明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

牛乳・粉ミルクセシウム汚染 子どもたちのいのちを守るシンポジウム開催

2012年01月16日 10時18分29秒 | お知らせ
なぜ、再三の指摘を無視してきたのか!

 
 「幼児用粉ミルク」が、放射能セシウムに汚染されていることが、市民団体から指摘されていたにも拘らず、「北海道の原料だから大丈夫」、「検査しているので大丈夫」として、2週間にわたり秘匿し放置してきました。しかし、世論におされて検査の結果最大30.8ベクレル/㎏検出され、希望者に無償で交換すると公表せざるを得なくなりました。

 私たちは、今回のシンポジウムで粉ミルクセシウム汚染の原因解明、責任の所在、内部被ばくの影響、そして、子どもたちのいのちをまもるためにやるべきことは何なのかを、ご一緒に考えてみたいと思います。

 また、2000年の雪印による食中毒事件以来、明治は報道されただけでも19件も食の不祥事を出しています。その背景に何があるのか、企業の社会的責任も合わせて考えたいと準備しています。

 このシンポジウムはどなたでも参加できます。ご参加をお待ちしております。
 
 
株式会社 明治の「粉ミルク」セシウム汚染を究明し  
  食の安全求め、子どもたちの命を守る緊急シンポジウム開催

パネリスト
  ・本間 慎さん:東京農工大学名誉教授
  ・服部 真さん:石川県民主医療機関連合名誉会長
          (全国労働安全衛生コンサルタント会理事)
  ・小関 守さん:明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団団長

コーディネイター
  ・松本 悟さん:千葉県労働組合連合会議長

◎ 日 .時:2012年1月28日(土)
        午後1時~3時

◎ 会 場:新宿農協会館


◆ 主催 明治乳業争議支援共闘会議(03-5606-5285)明治乳業争議団(047-332-5698)
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親会社・明治ホールディングスへ新年の挨拶を行いました

2012年01月04日 18時57分54秒 | レポート
28年目に入った長期労働争議解決と「粉ミルク」セシウム汚染原因を明らかにせよ!


2012年1月4日、仕事始めにお勤めの明治HD社員の皆さん、近隣の職場に向かわれる皆様、明けましておめでとうございます。と、社員通用口通りをお借りして、8時~9時まで支援共闘会議、支援者の14名で行いました。
全国都労委事件が昨年11月30日に結審、早くて今春にも命令交付がされること、必ず「救済命令」を勝ち取り全面解決を決断させる運動を展開していく決意を報告しました。

 いま、国民・消費者の皆さんが最も関心を寄せている、福島原発事故による放射性セシウムが、明治の「牛乳」から6ベクレル/㎏、「粉ミルク」からも最大30.8ベクレル/㎏が検出された問題での明治の態度を取り上げ、いずれも市民・団体自らが検査をして検出された事実にもとづいて、明治に通告しているにも関わらず、「北海道産の原料なので安心です」、「検査をしているから大丈夫です」などと、はぐらかすような不誠実極まりない態度をとり続け、挙句の果てには、マスコミから突き付けられ、やむなく公に発表せざるを得ない事態に追い込まれたこと。40万缶無償で交換しますと言っているが、3月に製造・販売されたもので、どれだけ回収をしたのか報告することを求めました。

 争議団は、これまで宣伝や株主総会において、検査を実施し数値を公表することが消費者に対し、安心を売ることになることを一貫して求めてきたことを明らかにし、「わからなければそれでよし」という「食の安全・安心」に対する企業精神の異常性を改めて訴え、理解とご支援を訴えました。社員、通勤者の皆さんにチラシ170枚ほど配布することができました。
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恒例の浅野社長宅へ新年あいさつに行ってきました

