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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

時間を無駄に使う贅沢

2021-05-08 | わたし
テレビっ子になっている。
ついでに、ラジオっ子にもなっている。
さらについでに、インターネットでウィンドウ・ショッピング。
つまり、買わないで見るだけ。
その他にも、メールでお知らせがあったT-POINTの期限切れポイントをチェックするため、Yahoo!からログインするのにやたら手間取り、あきらめかけた頃にやっと入れた、、、。
そうしていたら、あっという間に1日が過ぎてしまった。
確実にボケそうな近未来の影がヒタヒタと忍び寄る。

菅総理の緊急事態宣言延長の生記者会見から始まり、ニュース、人生レシピ(ちょこっと)、関西熱視線、ニュース9、その後に続く、今夜22時に見た、NHKドラマ「半径5メートル」。
初めて見たが、ドラマは第2回目だった。
子育てが終了した50歳の妻と、同世代、編集者の夫。
夫婦別寝室、○ックスレスになって久しい夫婦。
お互いが向き合う。
50歳で子宮の病気(癌)になり、手術で子宮を取ることになる妻。
「子宮を取ったからといって女性ではなくなるわけではありませんから」と主治医に言われる。
ちなみに、かつてわたしは、閉経した女性は女性じゃないという呪縛にとらわれていたが、たんなる思い込みだった。

ドラマの若いほうのカップルも、なかなかかわいかった。
恋愛の経験不足っぷりが、コミカルで面白い。

で。
昨夜、見た、これまたNHKテレビの「クローズアップ現代」は深刻な重いテーマだった。
「子供が親を捨ててもいいか?」
虐待されて育てられた子供が、高齢になった親の介護をする立場になっても、憎しみが消えない。

わたしがつい最近、自分のブログに「わたしは親に叱られて縮こまって育った」と書いた。
さらに、「半世紀以上前のことを引きずり、親に責任を押し付けるのは間違っている。性格を修正するのには余りある時間が経っているのだから、自己責任だ」とも付け加えた。
しかし、心理カウンセラーによると、自己責任でもあるが、多少は親の責任にしてもよいようだ。
だが、そうすると、わたしも子供たちに責められそうだ。
完璧とは程遠い、適当な母親だったから。
親を責めると、自分も責められる。
順送り。
虐待されて育った子供は、自分の子供にも虐待するらしい。
わたしは虐待されたわけではないので、子供に手を挙げたことは一度もない。
むしろ、自分がされて嫌だったことを、子供にはしたくないと思った。
だから、出来が悪いだのアホだの、絶対に子供には言わなかったし、それ以前にそんなことは思わなかった。
能力基準は自分だったので、ほとんどの人は出来が良いように感じる。
しかし、ちょっと手を抜き過ぎて放任主義に走り過ぎ、ややもするとネグレクト一歩前だったかも知れない。
が、子供たちは幸運にも病気も怪我もせず、みんな大きくなった。

放任はわたしの親がそうだったから、これまた順送りかも知れない。
放任主義の割にはレールを敷いていたように思うが。
大きな大きな籠の中の鳥だったかも知れない。
籠を取り去っても、そこから動かず羽ばたかなかったのは、自己責任か、あるいは親による洗脳が解けなかったからか。
未だに洗脳は解けていない部分がしっかりあり、けしからん先入観やとても感じ悪い意識(ホンネ)を持っている。
子供には黒いホンネは言えても娘婿の前では言えない。
自分でも良くない意識、考え、思いだと自覚しているからだ。
わたしが子供にはけしからんことを言うとしても、子供たちは反面教師として学んでくれることだろう。
わたしが親の言動を見聞きして、反面教師にしたように。
洗脳されている部分と、反面教師にしている部分がある。
それらはわたしの芯を形成しているように思う。

親のわたしに影響を受けた子供たちも同じくそうかも知れないし、子供と孫の親子関係もそうかも知れない。
順送り。
だとすると、良い繰り返しは、好循環を生み出す。
虐待は虐待を生み出すように、プラスはプラスを生み出す。
わたしは凡人なので、可もなく不可もなく、平凡に何事もなく平穏無事が順送りされたらよいと考える。

親を捨てたいほど親は憎んでいない。
健康に生み育ててくれて感謝している。
親にはいささか欠点も不満もあるが、想定範囲内である。
わざわざ捨てなくても天寿を全うする年齢に達すると、引き止めても勝手にあの世に行く。
なので、わたしは別に親を捨てたいという思いは持っていない。
まともに、可もなく不可もなく育てられたようだ。

親を恨む子供を取り上げたテレビ番組を見て、ぜひこのテーマを書きたいと思ったが、書いてみると、あらら、、、蓋を開けると、自分にはなんにもなかった。
よかった、、、。

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