ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

濕地帶に望む_7

2021-02-28 06:57:04 | 逆襲の藤隆
「ねぇ、蓮次君今流れている曲ってビリー・ジョエルのピアノマンだっけ。」
濕地帶全体に流す、スピーカーの曲に対して知世がスピーカーの方を
注目するように促す。
「ああ。そうみたいだね。この音楽が使われていた、ドラマはドラマ専門チャンネル
の再放送で見た。初回の放映の時代を考えても、音楽が発表された時代を知らない
若い子だってこのドラマを見るのになぁ。」
蓮次は皮肉めいた顔をした。
「でも、この曲が時代と世代を超えることだってある。」
知世はくすりとわらった。
「まるで、ドラマの登場人物だなぁ。もしそうだとしたら嬉しいけれどもね。」
蓮次も笑った。
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濕地帶に望む_6

2021-02-27 05:59:40 | 逆襲の藤隆
「それにしてもさぁ、此処まで一緒にいて落ち着く女性はない。」
蓮次は知世にいう。
「ありがとうございます。」
知世がそういった。
知世の友人である男性はみんな、
パートナーとはすごくいちゃついている。
バーミリオンとマゼンタも。
浩一郎も萌美も。
ロビンもそうだ。出会ったことがないが、パートナーと
いちゃついた写真を見せてもらった。
「でも、私についてやってきた女性は気持ち悪がってでていく。
そういえばマリーナシティの女性は彼氏がいても根気強く
私と付き合ってくれるかもなぁ。」
濕地帶に冬の終わりの風が吹いていた。
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濕地帶に望む_5

2021-02-26 10:48:20 | 逆襲の藤隆
「ところで、知世の気にしている人はおとこのひとがおおいなぁ。
ロビンしかり、バーミリオン然り、瀬戸内の浩一郎君然り・・。
とても同性愛者だと思えない。特にロビンは異性である知世には関心がないはず。」
蓮次は、ふと聞いてみた。
「そうね。私は女性には嫌われるのよ。でも、自分を気にしている男がいてくれて
嬉しいんだよね。友達だと思えば、無理に女性に接近しない。」
知世はサラリと答えた。
「僕はなんだろうね。」
蓮次は中学校の頃から、自分を気にしている知世には確認せざるを得なかった。
「あなたにも存在意義がある。」
知世はそういった。


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濕地帶に望む_4

2021-02-24 04:59:00 | 逆襲の藤隆
「いくつもの夜を超えて・・・。」
蓮次は鼻歌を歌いながら、写真を撮影していた。
「なんだっけ、如月エミルちゃんが出てくるドラマの主題歌だっけ。」
知世が聞く。
「そうだよ。今、お土産物を売っている建物のでかいスピーカーでなっているしね。」
蓮次は電信柱のようなものに、bgmがなっているのを知世に促した。
「ああ。」
音樂は、如月エミルちゃんが出てくるドラマの音楽が終わり、
「まれ_reboot」
というアニメの主題歌に変わっていた。
「今流れている音楽の女性アイドルグループ、私はバイオレティックなんとかの主題歌
が良かったなぁ。アニメに接近しすぎだ。」
知世はそうもらす。
作者註:
如月エミルちゃんは
https://is.gd/VbeOrj
上記urlのブスメラルダ氏のスペースで展開しているドラマで
音楽は
https://is.gd/gk9I8m
上記urlをイメージしています。
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濕地帶に望む_3

2021-02-23 05:27:14 | 逆襲の藤隆
水辺のにいるのは、名も知らぬ渡り鳥だった。
「なんで渡り鳥の名前を知らないのに、シマエナガっていう名前は知っているの。」
平賀知世が朝岡蓮次に訪ねた。
「ああ。出入りしていたサイトで始まった小説で、{ラーメンシマエナガ}
という店が存在したからなんだ。そこのラーメンが不思議なだしを使っているんだ。」
と、蓮次は答えた。
「だから知っているのか。すぐ何彼で調べたんだね。」
知世が答えた。
「ああ。」
蓮次はこれだけしか答えられなかった。
隣にはすごいレンズのカメラマンがいた。
蓮次はほんの1-2年前になくなった文芸評論家が、
「あのCAMERAじゃ機械に使われている。」
と、最晩年に自分のインターネットの鯖でモラしているのを聞いたことがある。
のを思い出していた。
「ねえ、蓮次君あそこに夫婦と見える鳥の番がみえるよ。」
知世が蓮次に聞き返すとき、
蓮次はシャッターを切っていた。
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濕地帶に望む_2

