明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

コロナ「まん延防止等重点措置」解除を受け「坐り込み行動」再開!(4月25日)

2022年05月07日 10時45分02秒 | お知らせ

コロナ「まん延防止等重点措置」解除を受け「坐り込み行動」再開!(4月25日)

真夏を思わせるような強い陽射しの中、今年に入って初めて(新年度)の行動を作ることができました。4月18日で満37年の長期争議を迎えました。

中央労働委員会の事実認定と「付言」が東京高裁で確定しています。私たちは、中労委が示す解決への道筋を尊重しその立場で明治HDと株式会社明治に互譲の立場で話合い解決をめざしています。しかし、会社明治は頑なに拒否を貫いています。

いま、都労委に残存する39件事件を第3次事件として「審査・調査」が進められています。双方の主張を準備書面として提出し争点整理が進められています。

継続している坐り込み行動を通して解決局面をつくり出すことに奮闘していきます。

主催者挨拶・争議支援共闘会議 松本議長

 

明治HDに対し明治乳業の争議解決目指して本日ここで坐り込みをしています。ご通行中の皆さん、また、お食事をなさっている皆さんにご迷惑をお掛けさせていますが、しばらく訴えを聞いていただきたいと思います。

年間100万円の賃金差別事件

さて、明治乳業争議の本質は明治乳業の全国の工場で働いていた社員64人に対し赤組のレッテルを貼り年間100万円の賃金差別、10年間で1千万円の賃金差別をした事件です。私たちはこの争議の解決をめざしていま坐り込みをしています。

すでに明治乳業の審判は下っています。中法労働委員会が認めたことは付言でもって明治が行ってきた社員に対し卑劣な攻撃、誹謗中傷は非難を免れ得ない。賃金格差は紛れもない事実、そして、後に会社に対し和解解決を求めました。ここでもって他の大企業は、中労委や高等裁判所の和解勧告に基づいて話合い解決をしています。

新日鉄も東芝も日立も石川播磨重工も同様に共産党差別をしていましたが、今では全て話合いで解決しています。話合いを拒否しているのは明治HD、株式会社明治です。したがって私たちは、ここで明治HD川村和夫社長、株式会社明治の社長に対し話合い解決を求めています。

決算発表を水増しする 爪水虫薬の事故を起こし死亡事故 面接試験で女性に対しウエストや体重を聞くセクハラ行為

皆さん、労働者の人権侵害を解決しないのはどうなることかは出ています。必ず社員は心一つにして働くことができない。その結果企業は疲弊するというジンクスです。すでに明治はこの事件を解決しないために、食品事故多発、社員の死亡事故多発、労働争議多発というブッラク企業になりました。最近の不祥事では、ご存じのとおり決算発表を水増しする。更には、爪水虫薬の事故を起こし死亡事故を起こす、大阪工場では面接試験でもって女性に対しウエストや体重を聞くセクハラ行為を行った。こういう行為は全て社会から批判をされています。

株価は4割下落 売上げが一兆5千億どころか一兆円を割るすれすれ

皆さん、明治では今大阪ではワクハラという問題を引き起こしています。ワクハラとはコロナワクチンを受けない人に対しイジメ、人権侵害をするという事件です。

皆さん、その結果明治HDの業績はどうなったでしょうか。株価を見て下さい。2016年当時は一万円超えしていたものが今は6千円台。すなわち株価は4割下落していることです。そして明治乳業と明治製菓が統合して明治HDという会社1兆円の売上げを越える会社を作りました。そして明治乳業と明治製菓は相乗効果を発揮して1兆5千億円に発展させると内外に宣言をし、海外進出をすると宣言をしました。ところがどうでしょうか。中国から粉ミルク事業を撤退する。これはセシウム入りの粉ミルクを販売していた事実が日本では発覚しましたが、それを隠ぺいしていたがために中国から追い出しをくう。国内の売上げはどうでしょう。この年度末、3月年度末予想は、とうとう売上げは一兆90億円、売上げが一兆5千億どころか一兆円を割るすれすれのところにきているではありませんか。

皆さん、明治は株価を上げるために自社株買いをやるあるいは農薬事業を売却する、蛸が自分の足を切るように、どんどん事業を撤退している。ですから売上げが一兆5千億円どころか一兆円を割るところまで追い込まれてきた。

