明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

中労委係争中争議の共同宣伝で救済機関としての役割を求める

2015年01月28日 11時20分27秒 | お知らせ
中労委係争中争議の共同宣伝で救済機関としての役割を求める


小雪の舞う寒い朝でしたが、東京私教連・鶴川高等学校教職員組合から、昨年12月18日中労委から100%の勝利命令認定があった報告と、他、公務公共一般労働組合(調査中)、建交労・京王新労働組合(和解協議中)、全労連・全国一般昭和ゴム労働組合(職権和解協議中)が参加。

タクシー業界も厳しい中、ドライバーが心温まるカンパを寄せてくださいました。

 明治乳業争議報告宣伝のなかで、マイクのもとにタクシードライバーが「ガンバレ」とカンパを寄せてくださいました。心から感謝申し上げると同時に、中労委はこの支援に応えていただきたいと報告をしました。

調査進行の中で審査の枠組みを決定づける重要局面での攻防。

「争点」は申立て主旨を審査することにつきる 都労委ゴマカシの二の舞は許されない
争点整理のあり方は  その後の審問に大きく影響

 中労委は、明治乳業差別事件調査で、会社・明治の「資料開示拒否」が明らかになった現時点で「争点整理」をおこない労使双方に提示することになりました。提示後、調整して確定するものですが、すでに双方の証人が採用され、申立人側の尋問事項が確定している(会社も争点提示前には提出)段階でどのような争点が示されるのか。
 それは、その後の審問に大きく影響するものであり、中労委の判断に注目しつつも予断を許しません。

大量観察方式による「累積格差の一括是正」こそが基本

 本来、何をどのように審査するかの中心「争点」は、申立て主旨そのものであるはずです。申立人側の「大量観察方式による累積格差の一括是正」の請求という枠組みを抜きにした審査の方法は有り得ません。
 この件で都労委は救済対象を単年度のみの差別の有無に勝手にすり替えてしまい、申立て主旨を無視してしまったのです。再審査の中心はその是正を求めたものです。
 会社が資料提出しない現時点では、申立て人側が提出している比較資料を基に外形的格差の有無と、不当労働行為の実態を判断する審査こそが必然であり、それを枠組みとする争点整理こそが唯一のあり方です。
 中労委には、その方向を強く求めるものです。

会社の資料提出拒否は  労働委員会を冒涜するもの

 会社・明治は、中労委から資料開示に応じられないとする詳しい説明を再度求められましたが、電算機入力が体制的にできなかった、しかも手書き資料はすでに存在しないなどとあまりに見えすいたウソの上塗りをくり返すありさまです。提出を求められているものと同種の資料は、すでに市川工場事件のときに会社が都労委に提出しているものなのです。
 この様に審査を冒涜する会社の暴挙は許されるものではなく、当然のことながらそのリスクと責任は会社・明治が負わなければなりません。
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明治乳業全国事件 中労委から必ず勝利命令を 解決の年に全力挙げよう

2015年01月25日 17時23分57秒 | お知らせ
明治乳業全国事件 中労委から必ず勝利命令を 解決の年に全力挙げよう


中労委で「必ず」勝利解決する年に!

 主催者挨拶に立った松本議長から、今年は、明乳差別事件30年、賃金差別されてから50年の節目です。中労委から勝利命令を勝ち取り、会社を話合いのテーブルに着かせ和解で解決させる年にしたい。
 明治乳業と云う会社は超異常な会社です。インフォーマル組織を全国につくり労働組合を乗っ取り、中山悠は、明乳労組の委員長をやって会社を乗っ取り社長になった組合員、それが現役後も実際に今でもその実権を握っている超ブラックな企業ですと告発し、明治HDを取り巻く情勢報告があった後に、3つの視点でこの年を頑張ることが強調されました。
①中労委で勝利を必ず勝ち取ること。
②明治のブラック企業を社会的に包囲する運動を広げること。
③30年を迎える長期争議を解決させる年にすること。
団結と統一でこの争議を解決させよう。

 来賓として東京地評森田議長は、地評の議長になって3ヶ月になりまして、明乳争議は知ってはいましたがこれほどに奥の深い争議と云うことを最近わかってきました。特に勉強になったのは、倉内先生のビデオを見ましてわかりました。30周年を迎える長いたたかいは、ある意味戦後の労働運動の縮図を見るようです。今年いい年になるようにご一緒に頑張っていく決意など等を語っていただきました。

 弁護団から中労委の到達と展望が話され、千葉、東京、埼玉などの支援組織からも勝ちに行く年に全力を挙げる力強い連帯あいさつなどいただきました。

 音楽家ユニオン:デキシ-バンド演奏をたっぷりと堪能し、参加者の踊りが加わるなど楽しく雰囲気が盛り上がるなかで、今年は解決しなければならない年、中労委で必ず勝利命令を勝ち取ることをめざし頑張り抜こうと、参加者ともども確認しあう「争議団旗びらき」になりました。

