ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

art

2021-11-01 00:07:13 | 趣味
新国立バレエの「白鳥の湖」に行って来た。


前評判通りの美しさ。溜息の連続だった。
主役の小野さんの素晴らしさはもちろん、コールドが人数が多い上に技術も素晴らしく
よく揃っていて、その幽玄な美しさ、白鳥さには目を瞠るばかり。
舞台装置も衣装も豪華そのもので、この苦しい時期によくお金かけたなーと感心した。
その経営なんかは大変だと思うけれどお客さんは満員であった。
五月の連休の時に緊急事態宣言で客入れ出来なくなった舞台を
五日に渡ってすべて違う主役によって無料配信した英断も集客に一役買っていると思う。
普段観ない客層も興味を持った人は多かったと思う。
私だってあれで見なければ「日本のバレエ団だからなあ」という
昔のままの偏見によって、観に行こうなんて思わなかったもの。

そして生の舞台は映像とは違う感動をもたらせてくれる。
切り取った舞台の一部分でなく、全体を見ることができると見えて来るものはまた違う。
フォーメーションの美しさ、全体の呼吸、客席との一体感。
やっぱり生の物、劇でもコンサートでもプロレスでも、観ることって大事。

そしてこういう理屈抜きの感動や圧倒的な美というものを
子供の内から体験させておくべきだと思うんだけどね。
内面の豊かさが求められない時代になって来ているから無理か?
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