明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

東京地評争議支援総行動(9月20日)(株) 明治(京橋エドグラン)社前、抗議・要請行動

2018年10月07日 15時01分38秒 | お知らせ

9・20東京地評争議支援総行動が取り組まれる

 朝一番のメイン行動として、株式会社明治・松田克也新社長に対し、中労委命令の立場、東京地裁民事19部・春名裁判長の訴訟指揮として「和解勧告」が、二度にわたりだされたにもかかわらずかたくなに拒否してきた経営姿勢に、怒りをもって抗議と申入れをおこないました。

東京地評;白滝誠副議長

9.20総行動にお集まりの皆さん、立派なビルに入っておられる株式会社明治は、労働者差別、イジメを33年にわたって解決のテーブルにも着かない、ひどい会社だなとおわかりのことと思います。東京地評、長きにわたり明治乳業争議の一刻も早い解決に向けて、全力をあげて解決を迫ることを先ず表明したいと思います。人間の権利、人間の尊厳をかけたたたかいと思います。東京地評に限らず多くの仲間の力を結集され解決を導きだしていきたいと考えています。また、地評に結集されている労働運動の紹介などと、安倍政権の労働者にかけた悪法の数々にしっかりたたかっていくと強調され話されました。明治乳業争議解決のため、東京地評に限らず沢山の働く者の支援を広く集めて解決に向ける先頭にたつと決意されました。

連帯挨拶

明治乳業争議支援共闘会議;松本悟議長

 皆さん、この争議の本質は、明治の儲け第一主義に対し、食の安全と社員の人権を守るよう活動していた組合員が「赤組」のレッテルを張られ、人権侵害と賃金差別をうけた不当労働行為事件です。

 たたかいぬいて34年、潮目を変えました。中労委は、会社が申立人らに行った卑劣な行為や誹謗中傷は「避難を免れ得ない」。職分・賃金格差が存在していたことは「紛れもない事実」と断罪しました。さらに、紛争当事者の物心への損失は大きく、長期化し深刻化した紛争を早期に解決することを求めています。その「付言」の最後は、「殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待され」る、と強調しています。また、東京地裁は二度にわたり、和解勧告をしましたが、明治はいずれも和解解決を拒否し、係争中です。明治乳業と明治製菓が統合して9年、相乗効果の発揮がなされず減収減益と発表、株価も下落しています。衆参国会で高カカオチョコレートの脳の若返り効果のインチキや、R-1ヨーグルトのインフルエンザに効くとの問題、新宿区などで1900人が学乳異臭事件等々、新聞や月刊誌が大きく報道され経営責任が求められていることなどから。

三つの提言をしました。

①2000年以降食品事故36件、死亡事故7件、解雇や賃金差別などの争議12件、これらを総括し、謝罪し、反省すること。

②賃金差別と人権侵害事件である明治乳業争議を話し合いで解決すること。

③食品企業として食の安全と社員の人権を守るまっとうな企業になること。

 埼労連;伊藤 議長

 皆さん、明治は東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナーとなっておられる。選手がインタビューを受けると、背後に会社のロゴマークが写しだされる宣伝効果があるのでしょうね。大企業が持つ権力や能力や財力は、労働者や社会に向けて使う、内部留保をため込む為にあるのではない。明治がゴールドパートナーになるのなら、20年も30年も続いていて、先ずは話合いのテーブルに着いて争議を解決することが先決ではないのではないでしょうか。それからオリンピックにいきましょうよ。私の幼なじみの友が明治牛乳の販売店をしています。朝早くから配達をしています。そのことを一緒にしたくありませんが、明治乳業は長いこと労働者を差別しておいて、イジメておいて今でいうブラック企業です。パワハラを続けておいて、解決の道筋にものってこないテーブルにも着かないこうゆう企業なのですよ、皆さん。解決まで共に頑張っていきましょう。

東京母親連絡会;木原秀子委員長

 組合差別、不当労働行為と33年以上もたたかってこられている争議団の皆さん、ご支援に集まっておられる皆さん、母親大会連絡会は、1954年アメリカのビキニ環礁でおこなわれた水爆実験に抗議して、子どもたちを核戦争から守りましょうと女性や母親たちが集まってつくられました。母親は命を守り、命を育てることを望みます。母親と牛乳は深い関わりがありました。50年前、アメリカでは家畜のエサであった脱脂粉乳を日本は子ども立ちに飲まさていました、ほんとにまずかったです。母親は、牛乳を飲ませたいと美味しい栄養のある生乳を飲ませたいと運動もありました。明治乳業は、これまで異物があったり異臭があったり私たちが許すことができない企業行動憲章をみると・・・あります。言っていることとやっていることとは全然違うでありませんか。明治経営者の皆さん企業行動憲章にあるように、人格を保障するならば、働きやすい職場をつくると言うならば、真っ先にすることは争議を解決することです。この様なことを続けていくならば将来はありません。消費者・団体として明治を許すわけにはいきませんと厳しく争議解決を求めました。

明治乳業争議団;小関守団長

 30年を超えるたたかいになっています。昨年の中労委命令から確実に潮目が変わりました。差別も不当労働行為もあったと認定されました。会社は、非難は免れ得ないと断罪しています。主文・棄却取消しを求めて東京地裁でたたかわれています。中労委の命令を受けて2度にわたって和解勧告をおこなった。会社はかたくなに拒み争議継続にしがみついています。異常な姿勢を包囲する運動を、7.19院内集会を大きく成功させながら、東京オリ・パラ組織委員会への要請など、あらゆる角度からの運動を支援共闘と多くの支援をいただきながら進めています。11月29日の判決に向けて多いに奮闘してまいりますので、最後の最後までご支援お願いします。

【シュプレヒコール】

一、明治の松田社長は、新経営陣の責任で異常な長期争議の全面解決を 決断しろ‼

一、差別と不当労働行為を認定した中労委命令に従い、直ちに話し合いに 応じろ!

一、「学乳異臭事件」の原因を解明し、学校関係者や児童らに 謝罪しろ!

一、不祥事・不正行為の隠ぺい体質を正し、食品企業の社会的責任を 果たせ!

一、オリ・パラ大会への食材提供企業になる前に、長期争議を 解決しろ!

一、根室・北陸工場閉鎖を止め、雇用・地域経済への企業責任を 果たせ!

一、我々は、明治が争議解決を決断するまで断固として 闘うぞ!

 

〈ガンバロウ 三唱〉

 裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ!

 なくそうブラック企業、労働者の権利を守り、安心して働けるルールの確立を!

 憲法を職場とくらしに生かそう!

 明乳争議とすべての争議の早期全面解決めざし

  団結してガンバロウ、 ガンバロウ、 ガンバロウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
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