明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治ホールディングスに争議解決への話合いに応じることを求める行動

2013年09月30日 14時22分27秒 | お知らせ
明治ホールディングスに争議解決への話合いに応じることを求める行動


9・25東京地評争議支援総行動
2013年9月25日

明治ホールディングスに争議解決への話合いに応じることを求める行動

 2013年9月25日東京地評主催による各企業に対し、争議を早期に解決することを求める一日行動が展開されました。
 行動の目的は、「すべての争議の早期全面解決を!」「裁判所・労働委員会は公正な判決。命令を!」「首切り自由、雇用破壊の労働ビックバン反対!」「雇用創出と安心して働けるルールの確立を!」掲げ、20企業へ不当な解雇・差別への抗議と要請を行い、労働委員会(都労委、中労委)、裁判所(東京地裁・高裁、最高裁)に対する要請も実施しました。
 明治ホールディングスには、時折霧雨が降る中170余名が結集し行われました。
 

主催者代表伊藤議長

 安倍内閣アベノミクスによる雇用制度の規制緩和をはじめ、長時間過密労働と非正規雇用による不安定な低賃金労働を強制し、内部留保を増加させ「ブラック企業」といわれる企業も多く社会的問題化されている。
 明乳争議への都労委命令は、労働者権利を守るという労働委員会の本来の憲法を投げ捨てて企業の云うことを受け入れている。
 都労委の公益委員の荒木さん、この方と明乳の元社長中山氏と高校が同じでOB会などの間柄が判明している。更に、東大へ10年間で4億7千5百万円寄付している。これでは公平な命令が書かれない。争議団はいま、都労委の不当命令を質すため中労委に再審査を上げている。
 明乳の争議の早期勝利を勝取るため、東京地評として、皆さんと共に更なる明乳争議へのご支援をお誓いし共にがんばりましょう。

支援共闘会議松本議長(千葉労連議長)

 情勢は、厚労省が全国4千社に立ち入り調査を行うと発表しました。明治HDはもっとも悪質なブラック企業です。立ち入り検査を受けざるを得ない問題の一つとして、当時21歳の山中保奈美さんが一人作業をやらされ機械に押しつぶされて亡くなる、こうゆう危険が後を絶たない。福岡の工場では19歳の青年労働者が失明する。大阪では、松本寿子さんという女性に対し11年間畳1畳半のプレハブ小屋に隔離し、人権侵害として国会で追及され解放された。二つ目は、不祥事・不正が後を絶たない問題で、2000年から数えて、この8月に起こしたR-1など飲むヨーグルトに異物混入で100万本回収を起こし、消費者への安全・安心を脅かしている問題。三つ目は、半世紀以上も労働争議を引き起こし解決の決断すらできず、経営統合をしてもいまだに効果が出ずに売上げ、利益共々横ばいの状態は、会社自体が疲弊しきっていることを指摘せざるを得ない。
 また都労委命令後に、元明乳社長中山悠氏と都労委荒木尚志会長が修猷館高校の同窓生で東京修猷会・二木会でそれぞれ講演している関係と荒木教授の東大に、平成10年から20年にかけて4億7千5百万円が寄付講座名目で中山元社長から提供されている。二つの疑惑が浮上している。
 これらの疑惑が都労委命令の利害関係に深くかかわっているとみるべきと告発しました。

農民連国民運動副部長上山さん

 明乳争議団が会社の不当労働行為や差別に断固として闘い、人間の尊厳と働くものの権利を守ってきたことに敬意を表します。この争議の構図は明白で、「利益第一主義」の明治乳業が目的を達成する為に、食の安全と、職場の要求を闘う労働者を徹底して弾圧.差別してきたものだ。日々「国民のいのちと健康」を脅かす不祥事が摘発され、食の安全より企業の利潤を追求する姿勢が白日のもとに明らかになってきた。私は、明乳幹部に警告する。あなた方は、争議団との解決へ向けたテーブルに一切着かず、逆に本社の前を封鎖する異常な態度に出ている。このような対応をとり続けるならば、国民の大きな批判を受け、孤立の道へすべり落ちるだろう。直ちに、支援共闘との真摯な話し合いを強く要求する。
 農民連に結集する酪農家たちは一生懸命牛乳を生産し明治に納めているが、またしてもドリンクヨーグルトに異物混入で100万本も回収する不祥事を犯した。私たちはこの様な企業モラルのなさに怒りを禁じえない。労働争議解決にも食の安全・安心をつくることにも真摯たれと強く訴えました。

