日ごろ議会では意見が対立しがちの自民党と共産党が隣り合わせとなりました。
10月4日(土)午後2時から有馬富士公園パークセンター多目的ホールにて「三田市議会議員と市民との意見交換会」が開催されました。
この日は、「まちづくり常任委員会」の担当により、「地域の課題: 地域担当制とまちづくり協議会」について、参加された市民と議員との意見交換が行われました。土曜日の午後であったこと、テーマのためか、前日に行われた2つの意見交換会より参加者が多く、37名の参加でした。
一昨年からスタートした地域担当制が手探りの中で職員が地域に入り、地域の問題や課題について把握するところから努力されていますが、それが地域住民にどのように受け止められているのか、また、地域担当制に望むことや「ふるさと地域交付金制度」について、意見交換されました。
積極的に地域の中で活動され、地域課題を出し合いながらできるところから活動を始めておられる団体、自治会を中心として、組織の在り方の見直しから体制づくりへ努力されながら、そこでの課題が明らかになってきていること、交付金の使われ方がどのようになるのか、受け止めの違いなども出されていました。
かつて人口3万3千人からスタートした三田市は、その前は「村」「町」などの機能がそれぞれの地域でありました。ところが合併によりその機能がそれぞれの地域からなくなり、集約されてきました。平成の大合併により、過疎化が一層進んだ合併後の市が持つ弊害と格差がさらに進んで大きな問題となってきています。
規模こそ違え、三田市においても地域間格差と高齢化の違い、産業の違いなどから似たような問題を持ってきています。ヨーロッパなどではより小さな単位で行政が行われているのに、日本では道州制もにらんだ、平成の大合併と効率化による切り離される地域が生じてきている問題があらわになってきています。
こうした根本的な問題をどのように解決していくかを真剣に抑えていかないと、取り返しのつかない問題へと発展しかねません。
10月3日(金)午前10時から11まで、地元中小業者の皆さん、上部団体と市の経済・国保・収税担当者、経済担当の部長さんの出席の下、懇談がされました。また、市長あてに、「中商工業者への施策を拡充し地域経済の振興を求める要請書」も渡されました。
アベノミクスで経済が良く成るどころか、一層の落ち込み、中でも地域経済は全く先行きが見えない状況となってきています。消費税増税、デフレ脱却と言って物価高を招き、二重に苦しめられている市内の業者団体である三田民商が兵庫県商工団体連合会の副会長・事務局長とともに、現状の打開の大きな起爆剤となる「住宅リフォーム助成制度」の早期実現を訴えられました。また、今年6月に成立した「小規模企業振興基本法」の具体化と具体化にあたって、三田民商も計画策定過程に参画させていただきたい旨についても訴えられました。
議員としては、共産党から中田・長尾・長谷川が同席しました。
おりしも安倍内閣は石破氏を地方再生担当として位置づけましたが、その狙いは別として、それをしなければ政権が持たないほど、日本経済の落ち込みと大企業中心に偏った中身となっていることの表れではないでしょうか。
間もなく新年度予算編成がなされる時期となりましたが、地域経済が疲弊したままでは少子高齢化社会は食い止められず、しっかりと地域の中小零細企業が元気に見通しが持てる経済となるよう、具体的施策を求めていきたいと思います。
右からの強風にあおられる竹林(鈴鹿) 倒れた竹が道を塞ぐ(酒井)
強風で同じ方向に倒れた野菜(乙原) 倒れた「稲ハザ」と、がっかりして見る農民(桑原)
*「ハザ」(岐阜の故郷の言葉です)
大型で強い台風の18号が日本を直撃しました。 今回は思ったより雨が少なく、また風も想像を下回りました。
三田市内でも暴風警報が出されましたが、大きな被害が出ず、ほっとしました。
午前7時半に雨合羽を着てバイクに飛び乗り農村地域を中心に回りました。8時6分に警報が解除されたと、防災メールを受けましたが、その直後から高平地域では強風に見舞われ、バイクに乗っているのが怖いくらいでした。
私が回った地域では倒木などはなかったものの、小枝(3メートルほどのものも含め)がかなり落ちていました。
農家の7割ほどがお米の収穫を終えていましたが、中には風にあおられて1枚の田がまるまる倒れた稲となっているなど、収穫の大変さが思われます。
市では、昨晩から今朝にかけ「水防対策会議」が度々持たれました。職員の方におかれては、お疲れ様でした。