友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

映画を観ながら涙が溢れてきていた

2024年06月19日 18時10分43秒 | Weblog

 ちょっと欲張った一日だったけど、終わってみればまあまあの一日だった。朝から家を出て県立美術館で、『コスチュームジュエリー』展を観た。会場は女性たちでいっぱいで、男性は3人ほどしか出逢わなかった。それだけ、女性たちの美への関心が高いということなのだろう。

 羨ましそうにジュエリーを眺め、「このデザイン、いいわねぇ」などと会話している。「一般の女性が、ジュエリーを身につけるようになったのは、つい最近ですよ。フランス革命の前までは、王侯貴族のものでしたから」と説明したくなる。それにしても、輝くもので身を飾りたいと、なぜ女性たちは願うのだろう。

 県美を出てすぐ、上小田井のワンダーシネマに向かった。卒業生のチカコちゃんやサダシ君が話題にしていた映画を観るためだ。まずは腹ごしらえとばかりに、映画のチケットを持って行くと割引になる店に入った。ところが、「ご注文はタッチパネルでお願いします」と言われ、カミさんは無謀にも挑戦しようとする。

 「お呼びいただければ、操作は私が致しますが」と、言ってくれているのだからと話しかけても、カミさんは「やってみる」と譲らない。結局は店員さんに来てもらって、注文した。私のような、スマホの操作も出来ないような年寄りには無理な店が多くなった。

 観た映画は、大泉洋主演の『ディア・ファミリー』。愛知県春日井市の町工場の主人が、娘の命を救うために奮闘した実話に基づいた映画である。失礼ながら私もサダシ君と同じで、大泉では喜劇になってしまうと思った。もっと他の俳優が演ずれば、しっとりとした違った映画になっただろうが、大泉だったからこそ軽く観ることが出来たのかも知れない。

 人工心臓を造って娘を救いたい、父親の前向きさはよく出ていたが、観終わって、これは素敵な家族の物語なんだと気付いた。「Dear」には可愛いという意味があるが、これは素敵なの方が似合っている。両親も娘たちも、互いを思いやる優しさに溢れている。映画を観ながら涙が溢れてきていた。

 家に帰り、早速、資源ゴミを出しに行って来た。晩御飯はワインにしよう。

コメント (2)
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