小関団長

 全国都労委事件9事業所32名に対し、7月9日結審してから1年7ヶ月もかけ「却下・棄却」の命令を下した。
 この種事件の判断手法を根底から覆し、労働委員会の存立の原点に背く超不当命令を報告。
 集団間格差の判断に必要な資料提出を拒否した会社を「やむを得ない」と免罪し、資料をないことを理由に「集団的な考察が出来なかった」として、潮流間差別事件の要件である「格差の存在」の判断を放棄した。
 不当労働行為意思を示す貴重な秘密資料の証拠類は、「入手経路が必ずしも明らかでないノートやメモ」として一切を黙殺し、その上で、会社の具体的な関与を裏付けるに足る事実の疎明をしていないとして免罪した。
 労組乗っ取りを狙って全国一斉に会社の関与によって結成された「インフォーマル組織」を「自主的な組織」と認定することで会社の支配介入全てを否定した。
 そして、労使間の激しい対立を「労・労対決」と描き、不当労働行為事件としての一切の判断を放棄し、申立人らの請求の全てを退けた。
 これまでの判断構造を覆した極めて問題だらけの内容を承服することは出来ない。この手法では不当労働行為・差別事件の救済はあり得ないことになってしまうと訴えました。
 また、命令に至る疑問や疑惑をもたれることに対し、行政の説明責任を求める要請を、なんと、事務局入口に総務局警備員を中心に2重のバリケードを配置し迎え、一切拒否する対応は、労働者の権利を擁護すべき機関がとるべき態度かと、その異常性を告発しました。
 争議団は、中労委へ再審査を申立て、都労委命令の問題点をしっかり明らかにする闘いに全力を挙げることを決意しました。
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都労委の役割は何なのか、真面に職責を果たせと宣伝・要請実施

2013年09月19日 13時16分39秒 | お知らせ
都労委の役割は何なのか、真面に職責を果たせと宣伝・要請実施


都労委は、労働者・労働組合の権利を守れ! 権利擁護機関の役割を果たせ!

 9月17日宣伝・要請を実施しました。

 東京地評主催として、この間、東京都労働委員会から出されている命令は、労働組合・労働者に対し労働者の権利および団結権が擁護されない内容になっていることから都労委に向けての宣伝をお昼の時間帯に行い、午後1時から門柳明子審査調整課長を通して、房村精一会長あての要請書を説明し要請を行いました。

 東京地評常任幹事組織局長の菊池さんは、労働委員会は、労働者・労働組合を擁護し実質的な労使関係をつくっていくことに役割がある。ところがここの所、労働委員会の責務を投げ捨てた内容の命令が相次いでいる。
 特に、この9月にアメリカの大学に行かれることで会長を任期途中で投げ出した荒木公益委員の命令は問題が多いという声も広がっていること。
 
 
 6月、7月に出された京王新労事件や明治乳業全国事件など、集団的な労働者の差別を判断するうえで、労働委員会が採用してきた大量観察方式を正に骨抜きにし、破壊をする極めて不当な内容であることは、命令内容が企業の言い分を丸のみにする判断になっている。これでは会社が、私がやりましたと言わない限りは救済されないとんでもない内容になっていること。
 労働委員会が団結権の保護をする機関である以上、この審査に於いては公平性を追求する必要はなく、労働組合を擁護して初めて対等の立場を保障する役目があることを厳しく指摘しました。
 

 荒木会長から命令を受けた当事者から命令内容の不当性・異常判断を指摘し、都労委の正常な役割、職責を果たすことを求め都労委の責任を厳しく追及し訴えました。
 ・建交労東京地本組織内の京王新労組に対する命令を遠藤書記長から報告。
 ・全労連・全国一般東京地本組織内の昭和ゴム労組への命令を森書記次長から報告。
 ・明治乳業全国事件に対する却下・棄却の超不当命令が小関団長から報告されました。


