ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

給食

2007-03-27 00:14:21 | 過去
小学生の生徒と「皆勤賞」の話をしていて思い出した。
私は小学一年生の時に一度だけ学校を休んだのだが、その原因が『給食』であった。
自分の頃は給食を残さずすべて食べなければ片付けて外に出て行くことも許されず、
その席に座ったままひたすら食べる尽くすことを強要されるのであった。
そして私はどうしても食べられない給食があったのだ。
当時は食器も今のように充実していなかったから、一つの皿に二つ以上のおかずが
盛られることなどざらであったのだが、自分は「八宝菜と甘く煮た豆の混ざった部分」が
どうしてもダメだったのだ。
それを食べられないことは明白、そして食べられない膳を前に一人教室で過ごす昼休み、
担任の先生からの叱責、クラスメートからの罵声を想像しただけでギブアップであった。
学校をズル休みするということにものすごく罪悪感を感じながら、
朝食の席で仮病を訴えたことをはっきり覚えている。その時のご飯の湯気までも。
そんな話を生徒にしたところ、「今ってまだ給食に慣れない小学一年は一週間だけ
慣れる為のメニューになるんだよ、一年生だけ違うメニューなの」と教えてくれた。
牛乳じゃなくてジュースとか、プリンとか子供が好きなメニューばかりが出るらしい。
そんなものがあったなら私だって皆勤賞だったのに。
未だに罪悪感を引きずることもなかったのに。
っつーかちょいと甘やかし過ぎじゃないのか?
そしてなんと給食には「ハーゲンダッツ・アイス」が年に三回出たと言っていた。
しかもバニラじゃなくてクッキー&クリーム!
その子のお母さんは別の学校で先生をしているのだが、そちらの学校はさらに高い頻度で
ハーゲンダッツが出るらしい。しかもクラスごとにバニラと苺と抹茶から選べるんだと。
250円もするアイスなのにっ!給食費未払いが多いという区なのにー!キイッ!