憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

派遣切りになる労働者に自己責任論・・・無責任で単純すぎる

2009-02-03 15:00:07 | Weblog
『自己責任』
ワイドショーの出演タレント?
が、
派遣切りされた
労働者に「自己責任」を展開した

●派遣労働は
 企業に縛られない自由がある
 私的自由時間が確保できる
 能力を正当に評価される実力主義
 賃金も正社員より優遇される
※労働時間が自由になり
 私的生活が楽しめる
 そう考え
 優遇措置に惹かれた若者が
 自らが選択した労働環境だ。
※派遣切り
 即ホ-ムレスは
 自己責任である
※ガタガタ大騒ぎするな!
 と、言いたいらしい。

●企業は、
 好景気&不景気に合わせた
 雇用調整が自由にできる
 法律を大歓迎した
※非正規雇用者が激増する
 当然の帰結である
※予告なしの雇用打ち切りは
 想定範囲である
 <企業の社会的責任はないのか?>

〇お説の通り 
 と、認めるとしても
 『自己責任』で
 解決されるほど
 派遣切りは
 単純な問題であろうか?

●世界的大不況の到来
 これは予想外であった

●企業が経営危機を迎えた
 急速で打つ手もない
 企業は生き残りの為に
 派遣切りで危機を乗り切る
 
●年度内にも
 派遣切り中心に
 40万とも50万とも言われる
 失業者が街に溢れる
 <社会不安が広がる>

◎派遣切り不況は
 国民・労働者の大問題と捉える
 
※人間はなぜ働くのか
 働く意味を根本から考える必要がある
 ・生きるために(生命維持)
 ・家族を養う為に(幸せ生活)
 ・能力を生かすために(生甲斐)
 ・高級生活するために(競争に勝つ)
 ・権力者になるために(支配欲)

※凡人には回答が見つからない
 が、
 ・生命維持&生活維持の収入を仕事に求める
 ・能力を生かす働き甲斐ある仕事を求める
 ・人間は社会的動物である
  助け合い共存できる社会を求める

※それを忘れて
 強者弱肉社会になっている
 <政治が創り出した社会>
※企業は社会的責任を忘れて
 生き残り利益第一のみを追及する
 弱者労働者の使い捨てを平然とする
 <企業の社会的責任=雇用責任・労働者の生活保障>

◎能力を超えた問題を取り上げ
 まとめができない
 お恥ずかしいことである
 が、
 1部タレントの主張する
 派遣切りされる労働者の自己責任論に
 単純に組することはできない。


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