旅の月刊・情報誌を読んだ。
いつもは、表紙をちらっと眺めるだけで、めったに読まないのだが、
今日は、たまたま気が向いた。
中には、エッセイが数本掲載されている。
プロのエッセイは、お上手だけど、多くの人々に合うような感性で書かれている。
旅のエッセイで、定期月刊誌だから、ハチャメチャな内容は無い。
求められるものを的確に嗅ぎ取って、プロはお仕事されている。
ふ~ん・・・と思うが、ソツなくこなされているが、
面白くなくはないが、・・・ふ~ん・・・そうなの・・・という、わたしの軽い鈍い反応。
わたしの脳、感性自体が、最近、鈍っているのだろうか。
あまりたいして刺激されない。
そのくせ、なんでもない風や、風景、普通の会話などに、じーんと来たりする。
歳を重ねて、感性の変化が見られるのだろうか。
価値観も少し変わってきたように思う。
たとえば、お金の使い方。金銭的価値観。
そもそも、わたしのまわりにいる人間が、お金を使わなさ過ぎる。
4人家族で広い一戸建てなのに、電気代が一ヶ月1000円台(2000円を切る)だったり。
どうなっている?
かたや、一人住まいの高齢のあるお方Aさん、電気代、一ヶ月6万円だそうな。
どうなっている?
もっとすごい、ある高齢のお方Bさん・・・
その差、振幅、大きくないか?
なので、価値観もオーソドックスではないかも知れない。
通常の平均値の範囲に納まっていないような気がする。
下にいるか、上にいる。
あるいは、右にいるか、左にいる。
3Dで、不思議な空間に位置しているようにも思える。
しかし、プロセスはどうであれ、結果的には、目に見える分では、
世間の人と足並みを合わせ、歩調を乱さないでいると感じる。
つまり、常識を保っている。
歳がいくと、どんどん個性的になってきてしまい、自分を持て余すこともある。
皆さんも、そうなのだろうか?
年寄りは頑固になる、ってやつか。
自分の人生を肯定しすぎるあまり、柔軟性に欠ける。
わたしは、そういうのも、イタイと感じる。
しかし、多くのお年寄りたちは、耳が悪いのか、脳が固まってしまっているのか、
咄嗟に反応できなくなってきているのか、
反応に時間がかかりすぎて次第に反応しなくなるのか、
自分のことは一方的に話すが、人のことは聞かない。
聞こえないか、聞く気がないのか。
耳のせいなのか、脳のせいなのか。
どっちも、か。
双方のコミュニケーションが取りにくくなるのは、老化のせいなのか。
わたしも、順調に老化の一途を辿っている・・・のだろうか。