ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

リゾートタウンの不思議な布_1

2022-08-31 05:27:50 | 逆襲の藤隆
朝岡蓮次と平賀知世が、しばしば遊びに行くリゾートタウン。
ここは、空港がこの島に適合した、vstol旅客機と飛行艇を使うように
作られている。蓮次と知世はここの島をしばしば訪れるが、
いつも使っているのは知世の親友のショップを営んでいる女性の家だ。
今日は、その女性とその彼氏とでFusion料理の店に来ていた。
「それでさぁ、この前彼女と一緒に、和歌山県有田市という街に
足を運んだんだよ。」
親友のパートナーの彼氏くんが蓮次に言葉を切りだした。
「唐突だなぁ。どうして和歌山県有田市の話題になったの。」
と蓮次は彼氏に質問する。
「うん。この太刀魚で思い出したんだ。」
蓮次も彼氏もみんなの皿にもられている太刀魚の料理をみて思った。
「ああ。そこの太刀魚か。」
知世がいう。
「たしかに期待はしなかったけれども、いろいろ回ったね。」
女性がいう。
「でも、どうして和歌山県有田市だったの。」
知世が不思議そうに聞いた。
「このリゾートタウンから、関空行きの飛行機のルートができてね。
それの記念で行って来た。」
と女性は答えた。
蓮次も知世も雙方肯いた。
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飛行艇ベンチャー

2022-08-24 04:52:13 | 逆襲の藤隆
横浜の大さん橋から、リゾートタウンに行く飛行艇に乗り込んだ
朝岡蓮次と平賀知世。
この飛行艇は、羽田からでているvstol機がないときはお世話になっている
旅客路線だ。
シートベルトを締めてパンフレットを見ながら蓮次は目を丸くした。
「琵琶湖から十三湊までの飛行艇のルートがある。琵琶湖の彦根や長浜に近い
場所と、大津あたりと、小川原湖や十三湊と結ぶ路線だ。」
と隣の座席の平賀知世を見ながら答えた。
「ふーん。この飛行艇ベンチャーの会社は、トカラ列島と大島の名瀬港を
結ぶ飛行艇を許可申請が降りたから、これは便利なんじゃないかな。」
と知世も同意してくれた。
飛行艇はもう上空にいる。
「意外と飛行機を欲している地域もあるからな。」
と蓮次は答えた。
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褌柄の水着の続き

2022-08-06 06:00:24 | 逆襲の藤隆
「あのー、知世さん。蓮次さんと話し合ったのですが、手をつないで
いいですか。」
そんなことを言ったのは平賀知世の親友である、リゾートタウンのお姉さん
の彼氏さんだった。
「彼氏さん、xx(お姉さんの本名)も見ていますし、そんな恥ずかしいことを。」
と、知世は困惑していた。
「それはxx(お姉さんの本名)も了承済で、蓮次が片方の手を握って
俺が片方の手をつなげば大丈夫です。」
という、いつもどおりの観光を済ませ、二人の男性に手を繋がれる知世は
人から見たら、さらわれるようにも感じた。
「僕もいるから大丈夫。多分彼氏さんは浩一郎君やバーミリオンみたいなものだ。」
ともう一方の手を繋いでいる蓮次がつぶやく。
「いやーいいなぁ。二人のいい男に手を繋がれている知世ちゃんはエモい。」
後ろからみているリゾートタウンのお姉さんがつぶやく。
「いつもお姉さん、男と一緒にいる私という構図が好きですよね。」
知世がお姉さんにつぶやいた。
「だって、知世ちゃんが同性愛に走るとおかしな方向に行くし、男性と一緒にいる
知世ちゃんは理性的に感じるんだ。」
とお姉さんがいう。
さて、関東に知世と蓮次が歸る前日のことだ。リゾートタウンのお姉さんがある布を
持ってきたんだ。
「あのね、異世界の職人さんが私の友達にって勧めてきたの。私はこの柄
の意味がわからないけれども、知世ちゃんならばわかるかも。」
と、その柄を渡した。それは遠泳に望む前袋6尺褌の少年がたくさん描かれていた。
「うん・・。理解った。この柄ならば私も作る自信がある。」
と知世が肯く。
「あ、これまたお姉さんの部屋で水着にしようと思つたの?」
蓮次が言う。
「そうね。これならば・・。」
と、知世。
「一体何になるんだろうか。」
彼氏くんは言う。
「知世の世界だから深く考えなくていいです。」
蓮次は彼氏くんを見た。
「これって私が水着を作るときに使う木綿と化學纖維を合わせた布に近いですね。
かえって、そちらのほうがいい。これを作った職人さんはわかっている。」
と知世が答えた。
「職人さんも勘でつくったみたい。知世ちゃんが直感でわかるならばそれで良し。」
とお姉さんは答えた。
知世が作った水着は、大昔のレースクイーンが着て行るようなハイレグワンピース水着と
六尺褌に使う細長い感じの布だった。
「やはり知世ちゃんだね。」
お姉さんの弁だ。
「はい。これで友人におくれます。」
と、知世は言った。
この水着、送り主たちは気に入ったのだろうか。私はよくわからない。
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リゾートタウンの謎と不思議

2022-08-05 05:58:13 | 逆襲の藤隆
リゾートタウンに朝岡蓮次と平賀知世は遊びに来ていた。
もちろん友人であるショップを営んでいるお姉さんとその彼氏に
會うためだ。
蓮次と知世はお姉さんと彼氏と会食しながら答えていた。
「ところで、お姉さん、いつも売っている水着用布はどこで作っているのですか。」
なんと切り出したのは、蓮次だった。
それに対して知世は怒ったような顔をしていた。
「そんなこと女性に聞くことじゃないじゃない。」
という感じだ。
「蓮次くんがそういうことを気にするのはわかる。あれはね
このリゾートタウンが異世界に繋がつていてその異世界の人が作っているの。
この、木綿とポリウレタンを混ぜたような生地は、異世界の人には普通なんだ。」
とお姉さんは答えた。
蓮次はこれ以上何も言わなかった。
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