労働組合の委員長を経歴し社長に登りつめました このような異常な企業

皆さん、なぜ明治HD、株式会社明治はこの長期にわたる人権侵害、賃金差別を解決しないのでしょうか。他の大企業はこんな争議をやっている場合じゃない。業績を上げるために一生懸命やる。日立も東芝も早々に争議を解決しております。ところが明治は解決をしない。そのウラには何があるか「院政」です。この会社を牛耳っているのは明治乳業の社長を長期に行ってきた中山悠名誉顧問、今も院政を敷いている。そしてその子飼いである明治HDの川村和夫社長は、中山社長の下で男秘書を経歴し労働組合の委員長を経歴し社長に登りつめました。このような異常な企業はいま明治HDだけです。

人権侵害、賃金差別争議は他の大企業のように話合いで解決をして貰いたい

皆さん、私たちは明治HDと株式会社明治の発展を願っています。だからこそこのような人権侵害、賃金差別争議は他の大企業のように話合いで解決をして貰いたい。

すでに64人の賃金差別を受けた人たちがいま闘っていますが、そのうち19名が亡くなっています。ならず者レッテルを貼られ、赤虫のレッテルを貼られ、そうゆう差別の中で亡くなっています。

争議が解決するまで買わない、飲み食べない不買運動を展開

皆さん、今の世の中は労働者に対するパワハラ、セクハラを明治が行っているこのような行為は犯罪として断罪されております。異常ではありませんか。私たちはこの争議が解決するまではやむにやまれず、株式会社明治の製品であるチョコレートやヨーグルトや牛乳など買わない、飲み食べない不買運動を展開しております。不買運動というのはボイコットさんが提唱した運動で消費者の正当な権利です。皆さん、この争議が解決するまで不買運動に協力をしていただきたい。そして私たちは、全ての労働者に対する人権侵害、賃金差別などの争議はJALを含め全て話合いで解決をしていただきたい。このように思っています。日本国憲法、一番大事なことは人権を守る個人の尊厳を守ると言うことです。この当たり前のルールを明治HD都株式会社明治は、守っていただきたい。私たちはこの争議が解決するまでここで坐り込みを実施し、会社に対し要請を続けることを宣言申しあげまして訴えとさせていただきます。ありがとうございました。

争議支援千葉県共闘会議・高橋議長

エドグランお勤めの皆さん、ご通行中の皆さん、お食事中の皆さんお騒がせ致しますが私どもの訴えを聞いて頂けるよう宜しくお願いします。

裁判所、労働委員会でも話合いで解決を

4月になって新入社員の方もいらっしゃることでしょうに、派遣などかでこちらにいらっしゃる方もおられると思います。私たちは旧明治乳業、今の株式会社明治の長年にわたる賃金差別をはじめ様々な人権侵害を是正するように訴えてきました。裁判所は、労働委員会でも話合いで解決するようにという命令が出されていますが、私たちは話合いを求めていますが、株式会社明治は話合いにも応じない。こういう姿勢を取っていますので話合いに応じるようにと坐り込みをしています。そしてここで働く皆さんやご通行中の皆さんにそのことを訴えさせてもらっているところであります。

会社にいいなりの労働組合に変えるため 労働者を徹底的に差別

では、この争議とはどうゆう争議であったのか、旧明治乳業は労働組合で働く者の労働条件や生活を守るために活動をしている。あるいは、食品企業として安全安心な商品を提供する為に、会社にある提言をしたりこういう活動をしていた労働組合を忌避し、正に会社にいいなりの労働組合に変えるために活動していた労働者を徹底的に差別した。

そして周りの労働者は、自分も同じ差別をされるかもしれない、いう恐れを抱かせるそういう卑劣なことをしてきました。先ほど話しがあったように賃金差別と言えば年間100万円の差別があります。あるいは様々な人権侵害、よく皆さん村八分と言います。村八分とは十分ではないのですね。冠婚葬祭はそこから除いている。ところがこの明治がやったことは正に村十分、そうゆう人権侵害をしてきた。そのことの改善を求めるために起こした。それがこの明治乳業争議であります。これも先ほど話しがありましたけれども、いま、いろんな労働組合で会社のいいなりのところもいくつかあるでしょう。

しかし、労働組合の委員長が社長にあるなんてところは最近では聞いたことはない。そういう労働組合に変えていった。その為に、普通に労働者のために活動する労働組合を潰した。そういうことで始まったのがこの明治乳業争議であります。

