おだやかに明けた元日。雑煮と一杯のお屠蘇、静かな新年であった。年の暮から、ユーチューブのコンテンツを捜した。樺沢紫苑やひと月万冊の佐藤章など面白く、役立つコンテンツを見ていたが、新しくお気に入りに加えたのは、上杉隆、長谷川良品、望月衣塑子、相澤冬樹などのジャーナリスト。藤井聡のほんまものチャンネル、元明石市長の泉房穂など見がいのあるゲストが多く登場する。ブックオフで気になるジャーナリストの本を探すのも楽しみになった。特に正月のテレビは見るべき番組がないだけ、ユーチューブのコンテンツが楽しみになる。
夕方4時ころになって、テレビの地震警報がけたたましく鳴った。震源地は能登。最初の警報では、ほぼ体感がないほどであったが、2度目の警報で大きく揺れた。震度は4であったらしい。激しい揺れは、2011年の3.11を思い出させた。すぐに津波警報が出て、テレビのアナウンスは甲高い声で、逃げろの言葉が繰り返された。正月のバラエティーはすぐに吹き飛んで、この地震警報一色となった。どのチャンネルも、もう準備していた正月番組がなくなっている。バックに能登の海岸で海の波が写るが、どんな状況かほとんど分からない。街の様子や局内の揺れを写す映像は、夜が更けてからであった。津波が来て、湾内の船が転覆いたり、陸に打ち上げている映像は今朝の映像で知る。木造家屋が倒壊し、輪島市では大規模な火災が発生した。死者は午後3時現在で48人を数えている。
今年の正月は、地震から始まった。3.11の記憶がよみがえる。この一年、どんな一年になるのか。