開会の「のぞみ太鼓」 皆に祝福されての成人式
今年成人になられた「のぞみ作業所」のメンバーの一人を祝う成人式が、2010年1月27日(水)午後1時から福祉会館で開催されました。
オープニングのすばらしい「のぞみ太鼓」で始まり、出席者の皆さんから祝福の言葉が贈られました。彼女は何日も前からこの日を待ち、当日朝もニコニコとされていたそうです。着物姿のご本人は、本当にうれしそうでした。心から「おめでとう」
障害があっても、「その人らしく」生きられる社会、一人ひとりの尊厳が守られる社会の実現をしていかねばなりません。しかし、現実はどうでしょうか?行政・政治がその役割を果たしているでしょうか?現場の声、当事者の苦しみや喜びをどれだけ行政は受け止めているのでしょうか?政治の果たす役割は大変重いものがあります。単に政権が代わっただけでなく、これからその「政治の中身」が問われます。
皆さんの楽しそうな顔、私も皆と一緒に歌う中で、思わず涙してしまいました。「のぞみ」の皆さんがたたいている太鼓は、太陽電線(株)からの寄付だそうです。その社長さんの奥さんが参加されていましたが、私の隣に座っておられ、何度も涙を拭いておられました。