ブルーシャムロック

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沢山のブドリやネリためにやらねば_2

2023-12-16 11:16:41 | 逆襲の藤隆
「えっくすし、君を殺人犯にしたくない。」
そんなことを言って、出木杉英才を
拘束したえっくすしを開放するように言う
のは、山田守という男だった。
「山田守、僕を追ってきたのか?」
拘束が解かれた出木杉英才を見て
言う。
「ああ。僕だって見当がつく
君にとって、えっくすしは
重要な人みたいだが、
僕にとっては、関わらない
ほうが、歴史の大局を
考えると、関わらない方が
いいと思っている。」
山田守は力説するのだが、
「えっくすしのショボイ研究を
もっとより良くすることだってできる
はずだ。彼が回りくどい研究を
しているのが、あまりにも歯痒い。」
と、山田守に出木杉英才は
えっくすしが聞こえる場所で聞こえた。
「貴樣、本当に戮すぞ。」
えっくすしは鬼の形相だ。
「まて、えっくすし。」
と山田守はえっくすしを
にらんだ。
「こんなやつを相手にすると
君の火星ロケットの研究が
志半ばに奪い取られるぞ。」
と山田守は答えた。
「そんなことはない。」
と出木杉英才は言う。
「今日のところは、山田守の顔に
免じて許すが、出木杉英才っ。
貴樣は、yちゃんが生きているとき
より、傲慢になったな。
そして、ずいぶん小さい。」
と、えっくすしは笑っている
ようだった。

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