2021-02-22 05:09:03 | 逆襲の藤隆
北関東の利根川水系の濕地帶。
ここは野鳥のメッカだと言われている。
浩一郎はオールドタイムなドイツ製レンズをつけたフィルム式のカメラを
掲げた朝岡蓮次は鳥を見ていた。
「これがシマエナガか・・。」
蓮次はカメラを構えながら撮影している。
「ふーん。私は鳥のことがわからないなぁ。」
知世が言う。
「うん。独り言だけれどもね。」
蓮次はカメラを構える。
「ねぇ、蓮次君あの鳥は?」
知世が聞く。
「あれは・・・。」
蓮次は言葉につまったようだ。
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濕地帶に望む_1

2021-02-21 06:20:06 | 逆襲の藤隆
「そこまで言うこともないだろうに。」
平賀知世は怒っていた。
親友であるシンガポール人のロビンにこう言われた。
「君はきっと同性愛者じゃなくて両性愛者なんだよ。女性に愛されないけれども、
男性に愛される人だ。」
と同性愛者であるロビンに言われたときは愕然とした。
「色々見ているけれども朝岡蓮次の方が君のパートナーとしては近い感じがする。」
そんなセリフが頭をずっとよぎっている。
「ロビンのことは気にしないほうがいい。」
運轉席に座っている朝岡蓮次が知世をみた。
「今日は僕の写真を取るスペースに足を運んで、気分転換をしよう。ぼくの写真旅行に
ついていくなんて不思議だよね。」
と車が北関東方面に向かっているのを知世は容認していた。
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RABBITと猫ハウス

2021-02-07 11:36:25 | ぱんてゃタウンストーリー_異聞
「hiroさん、やはりここにいたか。あの水着を購入するかどうか
迷っているのだろう。買っちゃいなyo.」
私に声をかけてくれたのはフォルネウス卿という方。
私は今ぱんてゃタウンのビーチに来ていた。
ここに住んでいるアルバートネクテスとフループちゃん
を見に来ていた。
ここにある海の家のご主人の好意で、リゾートチェアを貸してもらって悩んでいる。
「tomohiroさんが来るときって何か購入するときだと思っているんだよ。」
海の家のご主人は多少苦笑しながら、コーヒーを入れてもらった。
「ありがとうございます。私は夏でも冬でもブラックコーヒーとストレートティー
がいいと思う。」
お壽司屋の大きめの湯飲みにブラックコーヒーが入っている。
「貴殿が購入するのを迷っているのはあの、MUSCLE猫とMUSCLERABBITの水着だろう。
あれを異世界の友達にあげるのか・・・。」
圖星だった。
フォルネウス卿は
自分の考えている事を言い当てる。
「そうなんです。あのパンティ屋にうっているやつだ・・。」
私はそういう。プレゼント先は時空トンネルを幾つも越えた先に住んでいる妖怪の女の子だ。
「よし、渡そう。」
私は決意して、パンティー屋に赴いた。
「いらっしゃい」
店長さんが
快く迎えてくれた。
銀行からおろしたお金をスマホに入れて準備完了。
「MUSCLE猫とMUSCLERABBITの水着を下さい。」
私は大声を出し、藤色のMUSCLE猫の水着、ペパーミントグリーンのMUSCLERABBITの水着
を購入した。
どちらもワンピース水着だ。
ぱんてゃタウンの木綿と化學纖維を合わせた生地の水着だった。
「よし、送るぞ。」
私は決意して、水着の入った包みを持って郵便局に赴いた。

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