ブルーシャムロック

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訳のわからない人

2013-07-26 14:21:15 | 信・どんど晴れ
「王力宏と日本人Artistのmush upか、こっちは、周杰倫となにやらanimeのseとの
mush upか。」東岡麗美先輩は自分が聞いているmp3の批評を始めた。
この先輩は私高槻久留実のサークルの先輩だけれども近寄りがたい。
私のクラスメートの甲・乙両氏、沼津出身のうららさんは、気持ち悪いと思って居る。
「彼女に理解者は居るのか?」
私のクラスメートは学食で私に話題を切り出した。
「私のRoommateと同じ學校の後輩と仲がよくて、濱のラジオ局に出入りしている。」
私はそう答えた。
クラスメートたちは黙って答える。
「あのひと、やたら音楽に詳しいよね。彼女の実家の方でなにかやっていたのかな。」
實に私の他人事な弁だ。
「高槻さんって、聴く音楽ってジャニタレとかgmtとかだよね。」
classmateの意見にだまって頷く私。
「でも、あんなに洋楽に詳しい人が、なんあんたに。」
というclassmateの一人の質問に、
「私は洋楽で少々関心のあるジャンルで、ティーンポップといったアイドル風
ボーカルグループやポップpunkみたいなアイドル洋楽に傾倒した事があって
それでね。」
私は皮肉っぽく答えた。
「それで、その先輩か・・・。で他学の香具師は・・。」
甲さんの質問だ。
「彼女もそばで聞いているけれどもかなりのものだね。」
私は言う。
「まあ、あなたのサークルが何をやっているか分からないけれども、ぶっ飛んだ先輩というか。」
乙さんは軽く咳払いをした。
「あのー、これ」
京急ヲタクとしてしられるうららさんがmp3で聴いていた曲にたいして
「臺灣だかhong kongのArtistの曲を京急のなんだかでmush upしたんだ。」
としみじみとしていた。
「彼女曰く、臺灣のArtistが普通に日本人に聞かれる空間が欲しいといっていたから。」
classmate一同頷く。
「でも、売る方も日本に売ることに消極的だからだめか。」
私はそういう。
みんななにもいえなかった。
 ある女性が遅れて入ってきた。
「みんなここか。このまえのお好み焼きパーティーの時だけれども立芝さんとお好み焼きを焼いていたとき、小禄って言う女性が松本佳奈に接触していたけれどもアイツ誰なんだ?」
広島出身の女性である。立芝さんとは広島つながりで仲良くなった。
些か素っ頓狂だ。
「小禄さんという名前で立芝さんや横手さんとはclassmateらしい。」
私は知っているだけの情報を語る。
「聞くところによると、東岡先輩とは久良岐市の自宅で彼女と喧嘩したといった。」
私は話を続けた。
みんなうなづいていた
「こうも大学が違うはずなのに、みんな友情が交錯している。」
乙が一人つぶやく。
「久良岐市と言ったら、久良岐百貨店か。」
うららが言う。
みんなしらけたような表情を見せる。だって関係ないから。
「ここだけのはなしだけれども、小禄さんと佳奈ちゃんはうまくいくよ。同じ學校の
宇品さんとは・・。」
私は空気を察して言葉を締めた。
おわり

誰も知らない知られちゃいけない。

2013-07-21 04:50:38 | 逆襲の藤隆
「種ケ崎くん、連載終了お疲れ様でした。」
私の原稿担当である末守女史が、労をねぎらってくれた。
「君の次回作はラノベだっけかな。まあ画面がないのか。」
連載を終了した作品の作画を担当していた漫画家の筒崎さんが苦笑していた。
僕は、鹿児島出身で高校卒業とともに、大阪に上って、そこで仕事をしていた。
でも失業して、送れて大阪にきた後輩の女性に、器が小さいことを責められた。
大阪でも仕事が見付からず、なぜだか上京した。下北沢の芝居小屋に入り浸り
演劇を見まくっていたとき、座長らしき人から脚本を書いてみないかという。
もっとも、演劇も文章も書いた経験もない、自分が脚本をと思って居たんだ。
なぜだか、物語が出てくる出てくる。
その大半は、他愛のない恋愛劇だったけれども、それなりに受けた。
で、その劇団も解散してしまう。
なにもない、自分はそれでも物語を書き続けた。
何のために?
自分の器が小さいといった奴に對する復讐だったかもしれない。
たかが、小娘一人に。
僕が書いた物語は商業誌になぜだかそれがなぜだか
ちょめい幼年誌の漫画の連載が決定した。
題名は「スターマン」。
丁度作画の人も決まって、僕は東京から仕事場をぷりぷり市という地方都市に
拠点を移していた。
ここのほうが大阪や東京の喧噪が聞こえてこないからだ。
「種のじ、この漫画の主人公っておまえちゃんの投影?」
筒崎さんがビールの大ジョッキを手にとって質問した。
「そうですね。あのときはただ目の前に物語が出てきたから、ただそれだけでしたから
そこまでは、確認しなかったけれども。」
私は言う。
「私も担当として、このCharacterは女性に優しい感じがして共感できた。」
末守女史も言う。
僕は声もなく笑った跡、
「筒崎さん、次はハードViolenceを原作なしに描くんですよね。」
筒崎さんも頷いた。
「じゃあ、種ケ崎くんは?」
末守女史が言う。
「そうですね。今度のラノベは純粋なラブストーリーで攻めていこうと思って居ます。
自分に文章を書かせた女性に心の平安を見せたいからでしょうね。」
wineglassの赤ワインを飲み干して私は答える。
こうして、3人の打上大会はふけていく。
おわり
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見えぬ物でもある

2013-07-20 19:27:06 | 逆襲の藤隆
私が幼い頃の心象風景として強く残っている話がある。
私は一切を其れを見たことがない。
「真冬に咲くひまわりがあって、それが咲くとき黄金のトンボが現れる」
という物語らしい。
其れを捕獲して天ぷらにすると、願いが叶うという。
盲目の人間も目が見えたとも伝えられている。
私は、この話題を聞いたことは聞いたけれども、上京するまでの年齢まで
その風景を見ることはなかった。
いつしか忘れていたけれども、後に私のヒット作につながる出世作をhitさせたとき
この話題を思い出した。以来その作品が最終回を迎えるまでどんなものか
考えついた。でも、小説の題材にはならなかった。
 でも、いつだったか。いつもみているドキュメンタリー番組で心にヒットしたものが
見つかった。
 中央アジアの現在べギルスタンといわれる国に栄えたトンガリ文明の美術を中心とした
文物を特集していたのだけれども、そのなかで古い墓から見つかったという
ブローチとして使われた工芸品が画面に映し出された。
大輪の花にトンボのような虫が重なって飛んでいるモチーフである。
もしかしたら、遠く中央アジアの人も黄金の極楽とんぼをみていたのか?
世界中多くの人が見ていたら面白いなと私は感じてしまった。
この被葬者も願いを叶えたのだろうか。
 私が、このドキュメンタリー番組をみた2~3日後であろうか。
近所で不思議な話題を聞いた。黄金に輝くクワガタをみたという話題を聞いた。
近くにある、近所の住民の守護神のような扱いをうけているお寺や神社の境内では
蜘蛛が黄金であったという。私は遠い記憶を思い出していた。
たしか、自分の生まれた街では黄金に輝くのはとんぼだったけな。
でも、とんぼってある歌手をして舌を出して笑っているから、願い事は叶えてくれるのかな
おわり