ここのところ、所属するいろんな会の新年会いっぱいあった。考えてみれば、会場を設定しメンバーの出欠をとり、会を楽しく運営するには幹事さんの役割は非常に大きい。長く続く会に必ず有能で気配りの行き届いた幹事さんの存在がある。38会のH氏などその好例だ。グループのメンバーの状態を把握し、決まっている新年会だけでなく、いいタイミングで臨時の会を行って絆を強めることも重要である。
新年会降る雪をみて高階に 川畑 火川
酒盃を片手に、テーブルを囲んでの楽しいおしゃべり。これは人間の古い歴史に行われていた記録がいくつもある。1世紀後半の帝政ローマのギリシャ人思想家のプルタルコスの『食卓歓談集』に「宴会の幹事はどういう人物であるべきか」という記述がある。
そこであげられているのが。
「先ず飲めばたちまち酔う、などということのない人。あるいは反対に、酒は飲まないなどと言わない人。こんな人は宴会を指図するより子供を監督するのに向いている。」
さらに付け加えて言っている。
「人が無様なふるまいに及ぶのを見て見ぬふりをしたり、あるいは逆に、世話役が宴会から楽しみを奪ったりしないように。謹厳を友とし、かつ遊びにも無縁ではない、その両方の性格がうまく混じりあっていて、いずれにも応じられるようでなければならない。」
こんな幹事さんが帝政ローマの時代から求められたいた。幹事さんの苦労のもとに集うものは、酒に溺れることなく、その楽しみをつくる協力者でなければならない。
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