ブルーシャムロック

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ガラと水着の話_3

2024-02-11 12:16:22 | 逆襲の藤隆
日下部浩一郎は、ガラと萌美を伴って
遊んでいたが、エルクと会う事がない。
「あの、ガラ。エルクとはいつ会せてくれるの?
浩一郎は聞いてみた。
「ああ、近いうちに。」
ガラはいう。
「近いうちか。中々上手いこと行っていないのかな。」
萌美が聞く。
「そうじゃないから。」
とガラも言う。
「ふーん。」
浩一郎は訝しがったものの、
「まあ、仕方がない。」
と言う。
「ところで、あの包は何なの?」
萌美がガラに聞くのだが、
「これは、今浩一郎と俺が着て行る水着を
作るのに、エルクがつかった布だよ。萌美に水着を
作ってもらうために持ってきたんだ。」

言う。
「だとしたら、面白いよね。」
と浩一郎が言う。
「私に作れというのか。でも知世さんにも
持っていこう。」
と、萌美は言う。
「友情の続きとして、萌美ちゃんが使うべきだよ。」
と、浩一郎が伝えた。
「うん。そうするね。浩一郎くん、ガラくん」
と萌美が言う。
「それじゃあ新しい水着お願い。」
ガラが答えた。
この布は知世も持っていったようだが、
どうなったか知らない。
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異世界に住むその人

2024-02-10 13:22:51 | 逆襲の藤隆
日下部浩一郎と柿沼萌美の異世界の友人ガラ君。
彼と水遊びをしたあと、浩一郎と萌美は異世界から
二人が住む世界に帰るのだったが、そこの道すがら、
ある人と出会った。
思わせ振りな杖を持ち、道の真ん中で詠唱をしている。
どことなく、妖怪や妖精を思わせる。
「あのー、ここで何をしているのですか?」
浩一郎はその人に聞いてみる。
「道を作っているのだ。この多数の異世界を結ぶ道は、
妖精や妖怪を統べる王族や高位の魔導士によって作られている。
私も彼らのお手伝いをしているのだ。」
と、その人はいう。
「なるほど。それだから、ガラ君と出会えるのか。」
と、萌美が言う。
「うん。そうだな。道を作る人々に仕事を持ちかけられた
私も色々悩んだが、彼らに相談をして道を作っている。」
とその人は杖にパワーが点っているのを確認していた。
「それじゃあ。」
と浩一郎と萌美はその人に別れを告げた。









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