 宣伝後、代表者5名が以下の要請書を提出し回答を求めました。同時に、明治乳業支援共闘会議・争議団が8月6日に提出している疑惑解明への回答も合わせて求めました。
 以下要請内容を紹介します。

2013年9月17日
東京都労働委員会
会長 房村 精一 殿
                        東京地方労働組合評議会
                          議 長  伊藤 潤一
      要   請   書

 東京都労働委員会は労働関係上の紛争ないし問題を専門的に取り扱う行政機関として、都内の労働者の権利および団結権の擁護のために準司法的権限や調整的権限を行使して問題の解決に当たることになっています。
 しかし、最近の貴委員会は、その責務を逸脱し、都内で活動する労働組合から労働委員会への信頼を損なうともいうべき対応が少なくないと指摘されています。
 貴委員会が、本来の労働者、労働組合の権利擁護機関としての役割を果たすよう以下の点を要請いたします。
 つきましては、貴職が以下の要請事項に関して誠実に回答すること。また、要請事項を真摯に受け止め実効のある対策を講ずるよう要請するものです。

                   記

1.都労委の公益委員について、任命中に企業の外部取締役や企業の法律顧問、任期中の 労働事件の代理人などの公正性に疑念が生じる行為を行わないよう申し合わせること。
2.労組法の改正目的の第一は、不当労働行為審査の迅速化・的確化にあった。都労委も初審事件の処理目標を1年半としていると言われるが、命令までの長期化する事件が少な くない。長期化事件や長期滞留事件の原因を明らかにすること。また、結審と命令の間が長期化した事件に関して、その理由を説明すること。
3.行政訴訟を意識し、法務実務に偏重する審査・命令作業を改めること。憲法28条及 び労組法にもとづき設置された労働委員会の目的である「労働者・労働組合の迅速な権利救済機関」を十二分に踏まえた審査、命令作業を行うこと。
4.現職の弁護士が任用される審査・調整・法務担当課長などのポストを見直すこと。「労 働者・労働組合の迅速な権利救済機関」たる労働委員会の趣旨を十分に理解し、専門性と経験豊富な職員の育成を図ること。
5.憲法・労組法にもとづく団結権擁護、権利救済機関という設立趣旨に相応しい行政機 関として、労働者・労働組合に開かれた誠実な対応を行うこと。
 (1)労働者・労働組合など事件当事者の要請を、警備員を動員して排除するなどの高圧  的な対応は、絶対に許されない異常事態であり、行わないこと。
 (2)改正労組法の趣旨などに反する審査状況や命令作業に対して出される質問・疑問  ・疑惑などには、行政機関として説明責任を誠実に果たすこと。
 以 上
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明治またまた不祥事R-1ヨーグルトなど100万本回収、東京・福岡で同日宣伝

2013年09月13日 14時43分58秒 | レポート
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9月10日、明治HD前、みずほ銀行東京事業本部前、(株)明治本社前と福岡争議団もみずほ銀行福岡支店前(参加者集合写真)で宣伝を行いました。


 双方の宣伝の柱は、全国9事業所32名が東京都労働委員会(都労委)に、明治乳業が行った労働組合攻撃による賃金・昇格差別是正を求めた事件に対し、多くの民間大企業の中で同種の不当労働行為が行われた事件などで構築されてきた判断構造の基本点を覆す驚くべき判断で「却下・棄却」とした。
 
 
命令に関わった都労委会長・荒木尚志公益委員(東大教授)への疑惑が浮上、元明治乳業中山悠社長と福岡県立修猷館高校の同窓生であると同時に、「東京修猷会・二木会」の中でそれぞれが講演に立っている間柄。
 合わせて中山元社長時代に、東大へ「寄付講座」とし平成10年から20年に4億7千500万円もの基金を提供していたことも判明した。
 
 
この様な背景によって命令内容に疑惑を持たざるを得ないことは当然のことでしょう。荒木会長作成の命令において、明治は不当労働行為の事実関係、莫大な差別を行ってきた事実がことごとくすべて闇に葬り込まれてしまった。
 都労委の判断を絶対に許すことは出来ないとし中央労働委員会(中労委)で、人生をかけて誤りをしっかり明らかにしていくことの決意を伝えてきました。

