憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

言葉を大切に・・・科学と技術をゴッチャ混ぜにするな!

2010-03-10 10:43:45 | Weblog
〇総合科学技術会議(議長鳩山総理)
 世界をリ-ドする
 研究支援基金の給付を決めた
*再生医療研究(ips細胞)に
 50億円(最高限度)
*最新ガン治療装置開発に
 36億円
*次世代太陽電池実用化研究に
 30億6700万円
*世界最高性能の有機ELデバイス開発に
 32億4000万円
*がん等早期診断可能にする質量分析システム開発に
 34億円
 等々に学術振興会を通じて(5年間に)
 約1千億円が配分される

〇日本が目指す21世紀は
 世界の最高水の科学技術国家だ
*世界最高水準を維持するに
 十分な予算であるか?
 更なる増額を期待する。

〇科学技術
 科学・技術の言葉は
 同一次元で使われるが
 本来別次元の言葉と考える

事典によると
“科学”
 ①学問 世界・事象に関する
  知的・合理的な研究の営み。
 ②特定の対象領域に関する
  経験的実証的学問。
  自然科学・精神科学・社会科学・文化科学など
  狭義的には自然科学のこと。
“技術”
 ①物事を巧みにし遂げる技。
 ②自然に人為を加えて
  人間の生活に役立てるようにする手段。
  また、その為に開発された
  科学を実際に応用する手段。

〇言いたい点が
 ご理解いただけたでしょうか!

※“科学は学問として大学が研究する
 利益とは無関係に研究するのがポイントだ!
※“技術は科学研究の成果を生活に応用する
 企業が
 利益追求の手段とする点がポイントだ!

●2つの言葉の違いを考えない軽率な運用が
 研究と利益追求をゴッチャ混ぜにし
 大学の基礎研究を疎かにしてしまう。
 物造り優先から研究優先へと
 政治の方針転換を期待する

※先述の
 総合技術会議予算配分にも
 科学と技術を別次元の言葉と考えると
 別な結論があったのではと推定できる。
※行政刷新仕分け作業に於いても
 言葉の違いを大事に結論を導いて欲しい!