ブルーシャムロック

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テーブルの上に

2013-04-15 16:39:16 | 逆襲の藤隆
テーブルの上に、缶ビールとCondom・・・。」
そんなおかしな歌を口ずさみながら、私はぷりぷり中央駅のコンコースにいる。
コンコースの外は雨。
今口ずさんでいた歌は、臺灣ドラマの主題歌である。なんともはや、私自身こんな歌を
歌って居るんだろうか。まあ、元来ドラマとアジア映画が好きだったのでその流れだろうと
思って居る。雨の降っている空は、現在コンコースを構成している金属の柱と同じ色だ。
季節柄、じとじと降っている。
「ふぅ。」
私は新幹線の行き先板をみている。「大阪」、「東京」という単語がそこには踊っている。
なんで、このコンコースに来るのだろうか。私が幼き日、下北沢に住んでいるときにいつも
父親を傘を持って迎えに行く事が度々あった。そこに、当時売り出し中のドロップの広告が
描かれたベンチが存在していた。今丁度目の前にあるベンチみたいだ。
今は、人気ののど飴の広告が貼られている。
雨が降ると、その幼いときのことが思い起こされる。現在私の仕事は
ぷりぷり市から関東や近畿圏と仕事が出来るはずなのに、ここに来るのも恥ずかしいよな
と思ってしまう。
そんなことを考えていると、関東の出版社からメールだよ。
と、携帯端末機を介して見ているpcのメールボックスをみながら、今度の原稿
を急ごうと思った。
おわり
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