保健福祉の現場から

感じるままに

SFTSとファビピラビル(アビガン®)

2024年06月25日 | Weblog
「ファビピラビル(アビガン®)」(https://brand.fujifilm.com/covid19/jp/avigan.html)について、R6.6.24「ファビピラビル製剤の使用に当たっての留意事項について」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2024/240624_7.pdf)が発出されている。感染症法による届出(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html)では、SFTS(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-43.html)は4類感染症であり、感染症疫学センター(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)の「IDWR速報データ」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)の「全数把握疾患、報告数、累積報告数、都道府県別」では、SFTS(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/sfts.html)は今年は23週まで59例発生している。致死率はどうなのであろうか。R6.5.24FNN「例年より増加中!マダニが媒介するSFTSで長崎市の女性死亡 治療薬なく致死率3割の危険な感染症」(https://www.fnn.jp/articles/-/703457)、R6.5.23TBS「マダニ媒介の感染症で80代女性死亡 70代男性も入院 北九州市が発表」(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1188279)が続いているが、SFTS(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/sfts.html)は例年春に多く発生している(特に西日本)ことは理解したい。「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の疫学的,臨床的,病理学的知見」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000196829.pdf)もみておきたい。国際感染症センター(http://dcc.ncgm.go.jp/prevention/)の診療の手引き(http://dcc.ncgm.go.jp/information/pdf/SFTS_2019.pdf)はどうなるであろうか。R6.4.16産経「高い致死率 マダニ媒介感染症「SFTS」東進拡大 ペット通じた感染も」(https://www.sankei.com/article/20240416-7VBNOLEQORLJFFGLBW4HEJ3T3U/)が出ているが、R6.3.19「本邦で初めて確認された重症熱性血小板減少症候群のヒト−ヒト感染症例」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/12572-530p01.html)も報告されており、要警戒かもしれない。昨年、R5.6.28北國新聞「アビガン「希少疾病用」指定  厚労省、マダニ感染症効果  富山化学開発」(https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/1110046)が報じられていたが、“ようやく”の感がある。薬事審議会医薬品第二部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi-yakuji_39204.html)のR6.5.9審議とR6.5.24審議について、R6.5.28Web医事新報「NEWS 抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」、世界初のSFTS治療薬として承認へ」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24376)の記事は興味深く、R5.5.10Web医事新報「【識者の眼】「どんな薬を承認すべきかが誰にも分からない」小野俊介」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=21932)の「賛否両論の新薬の承認可否が、委員ほぼ全員が下を向いたまま「なんとなくの全員一致」で決まる国に私たちは住んでいることもお忘れなく。」は理解すべきなのかもしれない。
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