ブルーシャムロック

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女性研究者の手記から抜粋

2018-07-08 05:24:05 | 逆襲の藤隆
私の共同研究者。
現在難しい機械工学を研究しているらしいけれども、どこまで成功するのかわからない。
でも、それを人に難しく解説しないところがある。
どことなく、社会との接点をなるべく持とうとしているのではないかと私は考えてしまう。
昔何本か見た映画かテレビドラマでこういうセリフがあった。
「僕は非力だけども走らなければいけない。」
という臭いセリフを吐く登場人物が存在した。
彼のような心境なのかな。
たしかに彼は、なんの取り柄もなさそうな螳螂見たくも見えてしまう。
いや、もっと無害な生き物かな ?
そんな彼が意識している生物が、あの科学者の出来杉英才氏である。
彼のことがやたら会話に出てくる。
「自分は非力だからあの男の足元に及ばない。」
とは言っているけれども、なぜ一週間に一度出来杉という言葉が出てくるのだろうか ?
出来杉のことを口に出さないほうが、足が遅くても自分のペースで走っていく
彼の魅力があるのに。
コメント
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