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明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

(株) 明治が戸田工場含め5つの工場閉鎖発表「仕事・くらし守ろう!」不安を抱えておられる方のご相談お待ちしています。

2025年05月16日 14時28分13秒 | お知らせ

(株) 明治が戸田工場含め5つの工場閉鎖発表「仕事・くらし守ろう!」

戸田工場の全容

 会社発表による閉鎖工場で働く正規従業員は、24年9月時点の東北工場は109人(2025年11月閉鎖)、戸田工場は260人(2027年7月閉鎖)、神奈川工場の118人(2027年3月閉鎖)で合計487名が対象です。この3工場を集約した新工場を神奈川県厚木市に「仮称・新神奈川工場」を建設。2027年7月をめざし4月21日に地鎮祭・鍬入れ行事が執り行われました。

 同時に、北海道の西春別工場、本別工場(合計140名)をも27年3月操業開始で建設が進められる中標津郡の新工場に、それぞれ400億円を投じ大合理化を進める経営姿勢が打ち出されています。

 新工場は「省人化」を掲げる生産体制からみえてくるものは、未曾有の雇用整理になるものと推察されます。正規従業員の資格制度は地域職に配属されているものと考えられ、業務命令で移動が可能から個人の意志は通用しません。移動できなければ任意退職にならざるをえません。一方、生産工程に従事してきた未組織労働者は雇止めにならざるをえない環境にあります。現に、働く一人一人の雇用とくらしを保障させるために、実態を掌握するのが労働組合の出番です。

 しかし、2000年3月に閉鎖された千葉県市川工場閉鎖に関して見るならば、労働組合主導の職場討議がされていきました。一人一人の声を聞き取り事業所協議、労使協議をとおして反映する手法が取られましたが、切実な要求の声は閉鎖に関わる必要事項の協議対象にならないなどの理由を盾に葬りさられていきました。

 争議団は、「市川工場を存続する会」が地域の中でつくられ、市川行政へ地域経済を維持発展させるためにも存続が必要とする市長要請を繰り返しおこないました。また、企業は地域経済と雇用を保障せよとフェスティバルを工場近隣の小学校校庭を借用して、2000名からの住民が集い工場存続を申入れなどの運動が盛り上がりました。

 労働組合市川支部が非正規労働者への対策が何ら取り組みをおこなわないことから、争議団独自の運動として雇止めは許されない。閉鎖後の3つの工場いずれかに勤務できるよう要求する中で、工場の個々面接が実現し通勤できる工場にできるようになり一緒に通勤しました。同時に、勤務が不可能な方には数ヶ月分の慰労金支給を実現させました。これらの要求実現に争議団の皆さんのおかげで助かりましたと声が寄せられています。

現在、戸田工場地元の戸田地区労働組合協議会と日本共産党戸田市議団連名で、戸田工場に対し申入れをおこないました。申入れと要請項目を紹介します。

2025年2月26日(水)

株式会社・明治戸田工場

工場長  関場 裕 殿                                                                    

                 戸田地区労働組合協議会 議 長 橫田 文夫

                  日本共産党戸田市議団  団 長 本田 哲

申 入 書

  

  私たちは戸田市民の命と暮らしを守ると同時に市内で働く労働者の生活と権利を守るために活動を続けています。

  過日、株式会社・明治は5工場を閉鎖して新工場を厚木市と道内に建設すると発表しました。そして、閉鎖される工場の中に戸田工場が含まれているということを知らされました。

  戸田工場の閉鎖に伴い、多くの労働者、関連会社、地域経済に雇用破壊や生活不安など大きな犠牲が強いられることが予想されます。明治戸田工場はこれらの状況をどのように受けとめ対処しようとしているのでしょうか。

  新工場に配置移動できる労働者は限られており、多くの労働者、とくに非正規の労働者は失職することになりかねません。過去の事例では、閉鎖に伴い移転できる労働者はほんの少数で、多くの労働者が家族関係者や現地を離れられずに退社に追いこまれてきたと聞いています。

  会社の都合による閉鎖により、たとえ一人の労働者であっても路頭に迷わすことは避けなければなりません。更に、関連会社や依拠してきた市民の生活も脅かされることになります。

  私ども戸田地域、また戸田市に責任を持って活動しているものとしては、株式会社明治工場に対して地元市民や関連会社の声や働く労働者の声を充分に聞き、労働者を犠牲にすることなく社員の生活を保障するために責任を果たすよう要望いたします。

  つきましては、要望に対する貴社の考えをお伺いしたいので下記の要望並びに質問にご回答くださるようお願いいたします。併せて、話し合いの機会を作っていただくことを要望いたします。

  お手数かけますが、どうかよろしくお願いします。

 記

 1.閉鎖時期を27年7月までとしていますが、戸田工場閉鎖に至る変遷・推移を時系列的に示してください。

 2.戸田地域経済に及ぼす影響についての見解がありましたらお示しください。

 3.工場閉鎖後の工場跡地の利用はどうなりますか。

 4.260人とも云われる従業員(正規、非正規)、下請け・関連会社等労働者の閉鎖後の雇用はどうなりますか、また 

   影響する労働者の人数はどのくらいでしょうか。

 5.広域配転が可能な工場従業員の人数、その転換先等はどうなりますか。

 6.退職せざるを得ない従業員への対応、退職金、慰労金、雇用確保等はどうなりますか。

以上

 上記の要請事項に関しての回答は、マスコミに発表したプレリリースを回答として送ってきたものでした。6項目の内容は、閉鎖による仕事・くらしを守る上で避けられない内容です。申入れ団体に対し、誠意ある姿勢をもって回答を示すことを申し上げておきたい。

 

◆戸田工場及び、他の閉鎖工場に働く皆さんへ

【相談窓口連絡先】

 

◎戸田地区労(埼玉土建蕨戸田支部内)

℡ 048-444-7171

Fax 048-444-7172

 

◎明治乳業争議団

℡/fax 047-332-5698

Mail:mjnyu88sgd@wing.ocn.ne.jp

 

◎食品一般関連労働組合(食品一般ユニオン)

◆組合員の権利保障問題で(株)明治と団体交渉をおこなった実績があります。組合に加入して雇用・くらし問題で交渉が できます。加入をお待ちします。下記にご連絡下さい。(争議団でも扱います)

℡ 070-5206-4164

Mail:fz2010union@h6.dion.ne.jp

 

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