ブルーシャムロック

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濕地帶に望む_9

2021-03-06 05:27:50 | 逆襲の藤隆
「僕は同性愛者だが、知世は同性愛よりも異性愛に生きてほしい。
君はただ、同性に遊びで接近しているだけだし、その接近具合が以上過ぎるのだ。
僕とパートナーの男性が付き合っているオランダ人の女性カップルの
ポーリーンとジョイと比べてしまうのだが、あまりにも真剣じゃない。」
知世はロビンに言われたことを思い出していた。
蓮次が座っている席に戻ってきたとき、その言葉を考えていた。
「お疲れ様、用は済んだの。」
蓮次は知世にそっけない言葉をかけた。
「ええ。もうすみました。でも、私のことを考えて木之本は出ていったのかな。」
知世は、蓮次に言う。
「そうだといいなあ。そうじゃなきゃ知世とは一緒にここの濕地帶にはいないから。」
蓮次は照れてみせた。
「ああ。そうかもね。」
知世は蓮次の大げさなカメラを繁繁[しげしげ]と眺めながら、
「ところで私の写真は撮影したの.]
と蓮次に質問した。
「今日も撮影したよ。」
蓮次はふふりと笑ってみせた。
「ところで、わたし寄りたい場所があるんだ。」
知世は言う。
「一体どこなの。」
蓮次が質問した。
「ここから車で15分もかからない場所だよ。」
知世は検索した資料を蓮次に見せた
end.

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