保健福祉の現場から

感じるままに

機能性表示食品

2024年06月27日 | Weblog
R6.6.28毎日「新たに因果関係疑いの死亡事例76件 小林製薬の紅麹サプリ健康被害」(https://mainichi.jp/articles/20240628/k00/00m/040/165000c)。
R6.6.28朝日「海外だったら「紅麴サプリは『安全』と判断されていなかった」」(https://www.asahi.com/articles/ASS6W2F8NS6WUTFL012M.html?iref=pc_apital_top)。
R6.6.30NHK「小林製薬 紅麹問題 患者の約85%が腎臓の機能1か月以上戻らず」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240630/k10014497431000.html)。

「機能性表示食品」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/)について、R6.6.27読売「機能性表示食品、健康被害情報を9月から報告義務化…消費者庁が方針」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240627-OYT1T50039/)の「医師の診断がある健康被害情報の全件報告を9月から義務づける」「品質管理体制の強化は2026年9月から求める」は消費者委員会(https://www.cao.go.jp/consumer/)で打ち出される。R6.6.20JBpress「「紅麹」健康被害は小林製薬の責任で済む話か?見ぬふりの医師と法律家の罪深さ」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81575)が出ているように、医師の届出が適切になされるかカギの一つと感じる。また、食品衛生管理部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127766.html)のR6.5.29「紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001257977.pdf)p10「紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について」の「健康被害の情報提供を受ける都道府県知事等(保健所)の体制整備」もポイントになるのかもしれない。今回の紅麹サプリ事件(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E9%BA%B9%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)では、タイミングが良すぎるR6.3.13「いわゆる「健康食品」・無承認無許可医薬品健康被害防止対応要領」(https://www.mhlw.go.jp/content/001225216.pdf)に基づいて対応されたが、「機能性表示食品」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/)による健康被害拡大防止には臨床医の理解・協力が不可欠であろう。しかし、R6.6.7President「このままでは「サプリによる死亡事故」は防げない…機能性表示食品の「悪質な売り文句」を国が黙認する根深い事情 消費者の安全より「6000億円の市場」を優先している」(https://president.jp/articles/-/82416)の「食品安全委員会の専門家が「安全性を確認できない」と判断した物質が、機能性表示食品においては事業者自身の「安全だ」という判断のみで市販に至っている、というような問題も一顧だにされていません。」(https://president.jp/articles/-/82416?page=3)が気になる。国立健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報(HFNet)」(https://www.nibiohn.go.jp/eiken/info/hf.html)の「素材情報データベース(仮サイト);●現在、メンテナンス中です ●有効性情報は、仮サイトにて、情報公開します」から変わっていないことについて、R6.4.12NEWSポストセブン「【紅麹問題で高まる消費者不安】厚労省所轄「国立健康・栄養研究所」ホームページから健康食品の「安全性」に関する情報が不自然に消えていた」(https://www.news-postseven.com/archives/20240412_1955879.html)で「厚労省に聞くと「情報が削除されていることは確認している」(担当者)と認めたが、その経緯や理由については「調査中で回答できない」の一点張りだった。」「その後、データベースを公開する国立健康・栄養研究所に確認すると、2023年3月以降、「安全性」情報が削除されたことがわかった。」とあり、不自然である。消費者庁「機能性表示食品を巡る検討会」(https://www.caa.go.jp/notice/other/caution_001/review_meeting_001)のR6.4.24食品安全委員会「いわゆる「健康食品」 に関するメッセージ ~健康食品の安全性について~」(https://www.caa.go.jp/notice/other/caution_001/review_meeting_001/meeting_002/assets/consumer_safety_cms206_240424_03.pdf)p13「2015年12月「いわゆる「健康食品」による、避けることのできる健康被害を防止することを目的として、「健康食品」を摂るかどうかを判断するときに考えるべき基本事項を19項目にまとめて提示しました。」について、機能性表示食品(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/)の「消費者向けパンフレット」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/)にさえも掲載されていないことも不自然と感じる。
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