明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治HD社前 争議解決に浅野会長・松尾社長の決断求める 第3次「座り込み」行動 3月24日~25日

2016年04月06日 13時55分21秒 | お知らせ
【3月24日行動】



主催者挨拶:松本議長の訴え要旨


浅野会長へ決断求め「孫子の代」まで闘い抜く

明治ホールディングスは2000年以降、食品事故を33件も引き起こしています。汚染された脱脂粉乳再利用事件で、北海道新聞は社説で食品企業失格の烙印を押しました。

 また、社員をモノ扱いして、この間7人も工場で殺しました。さらに、明治乳業争議団に対し、ならず者扱いするなど、11件もの労働争議を起こしています。日本最大のブラック企業は明治ホールディングスではないでしょうか。

 この明治乳業争議を解決しない体質、異常企業体質を私たちは告発しています。浅野茂太郎会長自身が明治乳業市川工場で、会社にもの申す労働者に対し、赤虫、ならず者、生産阻害者、こういうレッテルを貼って賃金差別をしてきました。そしてもの言う労働組合を潰し、乗っ取った、その張本人が浅野茂太郎会長だからです。
 
 その結果、明治ホールディングスの経営は、株価は低迷、株主は10万人を超えていましたが株主離れで激減しています。川崎の自社ビルを329億で売却、子会社フランセを寿スピリッツに1円で売却、そしてとうとう、この4月から四国の明治乳業と四国の明治を統合、さらに広島工場を廃止します。結局、浅野茂太郎会長の経営能力の付けを労働者に押しつけようとしています。
 私たちは、明治ホールディングスが、1万5千名の社員の雇用と消費者の食の安全を守る全うな企業として発展するには、この長期争議を解決し、内外に法令遵守を明らかにすることが必要だと思っています。
 この社前行動に明治乳業争議団員、50代、60代で亡くなった12名の仲間の遺影とともに参加しています。浅野茂太郎会長の枕元に、「ならず者」扱いされた12名が立っているのではないでしょうか。このままでは、成仏できません。
 現在、明治乳業争議団員は、あなたと同じ70代です。人道的にも解決が迫られています。この争議の当事者である浅野茂太郎会長の決断を求めます。明治ホールディングスの経営陣が、争議解決を決断をするまで、孫子の代まで闘い抜くことを申し上げ、訴えとさせていただきます


【連帯挨拶の要旨紹介】

① 国公労連常任顧問:宮垣さん


働く人たちを、「赤組」「白組」「雑草組」などと色分けすること自体許せない
 
 昨日、近くのコンビニで明治の美味しい牛乳を買って飲んでみました。美味しい牛乳もこの争議を解決するならば、もっと美味しくなるものだと思いました。そのことを是非、一顧客の宮垣が仰っていたことを明治に伝えていただきたいと思います。
 
 配られていますチラシを見て許されないのは、明治の経営陣がまともに雇用と労働条件でたたかっている労働組合に攻撃をして、そしてキチット会社にものを言う人たちに人権侵害、差別、昇格賃金差別をして、仕事の内容でも差別をする、こんなこと絶対に許すことはできません。
 
 私たちが常に口にする食品だからこそ、その会社の経営陣は、もっと会社の雰囲気を自由にものが云えて、そして働く人たちがキチット安全のために意見が云える会社にしていただけなければ、安心して食品製品を口に出来ないのであります。
 働く人たちを、赤組、白組、雑草組などと色分けすること自体許せません。私は昨年還暦を迎え赤いちゃんちゃんこを着ました、悪いですか。サンタクロースも赤い服を着て子どもたちに夢を与えます、サンタクロースが悪いですか。そう云うことは絶対に許せないのであります。
 
