ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

生まれ変わりの物語

2022-03-25 18:40:56 | 逆襲の藤隆
「実は私たちは、道ならぬ恋に落ちた男女の生まれ変わりなのです。」
その言葉をきいたエルクとガラは絶句していた。
話を聞かせてくれたのは、ホスローとシーリーンであった。
「元々、前世はさる敵対する国の王子と王女でした。」
と男女は答えた。
「でも、どうして私に告げたのですか。」
エルクは質問した。
「私達がなぜ、惹かれ合うかわからなかったからです。」
とホスローとシーリーンは言う。
「私が夢の中での話が、その生まれ変わりの王女と王子の物語を
話したくなったのですね。」
とエルクは言う。
「はい。」
と二人は答えた。
「不思議なことがあるんだな。」
と、ガラは言うのだった。
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ガラとエルクの知り合い_じょ

2022-03-25 18:40:56 | 逆襲の藤隆
日下部浩一郎と柿沼萌美が住んでいる街からすぐ行ける異世界に
ガラとエルクというカップルが住んでいるのだが、
そのガラとエルクが住んでいる街に遊びに来る
カップルがいる。ホスローとシーリーンという
名前である。
二人共エルクと同い年の16歳で、熱烈な
恋愛の末、今に至る。
元々ホスローがシーリーンを知ったのは
今から2年ほど前だった。
ホスローは狩に行ったのだが、そこで
水浴びをしているシーリーンを見た。
ホスローにとって一絲まとはぬシーリーン
は色っぽかった。
お互い気づかないまでも、その後
その話をしたときシーリーンは恥ずかしいとは
思っていたようだった。
「ホスロー、多少女性には失礼ではありませんか。」
エルクに言われることがあったが、
ホスローにとっては、大事な人と出会えたし、
自分を認めてくれたのでなんともない。
「こういう出会いもあるよ。」
二人をそうガラは評する。
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出来杉を捕まえた

2022-03-21 06:32:37 | 逆襲の藤隆
「出来杉君、わかるかなー。君を捕まえたかった理由を。
今僕がやりたいのは別次元の僕のためにやっているんだ。
今僕が尽くせるのは、その別次元の僕。
誰かを助けたいと思って思いついたのが
別次元の僕なんだよ。君は一番救いたい人を
救うのを邪魔しているいけない男だ。」
えっくすしは、自分の研究室を訪れ、無神經なことを言った
出来杉英才は、えっくすしのセキュリティシステムを作動し
出来杉を捕縛したようだった。
「どんなに手を尽くしても、全く自分が返り討ちに
されることが多かったが、こんなにいとも簡単に捕縛できる
なんて・・。あの落ちざる要塞を落とせるのだが・・。
yちゃんと君が結婚した時、君がよせばいいのに招待状を
送るなんて、だめだよ。yちゃんも自分を気持ち悪がっていたし、
自分より出来杉の方がいいって考えていたのに。
幸い僕は行かなかったから、yちゃんに燃料を投下しなくてよかった・・。」
とえっくすし。
「僕は君のことを思って・・。」
出来杉は弁解したが、
「本心を言うと君を打倒するなんて考えていないんだ。だが、君の
無神經な行動が、絶対無比な聖人の君にしては餘りにも
人間のEGOを感じる。口には出さないけれども、君と君の一族を
滅亡に動いている生き物がいるけれども、そいつと同じで
滅亡に追いやってもいいんだぜ。」
とえっくすしは答えた。
「開放してくれ。」
出来杉は言う。
「今日のところは開放する。しかし次をやったら、君と君の一族滅亡に追いやる。
もしかしたら、別次元の僕はyちゃんと結婚するのかもしれない。
そして君が、外から僕らを眺めていそうだ。そういう状況になっても
僕は生き方を変えないのだろう。今ここにいる僕が生き方を変えても。」
えっくすしは悲しそうだった。