話合いを求めるという要求はまっとうな要求

私たちはこの争議も長年にわたっています。なんとか解決させてあげたい、解決するために話合いのテーブルに着いてほしいという要求をしています。どうでしょうか皆さん。誰が聞いてもまっとうな要求ではないでしょうか。話合いを求めるという要求はこのようなまっとうな要求はないのではないでしょうか。しかしそのまっとうな要求を一切受け付けないのが株式会社明治、明治HDです。私たちはその為に明治製品を買わない、飲まない不買運動を提起しています。是非、ご通行中の皆さん、ここで働く皆さん、私どもの訴えをよく聞いていただき、配布しているビラをよく読んでいただいて、私どものこの取り組みにご理解をしていただきたいことを心からお願いして私からの訴えとさしていただきます。ありがとうございました。

戸田地区労・横田文雄議長

只今紹介をいただきました戸田地区労で議長をしています横田です。合わせて戸田での4名の原告団がいるということで争議を支援する戸田の会の方でも役員をさせていただいております。

併合審査をなぜ会社は拒むのか

現在ですね都労委調査5回が終わりました。公益委員長は残りの39件を併合で審査していきましょうとお話がありました。都労委の方針を打ち出した訳です。ところが会社側は真っ向から拒否しました。なぜだか分かりますか、市川事件、全国事件これは1件あるいは2件を扱ったものです。一年間の中での差別というものはそんなに目立たないのですね。ところが10年間の形でみると差別が歴然としてしまうのです。ですから併合審査したら会社が負けると差別が明らかになるとそうゆうことで今でも会社側は併合審査を拒否し続けています。併合審査によって差別の実態が進みます。格差が歴然とします。したがって人事考課査定というものがありまして、そこで赤組というレッテルを貼られた人たちはBがつけられない昇格できない、されなかったのです。そのために年間100万円、10年間で一千万円の受けていたわけです。これが併合審査になると

紛れもない事実として認めざるを得ないわけです。ですから第5回の都労委調査でも会社側は頑として拒んでいます。なぜでしょうか、事実が明るみになることを恐れているのです。事実は事実なのです。私たちは事実を絶対解明します。

併合審査を勝ち取り勝利しましょう

先ほども話しがありました。話合いに応じない、なぜ応じないのですかいま対話の時代ですよ、民主主義の時代ですよ。話合いによって解決するわけでしょう。しかもです司法は話合いをしなさいと、殊に会社に対しては強く求めているわけです。にも関わらず不誠実な態度を貫いています。話合いをすると事実が明らかになる。恐いのですね。卑怯です。労働委員会が主張しているように市川事件と全国事件で35年間も闘ってきているのでしょう。残りの39件を一件、一件ずつやったら100年もかかってしまう。非常識ですよね。併合審査で事実を明らかにさせましょう。戸田の原告4名の内3名は83歳です。35年間闘っているわけでしょう。異常ですね。私たちは明治のこのような姿勢は絶対に許せません。併合審査を受け入れ正々堂々と闘いましょう。併合審査を勝ち取り勝利しましょう。

食品一般ユニオン・北川さん

組合運動に攻撃した会社、赤組、白組に分けて差別を行っていることは許せない

こんにちは、ご通行中の皆さん、坐り込みに参加されている皆さんご苦労さまです。私は12月から久しぶりにやってまいりました。コロナでなかなか活動できなかったのですが、よい天気にも恵まれ参加しました。市川工場と全国合わせて64人の方が明治乳業の組合差別、賃金差別で闘う内の19名の方が亡くなりました。12月の都労委でご一緒された市川工場の沢山宏さん78歳が今年1月になくなって本当に残念で悔しいことです。会社明治は、皆さんが組合でがんばってこられて、組合というのは、いま、皆さんこのウクライナの戦争このことが感心、平和を願うそういうことの平和運動もあります。そうゆう組合運動に攻撃した会社、そして赤組、白組に分けて差別を未だに行っていることは許せないことです。大阪の方では面接にきた女性にウエスト体重という体のサイズを聞くなど全くおぞましいセクハラがこの会社明治で行われています。