 私たち国公の仲間も6年前に社会保険庁の民営・解体で整理解雇に遭いました。全厚生の仲間25人が全国6カ所の裁判所でたたかっています。3月31日には高松の裁判所で2名の原告の判決が下されます。何としても勝利判決を勝ち取り、そして、全国の裁判でも勝利して、一刻も早く東京の仲間を現職に帰って、国民の安心できる年金業務をしたいと思っています。皆さんのご支援をお願いし、そして、明治乳業の争議を一刻も早い解決のために、皆さんとご一緒に奮闘する決意を申し上げ連帯の挨拶とします。


② 千葉労連事務局長:本原さん


明治の職場に憲法なし、徹底した人権侵害、差別を続けてきた

 1985年に不当労働行為救済を労働委員会に申立て以降31年間にわたって、人間の尊厳をかけて闘いつづけてきた明治乳業争議団の皆さんに敬意を表したいと思います。
そして、同時に裏を返せば職場に憲法なし、こうゆう状態で徹底した人権侵害、差別を続けて来て、未だに解決の話し合いのテーブルにも着かない明治乳業、そして、この明治HDの経営陣に対し、私は断固として抗議をしたいと思います。
 憲法が守られる状況をつくりあげるために、労働委員会への申立て、裁判所での司法判断を求めてたたかってきたわけですが、本来、不当労働行為の救済のためには早期に命令を出さなければいけない。そうでなければ不当労働行為のやり得になってしまう。そして、不当労働行為の判断にわたっても、会社の言い分を聞くのではなくて、当然のことながら不当労働行為を行われた差別、人権侵害を行われた労働組合つぶしのための攻撃を受けたその労働者達の労働組合の申立を踏まえて、合法的に、しかも自主的に労使関係的にしっかりとした判断を求めているのが本来の労働委員会の役割であります。
その役割を東京都労働委員会も中央労働委員会も、結果として、会社の言いいなりの判断をおこなってきた、繰り返してきた。私は、それに対しても抗議を改めておこないたいと思います。
 いよいよ、全国事件の中労委の調査、審問が終わろうとしています。だからこそ、今度こそ中労委は、本来の労働者救済機関としての全面的に発揮をして、全面勝利を全面救済の命令内容での勝利和解をもたらす、そうした積極的な役割を果たすことが中労委には求められているのだと思います。
 私たちは今日ここで、こうして明治HD の経営陣に対して抗議を行っておりますけれども、合わせて、中労委での結果と判断、これを求めて中労委に対しても引き続き要請行動を行っていきたいと考えます。
 いま求められている救済、まさに全面的な原状回復です。残念ながら全ての仲間が職場を去っています。ですからこれからの正常な労使関係と云うことではなく、原状回復すなわち、差別をされた賃金の全面的な回復それを何としても勝ち取る、そうした最後の闘いに、今年はしていきたい。そのためにも千葉労連全面的に支援していきたいと思います。そのためにも、憲法を踏みにじる、立憲主義を踏みにじる安倍内閣のいまの暴走をストップさせる。政権を退陣させるそうした闘いと一体に、この明治乳業の闘い勝利できるよう一緒に奮闘していきます。


③ JAL乗員原告団事務局長:清田さん


私は、明治のものは買わない。他のメーカーが良いかわかりませんが

 日本航空の闘いも、明治の闘いと同様、今が解決の時だと経営に決断を迫るそうゆう時期だと、本社前で5日間の座り込み行動を取り組みました。
いま日本航空の経営は、利益の上がっていることに胡坐をかいて、決断の時期をいたずらに長引かせている、こうゆう状況です。そうした中で何が起こっているか、明治もそうですけれども、もの言う労働者、組合を弾圧するそういった会社に安全を守れるわけがない。利用者、国民に提供する企業としての良心、この品質を保つことはできない、そう云うことだろうと思います。
 
 いま、2階からビデオ、録音をまわしている皆さん、よーく、参加の皆さんの発言をきちんと経営に届けてもらいたい。
赤組、白組、雑草組といいますか、こういうレッテルを貼り付けてもの言う組合を差別する、こういうことをやってきた日本航空も同じです。

