ヒスタミンは、アレルギー反応、胃酸分泌、血圧降下などに関与する生理活性物質
です。魚介類の鮮度が落ちると、魚介類に多く含まれるアミノ酸のヒスチジンが
ヒスタミン産生菌によりヒスタミンに変化します。
日本では魚介類の消費量が多いため、ヒスタミン食中毒のリスクについて懸念されて
おり、最近では保育所、学校、病院が関係する給食施設における集団発生が報告され
いますが、意外と知られていないのが現状です。
コーデックス規格では、遊離ヒスチジン含量が高い魚種の缶詰などに対してヒスタミ
ン濃度の基準を設定しています。
水産加工品におけるヒスタミン制御は、輸出障壁を解消し、わが国の競争力強化に
寄与するため、本勉強会では、ヒスタミン中毒とその対策について取り上げます。
未来へのバイオ技術"勉強会
「食品のリスク管理と安全強化~ヒスタミンを制御する」
日時 2014年10月29日(水) 15:00~16:50 終了後、交流会あり
会場 (一財)バイオインダストリー協会定員 60名
オーガナイザー:梶山 直樹氏(キッコーマン(株))
プログラム
「ヒスタミン制御による安全・安心な水産加工品の開発と競争力強化」
里見 正隆氏((独)水産総合研究センター中央水産研究所 水産物応用開発研究セン
ター )
「ヒスタミン迅速測定キットの開発と展望」
佐藤 常雄氏(キッコーマン(株)研究開発本部)
講演会参加費
JBA法人会員:無料
日本生物工学会会員:無料(申込みフォームの備考のところに、
日本生物工学会会員と記載して下さい。)
JBA個人会員(対象:JBA法人会員でない企業(事業者)に所属の個人会員):5,000
円(税込)
非会員:10,000円(税込)
詳しくは下記をご覧ください。
https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/001467.html
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