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【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

浦嶋神社「宇良神社」

2024-11-23 | デジカメ紀行

伊根町字本庄浜にある浦嶋神社「宇良神社」

 

 

11月14日訪れました。

「狛犬」

   

明治42年(1909)8月吉日、伊根港 奥屋事・奥吉右ェ門他6名により寄進されたもの。

狛犬は、その起源は渡来の信仰に基づくもので、邪気を祓う意味があると言われています。

 

祭神 は「 浦嶋子」(⽇本昔話でいう浦島太郎)

相殿神    月讀命(つくよみのみこと)、祓戸大神(はらえどのおおかみ)

創建     天長2年(825)7月22日

神徳     生命の神様として、人生の導きの神様として、古くから厚い信仰を伝えています。

縁結び、長寿、漁業、航海、農業、牛馬、養蚕の御神徳があります。

 

「昔々浦嶋は 助けた亀に連れられて 竜宮城へ来て見れば 絵にもかけない美しさ」

文部省唱歌「浦嶋太郎」で、明治29年(1896)に巌⾕⼩波(いわやさざなみ)が⼦ども向けに書いた⽇本昔話に、現在の浦島太郎のお話しに書き替えられ、尋常小学校唱歌第二学年用教科書として、明治44年6月28日に刊行されました。

物語は中国道教の神仙思想の影響を⾊濃く受けており、古代には⻯宮城へ⾏かず神⼥(おとひめ)に誘われ蓬⼭(常世の国)へ⾄るという物語でした。

浦嶋⼦は当地を治めた地⽅豪族の領主であったことから、⺠間伝承ではなく貴族、公卿などの⽀配層を中⼼に伝わっていきました。

室町期の御伽草紙に初めて「⼄姫」「⻯宮城」「⽟⼿箱」の名称とともに⻲の恩返しの要素が加わりました。

領主であった嶋⼦が「両親を養う漁師の⻘年」という⺠衆の⾝近な存在として描かれたことにより、⼤衆に広く受け⼊れられ全国に伝わっていき、「浦島太郎」伝承が全国各地に数多く伝わる要因であると考えられるように。

 

「手水舎」

 

「宇良神社石碑」

参道に、石碑「宇良神社」が建立されています。

「皇紀二千六百年建之 子爵 本荘宗秀筆」

第6代丹後国宮津藩主(幕末期の幕府老中)であった本荘宗秀による題字。

 

「蓬山の庭」

 

浦嶋神社崇敬会設立10周年を記念して、京都市の竹村造園により施工されたもの。

 

「拝殿」

 

 

割拝殿(吹放し)、桁行3間、梁間2間、入母屋造、銅板葺、平入。

石造の布基礎に角柱を立て、内外に内法長押を廻しています。組物は詰組の出組、さらに組物間に蟇股には内部彫刻が施され、題材は亀、兎、鯛、鳥、波、雲、松、蓮。左右対称に配置。

 

「中殿」

桁行2間、梁間1間の切妻造。

梁間を拝殿中央間と合わせている。

 

「拝殿」→「中殿」→「本殿」と繋がっています。

 

 

 

「本殿」

星に対しての信仰があり、本殿は北極星に向け建てられているそう。

神明造、桁行3間、梁間2間の切妻造、茅葺、平入。

本殿西南隅の縁束には、井戸屋形が取り付いています。

「御井さま」

  

 

 

 

 「資料室」

浦嶋明神絵巻掛幅形式(京都府指定有形文化財)、玉手箱(亀甲紋櫛筺二合)、能面、室町幕府初代征夷大将軍・足利尊氏寄贈の酒壺等を展示、浦嶋物語の歴史説明と浦嶋明神縁起の『絵解き』を行っている資料室です。

 

 

 

 

説明文は公式サイトを参考にしました。

 


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