保健福祉の現場から

感じるままに

風しん大流行

2013年07月30日 | Weblog
IDWR速報(http://www.nih.go.jp/niid/images/idwr/sokuho/idwr-2013/201329/2013-29-zensu.pdf)での2013年29週(7月15日~7月21日)の風しんの報告は184例で、今年は13110例になった。そういえば、全国知事会からの要望書(http://www.nga.gr.jp/news/h25.7.tizi.gian3.sasi.sasika.kaku.pdf)p13では「今般の大都市圏を中心とした全国的な風しんの流行に際し、子を生み育てる世代への予防接種や抗体検査の促進など、先天性風しん症候群の発生予防対策が急務となっている。まん延防止のための対策を、国の責任において講じること。」とある。厚生労働省資料「風しんの流行と 風しんワクチンの需給状況について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000371fc-att/2r985200000371v6.pdf)では、風しんに関する特定感染症予防指針について、「「風しんに関する小委員会(仮称)」を設置した上で、今秋以降に検討を開始し、年度内を目途にとりまとめる予定」というが、今年度中の対応はどうなるか、である。厚生労働省資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000371fc-att/2r985200000371v6.pdf)p2に出ているように、小児対策は奏効しているといえる。しかし、WHO「Nationwide rubella epidemic in Japan, 2013」(http://www.who.int/wer/2013/wer8824/en/)(http://www.who.int/wer/2013/wer8824.pdf)p254に示すように、今回の流行の主体は成人である。来年の初夏に再び大流行しないとも限らない。
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