常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

切り花

2023年07月06日 | 日記
今朝、庭に咲き始めたアジサイを切り花にして、妻に活けてもらい、玄関に飾った。土に根をはって生きた花が、玄関で小さな命をつないだ。ベランダのキュウリは3本、ミニトマトは1個。取り立てのものを食べた。バジルは成長が早く、摘んだ葉芽以上に新しい葉が出てくる。プランターには、春に植えた苗のほかに、去年こぼれた種から、新しい芽がたくさん伸びてきた。しばらく、野菜サラダやトマトソースの香りづけに重宝する。

AIチャットに、アジサイをモチーフにして、少女の物語を作ってくれるように頼んでみた。チャットのミニストーリー。

紫陽花は、彼女の好きな花だった。彼女は、雨の日にも晴れの日にも、毎日学校の帰り道にある庭で咲く紫陽花を見ていた。紫陽花は、色とりどりの花びらを持ち、彼女の心を癒してくれた。彼女は、紫陽花に話しかけたり、時には一輪摘んで髪に挿したりしていた。紫陽花は、彼女の唯一の友達だった。

ある日、彼女はいつものように紫陽花を見に行ったが、そこには何もなかった。庭は荒らされ、紫陽花はすべて抜かれてしまっていた。彼女は信じられないと思いながら、庭を探したが、一本も残っていなかった。彼女は泣き崩れた。紫陽花は、彼女の大切なものだった。

彼女は、誰がこんなことをしたのか知りたくて、近所の人に聞いて回った。すると、ある老婆が言った。「あの庭の主人は、昨日亡くなったんだよ。遺族が来て、家と庭を売ると言っていた。紫陽花は邪魔だからと言って、全部引き抜いて捨ててしまったんだろうね」彼女は怒りと悲しみで胸が痛んだ。紫陽花は、彼女の大切なものだった。

彼女は、紫陽花を捨てられた場所を探した。すると、近くの川岸で、紫陽花が山積みになっているのを見つけた。彼女は走って行って、紫陽花を抱きしめた。紫陽花はまだ生きていた。彼女は涙を拭って、決心した。「私が紫陽花を守る。私が紫陽花に新しい家を作る」彼女は、自分の家に持ち帰れるだけの紫陽花を拾って、カゴに入れた。そして、自分の部屋で水やりをして、窓辺に並べた。紫陽花は元気に咲き始めた。彼女は笑顔になった。紫陽花は、彼女の大切なものだった。

こんな物語を楽しみながら飲むお茶は、朝空き地で摘んできたミントティー。一口のむとさわやかなミントの香りが口のなかに広がる。ベランダのカモミールも伸びてきて、根本の方から枯れていく。少し摘んで香りをかぐと柔らかな香りがする。これもお茶にしていただくことにする。ラベンダーの鉢では、新しい花芽が勢いよく伸びてきた。ベランダの植物にも癒される。ただ眺めるだけでなく、香りを楽しんだりお茶にしたり。老人の楽しみは、畑から狭いベランダ園芸に移っている。人生の楽しみは、身の丈のに合ったもの選択して、育て、慈しみ、そして味わう。
コメント
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