2012年01月03日 14時32分46秒 | レポート
迎春

必ず解決の年へと決意


昨年は物心両面へのご支援に感謝いたします。
この一年、事業再編を契機に、親会社「明治HD」と(株)明治に対し、全面解決の決断を迫る全国運動を展開してきました。
 全国9事業所都労委事件が11月30日「結審」し、命令交付が今春にも見通せる重要な局面を迎えました。「救済命令」を求める署名活動と都労委要請を全力で取り組んでいるところです。是非ともご協力をお願いいたします。
 「明治」の経営状態は、業績低迷から業界3位に転落。さらに、「粉ミルク」からセシウム検出問題で、不誠実な対応に対する世間から厳しい目を向けられている現状です。まさに、争議を抱えている場合でないのです。「救済命令」を勝ち取り、全面解決への年にと決意しているところです。引き続くご支援をお願いし新年のご挨拶とさせていただきます。

明治乳業争議支援共闘会議
明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団

          
松本支援共闘会議議長先頭に、恒例の浅野社長宅へ新年あいさつに行ってきました

 支援共闘会議松本議長先頭に、浅野社長宅へ、支援者と争議団18名で新年のご挨拶に要請書をもって伺いました。雨戸を閉めて留守のような状態でしたが、一部閉めていないところを見る限り遠出はしていないようすかと感じられました。以下の要請書とチラシをポストへ入れました。近隣の方々にも行動の趣旨を知っていただくために、チラシに要請書を添付し100枚ポスティングさせていただきました。
 松本議長から参加者に、全国都労委事件で勝利命令を必ずいただき、市川事件含め全面解決を勝取る決意が話されました。


2012年1月3日
株式会社 明治
代表取締役 社長  浅野 茂太郎 殿

明治乳業争議支援共闘会議   
  議 長 松本  悟  
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議
団 長 小関  守   


要 請 書

謹んで新年のご挨拶を申し上げますと共に
年頭にあたり争議全面解決への決断を強く求めます

昨年は、甚大な被害をもたらした大震災、原発事故による放射能汚染の深刻な広がりなど、国民生活の「安全・安心」や子供たちの未来への不安が募りましたが、その収束の目途すら見えない状況での年明けとなっています。
そして、かつて経験したことのない事態のなかで、企業活動の在り方も厳しく問われています。特に、農・畜産物や海産物などの放射能汚染による内部被爆への心配が、消費者・国民の厳しい声として食品企業や行政にも向けられているのです。

私たちは昨年の明治HD株主総会において、食品企業の社会的責任として企業独自の放射能汚染検査を行い、その結果を「暫定基準値」以下でも公表し、消費者の選ぶ権利を保障すべきであることを、株主として提起したことは貴殿も承知のとおりです。
しかし、貴社は私たちの提起を無視してきました。その結果、学校給食牛乳で放射性セシウムが検出された東京・町田市の件でも、また、粉ミルク「明治ステップ」での放射性セシウム検出の件でも、貴社の対応は消費者からの通報によるものである等、子供たちを守る為に「安全・安心」を必死に求めている消費者の、その切実な感情を逆なでする結果となっているのです。私たちは、このような貴社の異常な対応が続くならば、企業存続の根幹すら揺るがしかねない重大な事態にあると考えています。

私たちは年頭にあたり、(株)明治が歴史的に抱えてきた二つの企業体質を指摘し、貴殿の決断によって速やかに改善・是正されることを、改めて強く求めるものです。

第一は、労働争議が長期に及んで絶えない企業体質です。現在、全国9事業所の事件が東京都労働委員会で結審となり、今春には命令交付の見通しですが、この局面が長期に続いた労働争議を終わらせるタイミングだと私たちは確信しています。

第二は、不祥事や不正行為などの絶えない体質です。放射能汚染問題での深刻な消費者の声を真摯に受け止め、この重大な問題を契機に食の「安全・安心」を担う社会的責任として、健全な企業活動に向けての体質改善を行うべきではないでしょうか。

厳しい経営環境を乗り越え、貴社が総合食品企業として飛躍をするめにも、労働争議の全面解決は避けられない課題であることを述べ、年頭のご挨拶といたします。
以上
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