その様なことを許さないジェンダー平等、表現の自由、組合差別のない平等な世界を求めて私たちは活動しています。

このような中で明治乳業の歌を歌います

♬♪ 明治乳業争議 明治乳業争議 命と権利守るために みんなでがんばろう ♬♪

♬♪ 働く者の権利 働く者の命 命と権利守るために 命と権利守るために ♬♪

♬♪ 労働者の権利守ろう 労働者の権利守ろう 賃金差別組合差別 差別を止めさせよう ♬♪

♬♪ 明治の製品買わない 明治の製品買わない 会社の横暴認める迄は 明治の製品買わない ♬♪

東京国際福祉専門学校閉鎖解雇と闘う・浜田さん

私は明治乳業の食品は争議が解決するまで一切購入致しません。口にすることもありません

ご紹介を授かりました東京国際福祉専門学校教職員組合の浜田と申します。皆様今日はご苦労さまです。私は明治乳業の食品はこの争議が解決するまで今後一切購入致しません。今後一切口にすることもありません。明治乳業さんこんなひどいことをしている企業だと私は全く知りませんでした。私は全くだまされていた思いです。明治乳業はなぜこのような労働者差別をするのか、なぜ非人道的な行為をするのか、明治乳業はなぜ毒の入った薬、食品を売りつけ平静としているのか、私は決して明治乳業を許すことはできません。皆様、明治乳業の食品は買わない食べない私はこの明治乳業の問題が解決するまで絶対にそれを使わないものでございます。

待遇は劣悪で一年間の有期雇用、昇給、賞与、退職金一切なしの条件で働かされる

東京国際福祉専門学校は、西新宿にある東京国際福祉専門本部を置く保育士や介護福祉を養成する専門学校でした。しかし、労働者の待遇は劣悪で私たちは一年間の有期雇用、昇給、賞与、退職金一切なしの条件で働かされていました。そして労働組合を結成したところ学校は労働組合と一切話合いをすることもなく解雇し、我々が所属する学校を潰すことによって組合員を放り出し組合を排除したのです。しかし、廃校にするならばその根拠を出すことを言い続け、この間、様々な明治乳業がやっているようなパワーハラスメントや様々な嫌がらせ行為を受けました。そしてあげくの果てには一方的な解雇、明日から学校に来ないで下さい。授業もさせない、卒業式もさせないという攻撃を受けました。多くのご支援と連帯を受けながら闘い続けた結果、一度は解雇は撤回され解雇は免れ得ませんでしたが、学校は頑なに提出拒んでいた財務参照を提出させることができました。東京国際も明治乳業と同じく大変不透明な経営、恣意的な労働者差別を行っておりましたが、私たちはあきらめず声を上げ共に闘い続けることによって、必ず不正を暴き体質を改めさせる事が出きると確信しております。

学校法人たる者が不正な恣意的な解雇を行ってはいけない

私たちの闘いは今、裁判所、団体交渉で並行して進んでおります。明治乳業のように東京国際専門学校前で宣伝を行っています。社会的な役割、注目を集めている介護や保育士を育てる場所でこのようなことがあってはいけない。学校法人たる者が不正な恣意的な解雇を行ってはいけない。皆様方に、この専門福祉学校の不正を知っていただき是非ご支援をお願いさせていただきます。

お礼と決意 争議団・小関団長

私たちの闘いこの4月で市川工場事件から丸37年が経過

真夏を思わせるような厳しい陽射しの中ご参加いただいたお一人お一人に最初に心からお礼を申しあげます。

私たちの闘いこの4月で市川工場事件から丸37年が経過しました。38年目の闘いに入っている訳であります。私たちの闘いの原点は1960年代に遡るわけであります。

明治乳業は全国で8千名の生産体制を2千名削減するという大変な人減らし合理化

当時、明治乳業は雪印そして森永乳業大手3社といわれたこの乳業大手の企業間競争を理由に、当時、明治乳業は全国で8千名の生産体制を維持していたわけですが、これをなんと2千名削減するという大変な人減らし合理化を、中央労働組合本部を巻き込みながら一気に現場に押しつけるというとんでもない合理化を強行しました。この時、全国の取り分け市乳工場、飲む牛乳を生産する工場が主力だったわけです。先ずそこで目標人員を設定し第1次目標人員、修正人員と第2次、第3次と驚くべき人員削減を強行しました。

