とてんくろうが言う。
「それにしても各地でなにをしているのか。」
わしに、
二人は落ち着いているようだった。
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へそ曲がりとハッタリをカマす。

2016-10-18 11:15:35 | 信・どんど晴れ
「安心してください。私は一級のへそ曲がりゆえ。」
私、横手淡雪は宮城県出身の担当教官に言ってみせた。
自分のクラスの人間が東北の人間がおらず、大井川より西の人間や、
沖縄の人間ばかりなのを心配しているらしい。
「東北の人間がクラスにいないならば、それは仕方がないことです。」
私は教官殿に聞かされたクラスのリストを見せられていった。
「私は上野駅の周りを避けて大船に来たんですよ。上野駅から比べて東北の人が行きたがらないのは
私にとっては願ったりかなったり。」
と自信持って笑っていたのだけれども、教官殿の顔は引きつっていた。
「言い過ぎました。この大船の女子校で面白くやっていくつもりです。」
私と教官殿はクラスまで進んでいった。
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傘連判状

2016-10-14 10:14:53 | ポケモワール學園異聞
「これは、傘連判状だな。」
わし、ノンナと名乗るおなごは和紙製の書状を見て思った。
傘連判状には
黄金千貫
ホワイトジンデンファル
ピノ・ノワール
山田錦
ストリチナヤ
オルメカ
グレンフィディック
と書かれていた
「おそらくは、コイツ等が与力か同心だ。」
大柄のROOMMATEが言う。
「枠外のムグザニとツィナンダリが怪しいとは思っているけれども。」
痩せぎすの別なROOMMATEの言葉だ。
「もしかしたらなんとか評議会を揺るがす何かか。」
わしは、二人に言う。
「さあ。」
二人は顔を見合わせたが。
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