 皆さんご存知の「沈まぬ太陽」にある労働組合委員長を中近東に3年、アフリカに3年、また3年と長年に亘って、タライまわしをして、会社に忠誠を誓うまで日本に戻そうとしない。こういったことが行われてくる中で、日本航空はいくつかの事故を起こして、730数名もの人命を失ってきたのです。安全を売り物にするべき会社に、こうした経営に対して率直に利益よりも安全にお金を使ってほしい、労働条件を変えて安全を守るべき職場にしてほしいと訴え続けてきた組合、活動家を排除するこうしたことは絶対に許されるわけがありません。
こうした非情な労務政策を改めて、将来展望が開ける利用者、国民の安全・安心なことを提供できる、そうした政策に転換する決断の時だと思います。  
 明治HDも同じだと思います。私は、明治のものは買わない、他のメーカーが良いかわかりませんが、乳製品だけでなくお菓子も他のメーカ-のチョコレートを買い、キャラメルを買っています。明治のものが安心して食べられるこうした会社になっていくためにも、明乳争議団の皆さんと共に私たちJYL不当解雇撤回、争議団も早期解決めざして闘っていくことを決意申し上げます。


④ 関東ダンプ労組書記長:高橋さん


放射能製品問題 親として当然心配で不安と怒りがあった「ふざけんじゃ~ね~バカヤロー」

 ダンプ労働者の労働条件の改善に奮闘しています。私には3人の子供がいます、まだ小さいのもいるのですが、母親の母乳だけでなくて、やはり、粉ミルクも買っていました。中には明治の粉ミルクもあったと思います。この間、放射能の問題も含めて非常に心配なこともありました。やっぱり親としては、安心して子供に安全な物を飲んでもらいたいというのは、私以外にも親として当たり前だと思います。ここで働いている皆さんも子どもだとか孫がいれば当たり前にそう思われると思います。本当にその時の思いとしては不安とか怒りしかありませんでした。「ふざけんじゃ~ね~バカヤロー」。
 
 争議も30年も続いているという話ですが、オリエンタルの争議も40年して解決してきています。30年やって非情な会社体質だと思います。早く解決していただきたいと思います。労働委員会とか、裁判所に頼らず会社の判断でしっかりと解決すべきです。「経営者は出てコ~イ」。皆さん頑張りましょう。


⑤ 昭和ゴム労組特別執行委員:山本さん


明治乳業争議の解決の潮時だ、経営幹部は争議を解決すべきだ 

 いま明治HDは、明治乳業争議の解決の潮時だと思います。是非、経営幹部は争議を解決すべきだとそう云うふうに思っています。早くここに出てきて話し合いの場を設けるべきです。これが本当にいいたいことです。
 
 さて、私たちはいま、柏の地で再建をめざしていますが、ここに立ちはだかってきたのが2000年から入ってきたファンドです。そしていま、現在は3度目のファンドで、私たちは悪徳ファンドAPFと云うふうにいっています。彼らは組合を排除するために、ありとあらゆる不当労働行為、そして、処分をやってきています。それに対して我々はファンドを許さない。企業を再建するどころか資産と金を持ちだす、これがファンドの本質であります。ファンドとの闘いは中小企業を守り、私たちの雇用を守る為に再建を行っていくそれを目標に闘っています。
 
 明乳の仲間の闘いですが、いま昭和ゴムのなかで起きている状況は、思い起こしますと明乳の30数年前に組合敵視と云うことでひどい差別があったろうと思っています。その様なことが、いま昭和ゴムの職場の中にも生まれてきています。そういう意味では全く許せない。
 
 いま、明乳の仲間と中労委前で月一回宣伝を行っています。何故明乳の仲間を支援するかといいますと、私たちも支援を受けているものですが、以前、昭和ゴムという名前ですが明治グループの一員でした。その時から明乳の仲間と連帯し闘いを進めています。私たちも中労委の場で闘っていますし、明乳は5月には重要な局面を迎え、我々としてはそれに対して、全力で支援連帯しながら闘っていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。


