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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

恋には男も女も区別はない

2020-09-12 | 映画
先ずは、古い小説の話から。
わたしの生まれた年に文壇デビューした作家の作品、まだ10分の1ぐらいしか読んでいないだろうと感じたが、3分の1のところまで来ていた。
表現が難しいから、スイスイすらすら読めないからか。
とっかかり、引っかかり、英文読解のよう。

ストーリーの中で自信がなかった点を再読した。
実家を離れて送った市街地での高校生活は、祖母が着いてきて、一緒に暮らしていたようだ。
江戸時代末期生まれの教育熱心な祖母。
孫は明治後半に20歳で嫁に行っているから明治初期の生まれか。
わたしの祖母ぐらいの生まれ年?
小説ではあるが、なかなか当時としては、進んでいる家庭だ。
わたしの目は、ファミリーヒストリーのノリになっている。

まだその孫が子供を二人産んだところまでしか読み進めていない。
孫は女大学で、女の使命は子供を産むことと家(この場合はハウスキーピングではない)を維持すること、ということを学んだそうだ。
ハウスキーピングや子守は女中がする。
家の格がいかに大事か、が、全ての価値観になっていた当時、先見の明のある祖母が、孫娘を格はやや落ちるが、本人、大黒柱の能力を見込んで、少し格下の家に孫を嫁にやった。
一部、現在にも通じるものがあるが、あとは、ほとんどの現代人には無理解、無関心だろう。

せっかく、高等教育を身につけさせてもらっているのに、内容は女大学。
大変、落胆した。
女の道、以外は、文芸だの音楽だの、芸術教養部門。
専門的な外国語や政治経済など、全く習っていない、身につけていない。
それでも当時の女性では最高学府の最高の教養なのだろう。
天と地ほどの時代の隔たりを感じる。
が、ほんの30年前ぐらいまで、その名残はまだまだ残っていた。

男性が育児休暇なんて、当時としては青天の霹靂だろう。
ヒモ扱いか?
が、現在、自民党の壇上で演説しているお偉方には全く、全く、全く、そのカケラも体験もなく、理解もしていないことがありありとわかり、話を寒々しく聞いている。
腹立たしさを通り越して諦めを通り越して、無感動、無関心へとこころは傾く。
でも、ほかに良い党がなければ仕方ないかと、いたって消極的。
消去法、、、。
枝野さん、頑張ってください。

と、いかにも家事育児などしない人の女性支援策にマイナス1000度に冷える思いは、さて置いて。

物語は、明治生まれで生まれた瞬間、女児でがっかりされた登場人物がその後、大正、昭和とどう生きるか。
前に読んでいるから、薄々は知っているのだが、まあ、忘却すると、2度美味しい。
作家さんにも2倍の印税を払いたい心境だ。
払わないけど。


それはそうと、昨日の映画。
「窮鼠はチーズの夢を見る」。
関ジャニ∞のドラマー大倉くんが主役。
ジャニーズって、見た目だけでなく、歌やダンスだけでなく、めちゃくちゃ才能あるなあと、しみじみ思った。
ジャニー喜多川さんが亡くなった後は、求心力はどうなるのだろう、、、と、それはさて置き。
目で演技する大倉くん、、、色気あるなあ、、、。
ちなみに、ビジネススーツに白いスニーカーは普通なの?と、時代に必死で付いていこうとするわたしの観察によるダサい納得。
カッコよかったけど。

感想を安易に書けない。
愛は男女間だけのものではないが、想っている側は辛い。
いつまでも想いばかりが空回りするなら、別離を選ぶんだろうなあ。
別れて初めて痛みがわかるって、よくある話。
埋め尽くせない空虚感は、新しい恋人との愛で埋めるしかないのか。

前の恋を引きずっている人は痛い。
女性は意外にドライだと、わたしの独断と偏見。
いつまでもメソメソしない。
はい、次、行こ!の精神である。
古傷が傷む人と、一緒に前に進めない。
進んでいるうちに、癒されるのかも知れないが。

恋愛はデリケートなことがら過ぎて、わたしの手に負えない。

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