 
労働者の権利を「赤組・白組・雑草組」と選別し、挙句の果てに赤組を「生産阻害者」「職場秩序破壊者」となじり、労働者を人間として扱わず尊厳をも傷つけてきた明治の経営者の歴史のもとで、いまや食の「安全・安心」を求める消費者の権利すら侵すことになっている。

 
明治が9月6日にドリンク系ヨーグルトR-1など3品目100万本にゴムの異物が混入したとして回収を公表した(賞味期限は18日、19日) (製造日は記載なし)。
 5日未明に確認し発表は6日にしたことは、すでに店頭に陳列され消費されていても不思議でない時間帯です。
 なぜ、5日の未明に直ちに取引先に出荷止めの連絡体制を取らなかったのか、ここには、わからなければとの「隠ぺい」の気持ちが起きなかったか。
 ホームページ読者から9日に店頭に行ったところ対象品目が販売されていたと連絡が来ていることを明治HD社前で報告しました。
 表向きは今後の姿勢を述べますが考え方は裏腹、危機管理はどうなっているのか。

 合わせて、2000年以降回収を余儀なくされてきた不祥事のみを通行人に読み上げ告発もしてきました。その不祥事をお知らせしておきます。

①2000年9月、明治乳業チーズにゴム破片混入し回収
②2002年6月、明治乳業製品に「無認可の香料使用」を使用し5品目回収
③2002年12月、明治乳業製品に破片が混入し53000個を回収
④2003年3月、明治乳業コーヒー製品イチゴ液を混入して製造し回収
⑤2005年12月、明治乳業牛乳に「微細なガラス粉」が製品に混入し回収
⑥2006年4月、明治乳業ウーロン茶に殺菌水混入し28144本回収
⑦2007年4月、明治乳業クラッカーの賞味期限切れで92280個回収
⑧2007年7月、明治乳業「ミルク」が大腸菌汚染13500本余り回収
⑨2008年4月、明治乳業牛乳に赤サビが沈殿し5商品(159万本)を回収
⑩2010年8月、「とろけるチーズ」などに破片混入約23万個の回収
⑪2010年6月、明治乳業ステックアイス、アレルギー物質記載が漏れで回収
⑫2011年12月、明治乳業粉ミルクからセシウム検出、40万缶回収
⑬2012年8月、明治のミルクプリンに芽胞菌検出23万個回収
⑭2013年9月、明治製ヨーグルト「R-1」らに異物混入100万本回収

 この宣伝行動の中で、特に、みずほ銀行前で私服の公安委員2名が訴えの内容をメモする行為をしていました。(8月もいたように思います)
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厚労省も動き始めた「ブラック企業」調査、明治もその対象企業に上げるべき!

2013年09月12日 16時38分15秒 | お知らせ
 またも不当労働行為が免罪された明治、争議団はこれでは終えられない新たな気持ちで宣伝実施!

9月8日争議団は、7月9日全国9事業所32名に対し東京都労働委員会が、不当労働行為の判断要件を覆す「超不当命令」出した。困難な情況をつくりだされたが、中央労働委員会に「再審査」を申し立てた。このままでは終えられないと支援する会の取組みで労働者魂を前にだし、明治の繰り返される不祥事を市民に知らせる宣伝になりました。 
 

明乳争議を支援する会田中議長は、明治が労働組合に支配介入し活動家とその活動を支えた労働者らを職場から排除と賃金差別をしてきた。いま国会でも取上げられ大きな社会問題になっている「ブラック企業」といえると訴えました。
 
 
地元戸田地区労横田議長からは、会社の意に沿わないという理由で組合活動家らに嫌がらせや人権侵害に留まらず、賃金差別を年間100万円から多い人で200万円以上の差別を受けてきた。
 明治は二重の罪を犯している。憲法を無視し民主主義を否定した行為は断じて許せない。不当性を市民・消費者、労働者に知らせ運動を広げていきますと呼びかけました。