働く者の暮らしや権利を守るのが労働組合

しかし全国のこの市乳工場には、今ここに座り込んでいる市川工場、あるいはさいたまの戸田橋工場、全国でいいますと大阪工場、京都工場、福岡工場、北陸でいえば石川工場、静岡工場、愛知工場、北海道の根室工場そこで働く者の暮らしや権利を守るのが労働組合、安全安心な製品を消費者に届けるのが俺たちの誇りなんだ、そうゆう立場で旺盛な労働組合活動を展開する集団がおりました。私も当時、労働組合の市川工場支部の書記長役員を歴任していました。

赤組のレッテル、この集団に属したことによっていわれなき差別

この働く者の暮らしや権利を守る、安全な製品を届けるということを当時の労働者集団に、明治乳業は赤組集団というレッテルを貼りました。そして会社が労働組合を意のままにするために作ったインフォーマル組織、不正規な組織、職制機構を中心に作り上げたこのインフォーマル組織に身を置く労働者のことを白組と呼びました。私たちが今闘っている差別争議の原点というものは、1960年代の無法な人減らし合理化に反対して、食の安全安心を守るために闘った、会社に言わせるなら赤組のレッテル、この集団に属したことによっていわれなき差別を長期にわたって受けてきた。それを過ちでしょうと第三者機関にも会社にも認めさせる。食品企業の社会的責任の第一は、国民消費者の食の安全安心を守ることであります。

これが儲ければそれでよし、外にばれなければ何でもありという生産体制に作り替えてきた。これが今の明治乳業から株式会社明治になった企業体質は一貫して変わっていないのであります。

長い間労働委員会でも司法の場でも事件は併合して審査するというのが定番

私たちの闘いは、この集団帰属、赤組に属したのか会社の作ったインフォーマル組織に属したのか、この集団帰属を理由とした差別事件であります。ではなぜ労働委員会や司法の場で長期間にわたって勝てなかったのか、これは皆さんもご承知のことと思いますが、これは先ほど戸田の横田さんからご紹介がありました。会社の行う差別というものは、一年だけをみれば何百円、多くて千円単位です。これが5年、10年、15年、20年と続くことによって大変な差別として累積していくこれが差別事件の特徴です。

ですからこの差別事件の審査というのは、長い間労働委員会でも司法の場でも事件は併合して審査するというのが定番なわけであります。例えば東芝などは36年も遡って会社の不当労働行為を認定したわけです。このことによって集団間、赤組に属していることによってどの位の格差があると云うことが明らかになるわけです。私たちはもうその事実は解明しています。先ほども報告がありました年間で100万円も格差が存在する。それが30年間も据え上がってどうなりますか。このことを私たちは争っている訳です。

都労委に残っている39件の最大の焦点は併合審査にするのかしないかが一番の争点

そしてようやく都労委に残っている39件の事件の審査に向けて去年の4月から調査が始まりました。先月の3月29日に第5回目の調査がありました。この中での課題は何か、最大の焦点は併合審査にするのかしないのかが一番の争点になっている。

この間、都労委に繰り返し、繰り返し要請に入ってこの種差別事件は一年間単年度審査では明らかにならない。明治乳業事件は典型的な不当労働行為、差別事件だからその実態を明らかにするためには残っている事件の併合審査をお願いしたいと要請を繰り返してきました。都労委の公益委員は、私たちの要請を受け止め、この種の判断は併合審査でやるしかないとなって、昨年12月23日の第4回調査で併合審査の方向の指揮を執りました。

併合審査に反対する会社の理由は明確

会社は直ちに反対の意志を表明して併合に関する意見書を提出しました。

何度か読み返しました。こうゆう下りがあります。併合審査をやると確定している司法判断の審理判断の枠組みが変えられる危険性を危惧する。と下りがあります。併合審査に反対する会社の理由は明確ではないでしょうか。私たちはここのところをなんとしても突破して、必ず併合審査によって集団帰属、赤組まともな労働組合活動をやろうとしただけでこれだけの差別を受けた。これは労働者だけではなくて家族を含む生涯の問題なのだということを明らかにして、必ず解決局面を切り拓く、正にそういう意味では明治乳業争議は極めて重要な局面にあります。その為に私たちはがんばります。

シュプレヒコール

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令に従い話し合いに応じろ!

一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

一、都労委審査で必ず勝利して解決めざすぞ!

一、労働者を赤組、白組、雑草組に分類した差別管理は許さないぞ!

一赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

一、株式会社明治は、差別争議の解決を決断せよ!

 一、ロシアのウクライナ侵略から直ちに撤退せよ!

 明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

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