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出来杉に関して知世は言う。

2022-03-13 17:06:30 | 逆襲の藤隆
「しかしだ。この出来杉英才、強がっているようにも思うが、もしかしたら
彼にとっての歴史を変える対象に、用済みのように思われているのでないか。
元々、そいつの歴史を変えるために存在した出来杉が、
本来の結婚するべき女性への思いを捨てて、また違う歴史を考えるように
なった時、只の人でしかない。」
と、平賀知世は人気実業家、山田守の技術顧問である出来杉英才の事を
見た時に答えた。
「えっ。知世どうしちゃったの。」
朝岡蓮次は平賀知世に質問した。
「なんかこの人、かっこいいことばかり言って
すごく謙虚なんだけれども、それがこの人の力を
感じちゃって怖いんだよね。
推測かもしれないけれども、彼自身歴史を変えるため
の対象への妨害が目的でそれがなくなってしまった今
ただの脱殼のような気もしてならない。」
と、知世は答えた。
「映画とかテレビドラマではこういう力を見せびらかす
人に挑む政敵や正義の人が出て來るかもしれないけれども
もしかしたら、その人と鬪つたり遊んだりする器は
出来杉にはなさそうだな。」
と、朝岡蓮次は答えた。
「流石の私でも、出来杉の命を狙うものはわからない。」
と、知世は答えた。
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妖精の布

2022-03-12 05:37:47 | 逆襲の藤隆
「ところで、浩一郎君、萌美ちゃん。よく葉っぱの服とか
和紙とか知っているよね。」
と、いつも水着を作っている平賀知世が、日下部浩一郎と柿沼萌美に
とう。
「そうだね。総合学習のときに、僕が所属している班が、葉っぱで繊維をつく
る部族のことを調べていたんだ。」
と、浩一郎。
「同じことを、私の小学校でも調べ物学習をしていて、私が所属している
班は、和紙のことを調べていたの。」
と萌美。
「ああ、そうか。だから、リゾートタウンで購入してきた水着用布のことを
和紙とか葉っぱで繊維を作った服だと言ったのか。」
と平賀知世はびっくりして答えた。
「そうだね。今回の布の感触もつるごわしていて、不思議な感触だけれども
速乾性はありそうだしね。」
と浩一郎は萌美は完成した知世自作の水着を持って、宿泊している自室
試着のために席を外した。

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よーせーさん

2022-03-11 19:38:39 | 逆襲の藤隆
いつの季節か、いつの時代かわからないが、
平賀知世は、遊びに来ていた日下部浩一郎と柿沼萌美のために
水着を作っていた。
「これって、先週遊びに行っていたリゾートタウンのおねーさん
のショップで購入した水着だよね。」
柿沼萌美が知世が水着を作るミシンを見ながら答えた。
「そうね。」
と答えた。
先に浩一郎が好きな水着の様式である六尺褌にしてもらったものを
みて、
「なんだか、和紙みたいだし、葉っぱで作ったせんいみたいだ。:
と、答える。
「これはリゾートタウンのおねーさんの世界からいける異世界の
妖精さんが、作った布だから、野菜や果物の妖精らしいから、
葉っぱで作った繊維や和紙を人間が作っていたことを
思い起こして、作ったっておねーさんが行っていた。ひょっとしたら
おねーさんも妖精さんかもしれないと思っている。」
と、知世は答えた。
浩一郎と萌美は
「まあ、僕らも異世界の人と知り合いだから、もしかしたらありえるよ。」
と答えた。