⑥ 差別闘争連絡会:篠崎さん


要するにこの会社は、「社会に対し消費者に対し不誠実」なんです 

 昭和40年代から、資本の労働組合破壊攻撃の中で闘って、差別された労働者の裁判闘争や労働委員会闘争で組織してきた仲間と共にずーっと闘ってきました。その間、300位の大企業のなかで賃金差別闘争が行われたわけです。そして、勝利判決や命令で解決してきました。ところがこの明治乳業の争議について、東京都労働委員会はとんでもない過ちを犯して会社を救済してしまった。それをいいことにこの株式会社明治は、未だに争議団との争議解決をしていないわけです。
しかも、賃金差別ばかりではなく、一言もの言うことで、正規の仕事から外されて炎天下でペンキ剥がしをさせられたり、草むしりをさせられたり、あるいは、大阪では女性が一人狭い部屋に何年も隔離されたり、福岡では支持する政党のビラを撒いたと云うだけで処分されたのが、最高裁で表現、言論の自由が認められて会社が負けた。その様な人権侵害が明治の本社の中で行われてきたのです。

 いま多くの学校でイジメが問題になっています。あるいは子供の虐待が問題になっている。こういった問題はほとんど全て大企業が、ものを言う労働者を差別して排撃して、カネもうけ利益優先にして走った結果、日本中の職場の中で人権侵害が起こっているわけです。
しかし、最近は人権侵害については非常に世論の監視が厳しくなってきている。多くは問題提起をすればすぐに解決する、対策が立てられるようになっています。

 この株式会社明治が行った賃金差別は賃金差別にとどまらず、本当に基本的人権を犯した人権侵害なのです。そう云うことについて、明治の経営者ばかりでなくて明治の会社によって乗っ取られた支配されたと言われている明治の労働組合、働いている仲間の皆さんにも、も一つ考え直していただきたい。この様な人権侵害を平気でいられる労働組合というのは労働組合ではありません。どうしても今までのことを是正して、この何十年来の賃金差別と人権侵害を改めさせるために労働組合が経営陣にものを申していただきたい。
 
 明治は、私たちの表現に対して一切話合いをしません。物事は話し合いをしなければ解決をしないのです。社前に警備会社を立たせて話し合いを拒絶させている。この会社は、職場の労働者の要求に応えて話し合いをしないばかりでありません。外部から多くの消費者でもある私たちが会見を申し込んでも一切応じない。消費者団体の方々が会見を申し込んでも応じない。要するに一切の社会からの要請を拒否する会社なのです。
職場で多くの製品事故が起こっている。こういう経営姿勢を続けていれば、大きな問題なった東芝の様に決定的な過ちを犯しかねないのであります。
そう云うことも含めて、株式会社明治は、いまこそ問題に正面から向き合って、問題解決のために話し合いのテーブルに着くことを決断しなければならない時期に来ていることを申し述べておきたい。
 
 また、東電福島原発による牛乳や乳製品がセシウムに汚染された原因や対策を要請しても応えていない。要するにこの会社は、社会に対し、消費者に対し不誠実なんです。こういう不誠実を続けていけばいつかとんでもない問題が起こることは間違いないと思います。そう云うことをなくすためにも、この争議も解決して、この明治が開かれたきちんとしたことであることを要求しておわります。皆さん頑張りましょう。
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1 コメント

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Unknown (りす)
2022-05-24 12:15:12
明治の社員です。
私は製菓部門なのですが、パワハラがあります。
上司からの無視、暴言多々あります。
社員からパートへのパワハラ(モラハラ)もあります。

以上の現状があるのに、個人には対処せずに、
「パワハラはやめましょう」などと全体朝礼にてふんわりと終わらせてる始末です。

各部署に1〜2名は鬱病の方もいます。
上記のパワハラや、仕事量等でいっぱいいっぱいになってしまった方達です…。
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