へんな洋食屋カフェ

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昨夜は、久しぶりのセッションである。あんな残雪の足元悪い中、数人は来店してくれた。カホン奏者も来店してくれた、ギターを背負った母息子の親子連れも来店してくれた。なんでも息子はアコースティックギターを習っていて、稽古の帰りに立ち寄った訳である。まさか、オイラがギター弾きとは知らなかったであろうし、傍らにカホン奏者も居る事態も想像の外だったに違いない。折角だからとカホンは薄々と叩き始める。オイラは、カホンの音粒つまり叩き粒が揃ってくるまでジッと我慢しギターは持ち出さないでいた。親子連れは、母親も洋楽のスタンダードの歌を習っていてカホンに耳も目も移る。やおら、カホンの粒も揃って来たのでオイラもギターを抱き「ンじゃ」と出だし曲を弾き始める。カホンが追い始める。段々と追い上げてくる、この手始め曲はその名も「手始め」とか「追い込み」と名付けた曲で最後は「もう、無理っ！」という程に追い込まれる曲だ。親子連れは、目を丸くして聞き入るというか観入る。圧倒的なパンチの曲だから弾き終えると聴き手がため息をこ
ぼす。さぁて、この手始めで指は血流も善くなり真骨頂のフラメンコもボサノバもタンゴも御座れだが、今日のところは奥さんがなにやらジャズ系らしいのでスタンダードやボサノバを聴いていただいた。ライブ開催の促しも戴いたが、マッゆくゆくの思案である。