ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

かぐやロボットの使い方

2021-10-15 18:57:25 | 未来世紀tomoeda
「それにしても、かぐやロボットを強化人間などの研究に使うのだろうか。
あのような幼い女の子に激しい實驗は耐えられないはずなのだが。」
一人の技官がそんなことを言うのを、ある哨戒機のパイロットは聞いた。
ここは宇宙空間にある哨戒連隊の基地である。ここは單座の偵察に使用する
作戰機を索敵などに使っている。
技官は威力偵察に来た別の艦隊の戦闘母艦に乗っていた。
「俺も聞いたぞ。かぐやロボットだろう。あれは売りだした星間国家においては
老夫婦が寂しさを紛らわすために使うようだが、あれだったら女性が拒絶するな。
なんで、全裸の少女が出てこなければいけないのだろうか。」
技官に話しかけたのは、哨戒連隊に配屬されたいたかつて教導部隊で様々な作戰機の
実験や実戦のデータを行っていたパイロットだった。
「教導部隊にいたのか。俺も君とは違う教導部隊に出入りしていたとき
強化人間手術を施すためにかぐやロボットを
作っていた女性技官がぶつくさ同じような言っていた。」
技官はいう。
「現在強化人間の研究が制限されている事を考えれば、あれを使うしかない。
でも、万人に愛される商品としてはかぐやロボットは欠陥が有る。
アレの製造元の国では問題にならないのかな。」
と、ため息を付いた。
技官と教導部隊あがりは、別の通路に消えていった。
「この前も、かぐやロボットにいたずらをしているやつを別の作戰艦でみた・・。」
哨戒機のパイロットは呟いた。

學藝會の練習に現れないえっくすし

2021-10-01 17:20:44 | 逆襲の藤隆
「最近、えっくすしが、學藝會の練習に現れないよね。
僕はなんだか寂しいなぁ。」
出来杉はヒトコト言う。
「そんなやつのことを気にしないほうがいい。」
そんなことを言うのは、相手役のyちゃんだった。
「ああ、僕はなんだか寂しいんだよね。彼がもっとしっかりしてほしいから。
あれじゃあだめになってしまう。だから僕は彼にアドバイスをしてほしいんだ。」
yちゃんは何でもかんでも、えっくすしのことばかり気にしている出来杉が
気になってしまっている。
どこまでも介入して、歴史を変えたいのか、それとも自分自身とえっくすしが結婚して
出来杉自身が、巨大な存在として君臨していくのか。その出来杉の考えに多少
yちゃんは恐ろしくなるときがある。
今回の學藝會、yちゃんが白雪姫で、出来杉が王子様という役だ。
みんなが認める美男美女カップルだ。
それなのに、端役ですらないえっくすしを気にするのが、この男なのだ。
器がでかいことを見せつけたい可能性もある。
「私は出来杉さんが開明的で、理想の男の子だと思っている。あなたならばついていっても
いいかもしれない。だけれども、変に器の大きなところを見せつけようとしている。
こんな婉曲的なことをして、えっくすしに私を諦めさせたいのかもしれないけれども
どこかで、彼が方向転換をしたとき、彼はその変化に変えられないのでは。」
とyちゃんは考えていた。
その後、えっくすしが出来杉を乗り越えようとするきっかけを作った大事故があることはまだ誰も知らない。