争議団一同エネルギーをたっぷりいただきました、「よ~し負けていられるか」がんばるぞ。
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明治乳業争議支援共闘会議 第18回総会開催

2015年01月24日 18時42分13秒 | お知らせ
明治乳業争議支援共闘会議 第18回総会開催


全国事件(9事業所32名)への都労委不当命令を乗り越え、中労委の調査のなかで命令の異常さを指摘しこの事件が求めている争点を明確にしてきたこと。明治HDと(株)明治の異常企業体質を徹底的に告発し、経営責任を鮮明にする運動を前進させてきたことを確認しました。
 この一年、中労委を舞台に11名の証人調べも終了し今秋には結審が見通せる状況のなかで、必ず勝利命令を勝ち取り、明治HD経営陣に、解決させるための意見交換が活発におこなわれ議案と組織体制が確認されました。
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明治は 30年の闘いに当事者として解決への話合いに向き合え

2015年01月14日 17時03分20秒 | お知らせ
明治は 30年の闘いに当事者として解決への話合いに向き合え


2015年明治HD~みずほ銀行本店~株式会社明治 1月13日定例宣伝スタート

30年の闘いに当事者として解決への話合いに向き合え
 
 明治HD前に、常に支援に来ていただいています地元中央区内の映演共闘・UIP支部の永山さんの闘いが、昨年12月8日に都労委の場で話合いによる「和解」が成立したことを報告いただきました。特に、明治の経営者は当事者としての責任を果たさずに、頑なに「和解」の打診があっても拒否し続けていることに言及し、私の経験からもお互いに向き合わない限り永遠に争議は解決できない。新しい年を迎えたいまこそ明治の経営者は争議団と向き合うべきだと強調していただきました。
 
 また、食品一般ユニオンの唐笠さんは、株式会社明治の前で食品一般として16回の団交を積み上げてきたことに触れ、一人でも入れるユニオンへ、相談ごとがありましたら秘密厳守をモットーにお寄せ下さいと呼びかけられました。
 
 明治HD前でチラシを受け取ってくれた方が、どの様な争議なのですか、放射能問題に関心を持っています。製品に含まれているならば数値を知りたいですね、頑張ってくださいと話されていきました。

3ヵ所での宣伝に使用したチラシを紹介します。

(争議団の面)

2015年を争議解決に道開く年に 明治は会社発展のためにも争議解決せよ
「食の安全・安心」と働く皆さんの人権を守ります

 消費者に安心・安全な製品を届けるためにも職場環境や労働条件の改善、向上を求めて真剣に労働組合活動を続けてきた。これを嫌悪した会社・明治は労働組合の抱き込みと右傾化に暗躍し、活動する組合員を賃金・昇格・仕事などで徹底した差別・排除をくり返してきました。
 この人権否定の是正を求めているのが明治乳業差別事件であり、現在「全国事件」(北海道・石川・千葉・埼玉・静岡・愛知・京都・大阪・福岡の9事業所)が中央労働委員会を舞台に争われています。先行した「市川工場事件」と合わせると、今年4月には30年にもなる長期争議を64名が闘っています。すでに12名が逝去されており何としても早期全面解決が求められています。
「労働者の人権を守れない企業には「食の安全」を願う消費者の人権・生命をも守ることができない」というのが争議団の闘いの原点であり、いまその旗を高く掲げて頑張っています。
 会社 明治の社業発展のためにも争議の全面解決が必要といえます。
 ― 2015年の年頭にあたり ―

職場では明るくいきいきと働けていますか

 いまや非正規労働者が2000万人を超えており、明治HD・食品事業関連では44%もの人が非正規で働いています。これが低賃金の温床にもなっています。さらに働く人たちへの人権をも否定することにつながっています。
 みなさんの職場にはこうした問題はありませんか。
 明るく、いきいきと働ける職場めざして共に頑張りましょう。


食品関連一般労働組合(食品一般ユニオン)の面

低線量内部被ばくから子どもたちの生命を守ろう
福島県 がん確定者84人にも 一気に増える 甲状腺がんの疑い新たに4人=計113人に

 福島県が調査している東電福島第一原発事故による子どもへの影響では、2巡目の検査で新たに4人が甲状腺がんの疑いがあると発表しました。4人は事故直後から実施してきた1巡目の検査では異常がないとされていた人です。検査は2巡目17%の実施段階であり今後まだ増える可能性があります。
 同県は1巡目の結果も発表(10月末)。がんの疑い者は109人に、うち甲状腺がんの確定者が84人となり6月末の発表後一気に27人も増えています。チェルノブイリ原発事故では3~4年後から急激にがんやその他の疾病が多くなっており、今年あたりからの推移が心配です。
 牛乳・粉ミルク等は放射性物質の含有蓄積が容易であるといわれており精密な製品検査とその公表が大切であり、消費者の大きな要求となっています。
 食品一般ユニオンは明治乳業争議団等と協力して、新しい年、子どもたちの健康と生命を守るために、この運動を強めていくものです。