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エルクさんと錬金術師の道具

2022-03-06 06:17:18 | 逆襲の藤隆
「この前、知世さんが住んでいる上大岡に行ったのは、一つの
まぐれでした。私はテレポート能力を持っていないのです。」
と、エルクが遊びに来ていた日下部浩一郎と柿沼萌美に言う。
「ええっ。そうだったの」
浩一郎と萌美は驚かざるを得ない。
「もしかしたらさあ、知世が住んでいる異世界以外の異世界から来た人が
言う意志の力でしばしば自分達以外の世界の人々がやって来るというやつかな。」
と、ガラが答える。
「そうかもしれない。」
とエルク。
「でも、知世さんの住む場所にエルクさんとガラ君が行けるように
力を合わせたい。」
と浩一郎と萌美が言う。
數日後、エルクは自分の住んでいる神殿近くの錬金術師を訪ねた。
ここはガラや浩一郎の水着を作るために使った布を発明した人で
この錬金術師が亜麻と強力な武器を作るための金属を合成させて作ったものだ。
相談に行ったエルクが勧められたのが、「時の扉」だった。
彼というか彼女曰く
この時の扉でドワーフやホビットのいる場所に先日旅行に行ったと言う。
両手で抱えられるほどの大きさで、本当ならばプラチナ1インゴット程の
値段というが、今回はある程度の目方の銀で払うことができた。
「これで大丈夫。」
ガラが不安そうに見る。
「大丈夫だと思う。錬金術師は嘘をついたことがないから。」
と、エルク。
「あ、なにか見える。」
ガラが言う。
ホビットだった。
そして、浩一郎と萌美が来たときに、エルクは
「これは旅の扉です。もしかしたら、知世さんの場所に行けるかもしれません。」
という。
「俺も試したんだから、浩一郎も萌美も試してみてよ。」
と、ガラ。
半信半疑の浩一郎と萌美を他所に
旅の扉に4人は吸い込まれていった。
「いらっしゃい、今日はエルクさんとガラ君も一緒だね。浩一郎と萌美から
連絡が来たんだ。」
と、知世が言う。
「もし、知世さんのいる場所に行くとき、私の住む場所の道具を使わせてもらいます。」
と、エルクは言う。
「色々、おれたちも持ってくるから。」
と、ガラ。
苦笑しているのは浩一郎と萌美だった。
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エルクが上大岡に来る。

2022-03-05 17:06:09 | 逆襲の藤隆
「えっ。エルクさんとガラ君が横浜にやって来るの?!」
平賀知世は、インターネットの遠隔連絡ソフト越しに柿沼萌美と
日下部浩一郎からきいた。
「でも、ちょっとまってガラ君やエルクさんが住んでいる異世界は
浩一郎君や萌美ちゃんの住んでいる街とつながっている
みたいだが、私の住む横浜とはつながっていない
浩一郎と萌美以外に付き合いのあるリゾートタウンのおねーさんが
住んでいる世界も妖精が住む異世界とつながっていて、
おねーさん本人も妖精の化身説が広がっている。
平賀知世は考えた。
「飛行機なんて乗れないし、私の住んでいる場所は
異世界とのつながりは存在しない。でもどうやって。」
「ガラ君やエルクさんが、来れるようにするって言っていた。」
と浩一郎と萌美。
「そうなの。だといいんだけれども。」
と知世が答えた。
「それとね、ガラ君とエルクさんがそっちの水着を作るための布を持って来る
みたいだよ。」
と浩一郎と萌美が言う。
「うーむ。」
知世は悩んでしまった。
瀬⼾内の萌美の家。
ここには浩一郎の他、異世界からガラとエルクが来ていた。
「いつも知世さんの家に行く感じの準備をしてきてほしいというけれども
大丈夫なの?」
浩一郎と萌美はガラとエルクを訝しがった。
