ブルーシャムロック

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面馬家の野望_2

2008-12-05 21:27:32 | 逆襲の藤隆
「死んだか。」
初老の男が声を上げた。
此処は台湾・福建聯合にある福州市の高台にある屋敷である。
「遷様、アジアの闇を司る出木杉一族のHopeであった英才が亡くなったという事は
我々にはやりやすくなったと言うことでしょうな。」
と、30代初頭ぐらいの男が言った。
「炎、台湾の総統に就任した喝はどういってきたのかな。」
と、遷は聞いた。
「支援有り難う御座います。とだけです。しかし、面馬家当主として、
一族の人間をアジア各国の政界に送り込まなくてもいいのですか?」
と炎という男は聞いた。
「我々は高望みはしない。面馬一族を曲がりなりにも一国の国家元首に据えたのだから。」
と、遷はたしなめた。
「シンガポールのジュリアーノ・メンマがシンガポールに面馬一族を議員に据えないかと
言ってきましたが・・・。」
炎は遷にたたみ込んだ。
「シンガポールはいい。台湾一国があれば、世界を牛耳れる。かといって我々には中國大陸は
大きすぎる。かといって東南アジアを操るのも面倒くさい。しかし、ライバルの
出木杉一族が弱体ならば、チャンスかもな。」
遷は言った。

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