TPPは乳業・酪農を破壊 消費者・働く人にも大きな影響 

 日本の酪農・乳業・食を破壊するTPPが、今年の早い時期にも妥結しかねない状況となっています。日本がTPP参加、関税撤廃などを実施すれば食品関連、特に乳業への影響は深刻なものとなります。会社や工場の操業停止・閉鎖、酪農の廃業などが予測され、これらは労働者の雇用、食の安全をも脅かすことになります。
 酪農を守り乳業経営の健全な発展・雇用を守るためにもTPP交渉からの撤退と妥結をさせない運動が、いま強く求められています。今年はその正念場の年。食・農・雇用・経営を守る共同の闘いを広めましょう。
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明治乳業出身浅野茂太郎明治HD会長 2014年旭日重光章受章 「色あせ」させることなく争議解決の決断を

2015年01月02日 17時01分19秒 | お知らせ
あけましておめでとうございます

 2015年正月2日、争議解決求め当事者責任の浅野茂太郎会長宅に訪問・新年挨拶を行ってきました。
残念ながら留守の様子でした。やむなく、下記要請書と近隣にポスティングしたチラシを封書で投函してきました。


                            2015年 1月 2日
明治ホールディングス株式会社
代表取締役 会長 浅野 茂太郎 殿
                       明治乳業争議支援共闘会議
                          議 長  松本  悟
                       明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
                          団 長  小関  守
要 請 書
新年のご挨拶を申し上げますと共に年頭にあたり
争議全面解決に向けた経営能力の発揮を強く求めます
ご承知の通り、私たちの闘いは市川工場事件から30年目を迎え、全国9事業所の事件も21年目を迎えます。貴殿も承知の通り、長期に及ぶ経過のなかでは、労働委員会や裁判所から「和解」で解決することを積極的に促す指揮もありましたが、いずれも貴殿ら貴社の否定的な対応で不調に終わっているのです。私たちは、株主総会でも繰り返し貴殿を始めとする経営陣に対し、「経営能力を発揮して労働争議を解決すべき」と求めていますが、それは二つの角度から提起している極めて正当な要求です。  

第一は、労働委員会や司法がいかなる判断を示そうとも、貴社が旧明治乳業時代から行ってきた、不当労働行為や人権否定の差別攻撃は、歴史的事実だということです。
貴社は、1960年代後半から高揚する労働組合活動に危機感を強め、全国主要工場に「インフォーマル組織」を結成し、労働者を「赤組」「白組」「雑草組」の枠組みに分断。そして、「赤組」の烙印を捺した労働者らに対し、見せしめ的に徹底した仕事差別や、昇給・昇格差別を行うなど、人権否定の労働者管理を行ってきたのであり、これらは明治乳業に在籍していた多くの労働者が体験した歴史的事実なのです。
重要なのは、貴殿自身が市川工場時代に労働者を管理する立場から体験したことなのであり、その意味でも貴殿は争議終結に責任を負うべき当事者だということです。

第二は、貴社を始め乳業・食品業界をめぐる経営環境のさらなる悪化の問題です。
円安、物価高を背景に熾烈さを増す国内市場から、世界市場を目指す企業間競争も激化の一途です。さらに、安倍政権が強引に推進するTPP協定によって、酪農には壊滅的な打撃、そして、国内乳製品工場も操業停止の危機が予測される事態です。
これら、厳しい情勢を乗り切るためには、消費者に「安全・安心」を提供する食品企業として、健全な企業活動に立ち戻ることが決定的なのであり、企業イメージも含め会社を疲弊させている労働争議を、さらに継続すべき大儀などはないのです。

今年は、浅野会長の経営能力と判断力の発揮こそが、強く求められる年になります。
年頭にあたり、長期労働争議の全面解決への英断を改めて強く要請いたします。
以上


【チラシ】

30年になる労働争議の早期解決を  求められる明治HD・浅野会長の英断
「食の安全・安心」と  働く者への人権擁護は車の両輪

 明治乳業から株式会社 明治へと社名は変わっても、長期にわたって変わることなくくり返されているのが働く労働者への人権否定です。その最たる証が、30年にもなる労働争議をいまだに解決しようとしない会社のかたくなな態度にあります。
 いま㈱明治はたび重なる不祥事・製品事故。多発する死亡災害。絶えることのない労働争議と、ブラック企業の様相を呈しています。
 働く者の人権を否定する企業には消費者の人権・生命も守れません。まさに「食の安全・安心」と職場で働く人たちへの人権擁護は車の両輪。
 いま明治に人権擁護を求める闘いが労働委員会で争われていますが、その争議の早期解決を求めて、この地域に住む明治ホールディングス・浅野茂太郎会長に新春の要請に伺っています。

●2000年以降30件にもなく製品事故
●半世紀の間、絶えることない労働争議
●36年間に7人もの死亡災害
●放射能混入牛乳・ミルクの原因隠ぺい
   ―こんなこと許せますか―
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