「エルクに任しておいて。知世さんがいる場所に必ずいけるから。」
とガラが言う。
エルクは目を閉じて念じ始めた。
「今、見えました。私より年上の女性一人、もう一人の男性が・・。」
ガラが
「それじゃあみんな目を瞑って・・・・。」
というので浩一郎も萌美も目をつぶる。
一旦白い目が現れた。
「あれ、ここは・・・。」
浩一郎は見慣れた景色を眺めた。
「あっちの電車は確か・・。」
赤い電車が逗子方面に動いていくのに対して反対の電車は羽田空港方面に
行っている・・。
萌美はびっくりした。
「表札に平賀と書かれている。まさか・・。上大岡の知世さんの家だ。」
エルクは、
「ここが知世さんの家なんですね。」
と一言。
「遠隔連絡でしか会えない人がここにいるのか。」
とガラ。
萌美はスマートフォンを取り出して、
「もしもし、知世さん。知世さんの家の前にいます。」
という。
「えっ、萌美ちゃんいつ上大岡に来たの?じゃあ、浩一郎君も一緒なんだ。」
と萌美が言う。
「そうね。浩一郎くんだけじゃない人も連れてきました。」
と萌美が言う。
「今、蓮次君も来ている。」
と知世。
「そうなんだ・・。」
インターホンを押して、知世と蓮次が迎えた。
「いらっしゃい、後ろにいるのがエルクさんとガラ君か。
一瞬に上大岡に来たというのはエルクさんの力なんだ。」
と知世と蓮次はびっくりした。
「ここでははじめまして、エルクです。遠隔では顔を
拝見しています。」
とエルク。
「俺は、ガラだ。エルクが大好きなんだ。それと自分の世界の
水着用布も持ってきたよ。」
と、ガラは知世に水着用布を渡した。
「これか・・。この前の浩一郎君のいちご柄の六尺褌もこの材質だったね。」
と知世は生地を見ながら答えた。
「はじめまして、朝岡蓮次と言います。平賀知世とは⻑い付き合いです。」
蓮次も一禮した。
そして、
「浩一郎君、ガラ君良い友達どうしだ。」
と蓮次が言う。
「蓮次さんに言われると照れる。こんなに仲良しになれるのは嬉しい。」
浩一郎にとって、學校のクラスメートも、スイミングスクールの友達にも
心は許していない。なのにガラは自分をわかってくれて、水着まで渡してくれた
ガラには感謝しているのだ。
「それじゃあ、仲良しな浩一郎君とガラ君のにはおそろいで
女の子は私のオリジナルデザインの水着にするからね。」
と答える。
1時間から1時間半程しただろうか。
「できたよ。」
とガラが知世に渡した水着用を使った水着ができた。
「これが浩一郎君とガラ君のやつ。そっちが女の子のやつね。」
といった。
「有難うございます。早速試着しますね」
とエルク。
「どんなものになるのかな・・。」
ガラは楽しみだった。
すっかり着替えてきた4人をみて、
「似合っているね。女の子の水着は自分の趣味みたいなデザインだけれども。」
と知世が答える。
「私はこのデザイン気に入っています。知世さんのポリシーを感じていて。」
とエルク。
「このデザイン不思議だね。」
ガラが答える。
「あ、丁度いいように、カメラのフィルムも残っている。白⿊なんだけれどもね。」
と蓮次が答えた。
「それじゃあ、記念撮影をしますか。」
知世が言う。
浩一郎、ガラ、萌美、エルクは水着に着替えて写真をとった。
みんなエルクに連れられて瀬⼾内や異世界に帰った。
帰り際エルクは知世に
「知世さん、私も浩一郎君と萌美ちゃんの水着を作ってみようと思います。
浩一郎君にいちご柄の六尺褌を渡したのは私ですから・・。
それと、知世さんの水着も作ってみます。」
という。
「ああ。」
知世はそれしか言葉が出なかった。
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エルクさんとの出合い