 争議団員らは、1972年牛乳に「ヤシ油」を混ぜて販売し「インチキ牛乳事件」として国会でも取り上げられ社会的問題に発展し社長ら役員が辞任したこと。
 LG21ヨーグルトの生命でもある「ガッセリー菌」が正常に添加されていないことを承知で販売した不正行為。放射性セシウムに汚染された「粉ミルク」を販売し市民団体から指摘されて、初めて「無償交換」すると発表。

 その後も不祥事は繰り返され、この9月5日未明発覚した明治プロビオヨーグルト3タイプにゴム製の異物が混入したと翌6日になって100万本回収する等を知らせました。

 明治の全国職場の中で、労働死亡災害が7件も起きており、働いてきた戸田の工場で2010年5月9日、当時21歳の女性臨時職員が昇降機による圧縮死が起きた事件。労働争議も10件も引き起こし、現在も3件が争われている。
 
 働く者の権利を守れない企業に、食の「安全・安心」も守れない。消費者の商品を選ぶ権利も保障されない企業体質を告発しました。

 量販店前の宣伝に、買い物の奥さんが明治の品にどの様なことがあるのですかと問いかけてきました。
 関心の高まりを感じ取りもっと実態を広める宣伝を継続しようと確認しました。
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またも明治 ヨーグルト飲料を回収=異物混入で100万本―明治

2013年09月09日 12時16分38秒 | お知らせ
今後は、より一層品質管理を徹底し、再発防止に努める所存でございますので、何卒、ご理解とご協力を・・・
お題目を何度繰り返してきたことかそれでも止まらない何故‼
 
 5日未明に気付き6日の午後に回収を公表したことは、生産ラインから順次工場から出荷されている中では、おそらく5日の午後から6日にかけて消費されています。なぜ直ちに取引先に店頭販売停止の連絡を入れないのか。
 明らかに、わからなければという思いが先走っていなかったか。食の「安全・安心」を提供する食品企業として、又もやあるまじき失態を犯した。
 明治は、取引き先・消費者から見ればまさしく「ブッラク企業」の何物でもない。なぜなら、これまで如何ほど類似不祥事を「隠ぺい」し続けて来たか。

 明治が引き起こしてきている不祥事・不正は2000年から数えると何と26件目の不祥事です。なぜ繰り返されるのでしょうか。
 それらの原因は、先ず生産効率(稼働率)を高めることと同時に、儲け本位(出荷優先)を求めるために、製品検査などの結果は、物流の後からついてくるシステムになっているからだ。

 でも今回の原因は、生産ラインのゴム製品(パッキン類)の摩耗としている。配管つなぎ(近代は一本に溶接)ならば定期的交換が計画通りされているか。(計画性がなければ論外だが)
 生産終了後の分解洗浄時でも目視と弾力性点検、合わせて定期的交換がしっかりしているならば防げる事故です。
 しかし、結果として発生してしまっているのは、十分な点検作業へのゆとりを保障しているか、経験が伝承されているかの教育的問題も潜んでいるのではないか、長年携わってきた者として思えてならない。

 当然これらを防ぐための手立ての責任は、管理者の能力不足が上げられます。管理者は実際の現場の実情を理解し把握していない、能書きは一人枚だが。(机上の理解)
 いずれにせよ、浅野明治HD社長と川村(株)明治社長ラインが引き起こしたことはいうまでもないし、責任の所在を表明すべきでないでしょうか。

以下、報道記事を合わせて転載させていただきます。

 明治は6日、「ヨーグルトR―1ドリンクタイプ」など機能性ヨーグルト飲料3品にゴム製の異物が混入していたため、約100万本を自主回収すると発表した。製造した守谷工場(茨城県守谷市)で、生産ラインのゴム製部品が摩耗したのが原因という。同社は、混入したのは微量で、飲んでも健康に影響はないと説明している。
 ほかの回収対象は「プロビオヨーグルトLG21」の「ドリンクタイプ」と「ドリンクタイプ低糖・低カロリー」。3品とも112ミリリットル入り。賞味期限は18日から20日で、ボトル裏面の住所の前に「KA」と記載されている。
 明治によると、工場の従業員が5日未明、容器に飲料を入れる工程で異物が残っているのを見つけた。 [時事通信社]
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