体幹について調べてみた。最近、歩行が変化していることを感じている。室内を歩いても、どこかふらつきのようなものを感じる。立つ、歩くという基本動作と、体幹が関連しているように思えるからだ。まず、木場克己の『体幹の話』から。「体幹とは胸部、脊部、腹部、の4つで構成されている胴体」と記している。その役割は、「背骨や骨盤の向き、角度に影響を与える筋肉が集中し、姿勢を保つことで重要と、指摘している。
コパイロット、つまりAIに、高齢者が体幹の維持するためになすべきことを聞いてみた。パソコンのAIを利用することで、短時間で必要な知識が得られる。AIが推奨するのはまず運動。
・強度が3メッツ以上の運動を週4メッツ・時以上行うことを推奨します。
・週60分以上の運動を行い、息が弾み汗をかく程度の運動を心掛けましょ
う。
・筋力トレーニングも週2~3日行うことをおすすめします。
そして、筋肉の柔軟性を高める筋トレやストレッチ、軽い散歩などの必要性もしてしていた。
再び、木場先生の『体幹の話』に戻る。推奨しているのは、「体幹バランスウォーキング」。最初にドローイングを行って、体幹を意識。「歩く時は、背筋を伸ばして軽くあごを引き、視線はまっすぐ前を見る。肩の力を抜き、肩甲骨を
軽く引きよせ、腕は少し内側に振る。歩幅は自分の足の1.5個分を目安。一本の線の上を歩くイメージで進む。腹部の筋肉を意識しながら、腹圧をかけて歩く。
こんなことを意識しながら歩くことが、体幹を維持し、高齢者のしっかりとした歩きにつながる。スマホを持参し、きれいな花を撮影することも、歩きを続けるモチベーションになる。里山は野生のフジが咲き乱れ、キングサリの珍しい花が夏の到来を告げている。