2022-03-04 17:55:25 | 逆襲の藤隆
ある日のことである。日下部浩一郎と柿沼萌美は、ひょんな事から
知合つた友人、ガラがしばしば泳ぎに来る水辺に遊びに来ていた。
浩一郎と萌美とガラは、柿沼萌美がデザインして作成した水着を着用していた。
「ガラ君、これが僕の恋人である柿沼萌美だよ。」
と浩一郎はガラの方を見て柿沼萌美を紹介した。
「柿沼萌美です。はじめまして。わたしがデザインした水着気に入ったかな。
ガラ君が好きな海パンにしたんだよ。」
と萌美はガラの方を見た。
「気に入っているよ。今日は自分の恋人であるエルクを連れて来なかった。
彼女が水着になるかどうかわからなかったしね。それに
萌美に紹介しなかったな。」
とガラは申し訳無さそうな顔をした。
「ううん、ガラ君の恋人が泳いだりするのがわからないもん。
私の恋人である浩一郎君が水着を着て泳ぐのが大好きだから
エルクさんがどういうのかわからない。」
と萌美は答えた。
「他にも萌美は水着を作っているの。」
ガラは萌美に答えた。
「まあ、少しずつはね。私の水着づくりの師匠みたいな人で色々水着を作っている人が
存在する。」
と萌美は答えた。
「僕の水着を六尺褌にもしてくれるんだよ。でも、いつも僕や萌美が住んでいる場所より
遠くに住んでいるから、連絡だけで終わるときがある。」
と浩一郎は言う。
「その人にも俺と浩一郎と萌美の他、エルクの水着も作ってもらいたい、」
とガラは答えた。
「ガラ君、それはどうかなぁ・・・。」
數日後、浩一郎と萌美は平賀知世と連絡を取ることに成功した。
でも、知世の答えは辛辣なものだった。
「うん。ガラ君は浩一郎君と同じで水着になって泳ぐのが好きみたいだけれども、
女性は水着になってくれるのかな。數日、エルクさんの水着は考えさせて。」
と遠隔連絡で浩一郎と萌美が送ったエルクの写真を見ながら答えた。
横浜。
平賀知世は恋愛感情を持っていた木之本に水着を自作して送ったのだが、
「こんなデリケートなものをつくってよこすな。」
みたいなことを木之本に言われたのだった。
怒って突き返された水着は今は萌美が所蔵している。
と、言いつつも浩一郎と萌美、そしてガラの水着を作っていた。
「あれ・・。これって・・。」
萌美の水着の隣にあるのは、多少サイズが大きめの萌美に送る予定の
水着と同じデザインのそれがあった。
「送っちゃってる大丈夫かな。」
知世は迷いながら答えた。
それから、ガラとエルクを待つ浩一郎と萌美は
「友人の知世さんが作った水着だ。萌美と同じデザインの水着があったけれども、
ひょっとしたらエルクさん向けなのではと思う。」
と現れたガラに浩一郎と萌美は言う。
「ああ、後ろにエルクが来ているから聞いてみる。エルクは泳ぐのが好きかって。」
エルクは
「はじめまして、浩一郎君と萌美ちゃん。友だちが作ってくれた水着を持ってくれたのですね。
お友達が作った水着、私も着て見ますね。私は泳ぐの大好きです。」
と答えた。
「そうなんですね。そのこと知世さんに連絡しておきます。」
とエルクは答えた。
「そうでなけりゃ俺のエルクじゃないよ。」
とガラは答える。
「行きますか。」
すっかり水着に着替えたエルクがいた。
「僕たちも着替えようか。」
と浩一郎が言うと、
「そうね。」
と萌美がいう。
エルクとガラ、浩一郎と萌美は水遊びを楽しんだ。
「水着のデザインはですけれども、浩一郎さんも萌美さんも面白いデザインですね。」
とエルクが答える。
「それは僕が好きなデザインの水着で、萌美も僕に合わせたんだ。」
と浩一郎。
「私もこの水着ならば浩一郎君の褌と合うかなと思っています。」
と萌美は答えた。
エルクは浩一郎の殿部が露出した六尺褌に不思議な感覚をみて
浩一郎の勇ましさを感じたのだった。
それから、萌美の家。
インターネット回線を使って知世に連絡をとっていた。
「知世さん、エルクさんです。」
萌美がいう。
「あの、知世さんですか。私はガラの恋人のエルクです。水着を作ってくれて有難う
ございます。」
とエルクは答えた。
「そうなんですか。私も気に入ってくれて有難うございます着ている人に
⻑く愛してもらいたかったので、多少丈夫に作りました。」
と知世。
「また、水着を作ってもらうときがあるかもしれませんね。」
とエルク。
「そうですか。だったら腕がなりますね。」
と知世は答える。
その後、知世は胸をなでおろした。

イラスト
みどり猫
https://blog3003s.livedoor.blog/
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出来杉のこと

2022-03-03 05:41:30 | 逆襲の藤隆
「ところで、出来杉博士が開発した水着布、昔っぽい水着や
六尺褌にする人が出ているらしいよ。」
山田守が側近につぶやいた話である。
「なるほどなぁ。既成秩序からしたら、新しいものを作りたくなりますね。」
側近はつぶやく。
「出来杉博士の監視はどうだ。自分はこの技術軍事転用もできるとか
思ったと気が合う。」
と山田守。
「確かに、あまりそれはしてはいけないけれども、出来杉博士が
何を言うか。」
と側近
「出来杉博士は自分の尺度と違うことがあると彼の正義感を振りかざすからな。
かつては絶対無比の力の存在だと思っていたが、彼の心が
自分の力を無意識に過信している。誰かが彼のことを狙っている人間
をひた隱しにするが、彼の性格を考える色色敵愾心をみてしまう。
彼、自分が攻撃される意味を理解していないんだな。
何時ぞやは絶対倒されない怪物みたいに、言われたからね。」
と山田守は思った。

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