ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

ガラ君に出会ったこと

2022-02-25 18:35:17 | 逆襲の藤隆
「ところで、浩一郎、お前の六尺褌だけれども、いちご柄でいいのか。」
と僕に話しかける少年がいる。名前はガラ君という。
ガラ君は、魔法が科学の代わりに発展している国の出身で、
その僕の住んでいる街に転送装置を使いしばしば遊びに来る。
「ガラ君は海パンなんだ。でも、今回の水着だけれども、
水着を作ってくれる年上の女性がいるの。」
僕はガラ君に質問してみた。ピンクがかった肌のガラ君
は、
「それは内緒ということで。」
と口を渾すようだった。
「今回の水着用布、木綿みたいだろ。でも、木綿みたいに
重くならないんだ。魔法を使った繊維も自然を破壊して
しまうんで、それと、自分が住んでいる国の天然繊維
をあわせたものなんだ。乾きやすいよ。」
と教えてくれた。ガラ君も海パン似合っているよ。
僕は少しドキドキしていた。
「浩一郎も冬なんだけれども、褌、色っぽいな。」
ガラ君がそう言ってくれる。
僕とガラ君は冬の海を楽しみながら答える。
「ところで、浩一郎。俺の国に来る時は、萌美を
連れて来いよ。俺も彼女を紹介するから。」
ガラ君はそんなふうに言う。
可愛くてかっこいいガラ君だから、彼女も素敵な人だろう。

竹を使った繊維

2022-02-03 17:40:40 | 逆襲の藤隆
山田守は、ぷりぷり県の放置された竹林を見ながら、
「今回新しい繊維はこの放置された竹林の竹を使ってみたい。」
と所所(ところどころ)折れた竹がある場所を見ながらそう答えた。
今回の繊維は、木綿的ではなさそうだなと思っている。
「天然成分で撥水ができるならば、竹の使いみちはあると思う。
漂流プラスチックなどの化学成分に頼らなければ大丈夫だな。」
と山田守が言うのに対して、
「あまり竹に頼らると耐久性がなくなる。」
と出木杉英才が言う。
「やってみないとわからないよ。今回の竹を使った繊維は他縣の和風めんまを作っている
団体も期待しているからね。」
と山田守は答えた。

下着と水着のジレンマ

2022-02-02 08:42:37 | 逆襲の藤隆
「現在開発している水着用布が、六尺褌に使われていて
一部の小学生に人気がある。」
不思議だと思っていた。
私は出木杉英才が不安がっているのを、言いながら資料を見ていた。
「褌は水着なのか、下着なのか、迷うところだ。」
わたしはそうつぶやいた。
でも、海パンみたいな六尺褌があってもいいじゃないか。